ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

欧州旅行記(レジデンツ)〜本編その12〜

 

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「ここが、魔王のいる迷宮の入り口か。。。」
「ここから先は、真の勇者でないと入れない。」

この水盆に右手をひたせば、選ばれた勇者のみに扉は開かれるのだ。

 

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静かに、扉は開かれた。前に進むにつれ、次々と扉は開いていく。

まるで我々を魔王の潜む、最奥へと誘うように----

 

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迷宮の内部は閑散としていた。

宝探しで有名な場所とはいえ、迷宮の奥に潜むという噂の、最強の魔王を恐れて、生半可な勇者では近づけないからだろう。

 

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我々の足音だけが空洞に響く。

気のせいだろうか、右側の壁のたくさんの肖像画から視線を感じる。

一見、豪奢な貴族の館に見えるが、いつ何時、魔物が襲ってくるかわからない。

気を抜かないよう、あらためて腰に差した剣に手をかける。

 

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妖魔の気配はするが、実体のない影がうごめき、剣は虚しく空を切るだけだ。

やはり、霊感を持つ魔法使いをこのパーティに加えるべきだったのか。。。?

 

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魔物の妖気はますます濃くなっていく。

誰もいない豪華な室内に灯りの灯ったシャンデリアが1つ。

この先、どうやって進んでいったら良いのだろうか。。。

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事前に入手していた情報よりもずっと巨大な迷宮だったようだ。行けども行けども、きりがない。

 

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どうやら鏡の間に出たようだ。事前情報では、魔物だけを映し、人間は映らない魔法の鏡があるということだった。。。どうやらこれのことらしい。予想通り、我々の姿は映っていない。

 

手探りで進んでいくうちに、どうやら食堂にたどり着いたようだ。

豪華な金銀の食器に目を奪われていると、不意に、「ようこそ、我が城へ」と、どこからともなく声が響いた。

なんと、壁に掛けられた貴族の肖像画から声がするのだ。

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肖像画に描かれた男から話を聞くと、どうやら大昔のこの城の城主だということだった。城全体が魔法をかけられ、城の人々は肖像画に閉じ込められたらしい。

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たしかに、左側にたくさんの肖像画が壁に掛けられている。

 

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城主によると、この扉のない通路をまっすぐに進むと真紅の部屋に出るという。そこにある王冠と剣を肖像画の前に捧げて欲しいというのだ。

 

たしかに真紅の部屋は存在した。

鏡の中に妖魔の影がうごめいて我々を妨害するが、奥の部屋に何か光るものがあるようだ。

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「あった!」

これが城主に代々伝わる王冠と剣だろう。

さっそく元来た道を戻り、肖像画の前に置くと----------

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それまでずっと薄暗く、

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妖気に覆われていた城はたちまち、

陽気に覆われて(ハイここ笑うとこ)

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無事、世界に平和が戻ってきたのであった。

wikipediaさん晴れてるレジデンツ画像ありがとう)

めでたしめでたし

 

 

注:全画像

レジデンツ(旧バイエルン王国ヴィッテルスバッハ王家の王宮)

欧州旅行記(考え方の違い)〜本編その11〜

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これはペスト記念柱

ウィーンのグラーベン通りに17世紀に建てられた塔です。

 

ペスト(が終焉して良かった!神様ありがとう!)記念柱です。(念のため)

天使たちがペストを退治しているイメージなのかな。

ウィーンだけでも15万人亡くなったとか。。。世界史に残る大流行だものね。

 

 

その近くにある、シュテファン大聖堂。

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この大聖堂の地下には、ペストで亡くなった人々の一部と、司教、そしてハプスブルク家の人々の心臓以外の内臓が埋葬されている。(心臓に魂が宿るという考え方から、別の教会に分別埋葬されているらしい)

 

 

そう、これだけ大量の人々が埋葬されているということは。。。

あるよね、あれが。。。そう、

カタコンベ

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いや、インターネット、「カタコンベ」で探せば画像はあるんだろうけどさぁ。。

載せたくないので想像図を描いてみたよ。

 

シュテファン大聖堂には「ガイドつきのカタコンベツアー」もあるというのに、なぜ「想像図」なのかというと(そもそも墓地は撮影禁止)、参加できなかったんですよね、到着した時にすでに時間切れで。(ガイドツアー申し込みは15時半までだった)

いや、行かなくていいよ私!夢に出そうだから!

そもそも、ネットで画像検索するのもおそろしいのに、なぜ直接見に行こうと思ったのか。海外旅行でテンション上がって、何かが麻痺していたとしか思えない。

 

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 この日、地下には行けなかったけれども、大聖堂内部(1階部分)の見学&撮影はできたのですよ。

たくさんのろうそくと、ステンドグラス。

自然と厳かな気持ちになるね。

そして、天井に謎のオブジェ

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あれは何を現しているのだろう。

あの1つ1つが一人ひとりの魂(たましい)を現しているのかもしれない。。?

 

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そうか、このオブジェは亡くなった人々が魂魄(こんぱく)となり、この教会を通って天国に行くということを現しているのかも。傍らにはろうそくたてと祈りの場があるし、亡くなった人の遺族も、これを見て慰められたかもしれない。

 

たとえ、この世に体は無くなっても、魂は神の身許へ向かうと----

 

 

後日談(本当に夢を見た)

帰国後、シュテファン大聖堂の夢を見た。

「なんでしょう、あれは?」

「あれは きのこ です。」←私が力説している

「原木に生えた、たくさんの きのこ です。」←私が力説している

「ええ〜〜〜?!||| ( ̄□ ̄;)!!」

 

画像:イメージ

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10日間で育つ きのこ 栽培キット - ブルーファーマーズ - (Amazonより)

 

あの天井のオブジェ、あれは原木から生えた きのこ だったのか。。。!!(納得)

という謎の夢を見たというオチ。(本当、自分、何考えてんだろ)

せっかく荘厳な気持ちだったのに。。。!結局あのオブジェが何なのかはわからないまま。。。!

 

それはともかく、有名人や市井の人々の墓所や棺、遺体(骨)を積極的に見せていく文化って独特に感じます。

根底にメメント・モリmemento mori)があるのかしら。。

 

そういえば、数年前に行ったイギリスでもそうだったっけ。

「地下墓地のその先にトイレとカフェとお土産やさんがある設計なので、どうしても棺をたくさん見なければならない日記」→

イギリス旅行記 巡礼の旅 後編 - ぐるぐるぐるめ♪

 

日本にはあまりみられない文化というか。。ハレとケだと「死」はケガレの方に入るから。。

博物館的に、「これが貝塚から出土した縄文人の骨です。」とか、「古墳に埋葬されていた豪族です。」と、展示されているのはよく有るけど。。

あ、でも、中尊寺金色堂ではミイラが展示されていたっけ!(全然意味合いが違う!)

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「ハレ」と「ケ」だったらハレてる方の遺体?

 

さまざまな考え方の違いを見てきたけど、「死」の扱い方が一番、日本と異なるんじゃないだろうか。でもメメント・モリは日本人にも親和性があるのでは?と個人的には思うんだけど。

 

 

 

おまけ。

考え方の違いといえば、もうひとつ。

ウィーン国立歌劇場でバレエ(Le Corsaire)を鑑賞したのですが

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(舞台は撮影禁止なので会場だけ撮影。)

 

会場には、女性だけでなく、たくさんの(正装した)男性たちの姿が。

欧州ではバレエは身体芸術としての位置付けなのだな、と感じた。

 

実際、人間の肉体の極限まで極めるような振付(←運動オンチの私から見ると完全に限界を超えているのね^^;;)を見ていると、近年のフィギュアスケートに近い。バレリーナって、アスリートなのかも。

チュチュのリボンやフリルで見た目、惑わされてしまって日本では誤解されてる部分もあるかもなぁ。。もったいないなぁと感じました。

うまく説明できないのだけど。

 

欧州旅行記(文化の違い)〜本編その10〜

いよいよ欧州旅行本編も10回目。

今日は、ドイツ、オーストリアを回って気になった、2、3点について。(これを言い出すとたくさんありすぎてキリがない気がするけど)どうしても言いたい何件かについて。

 

1、自転車乗りがとっても優遇される文化ということ。とくにオーストリア

歩行者用の歩道、車用の道路の他に、自転車専用道路がある。

日本の場合、とくに都内だと、ただでさえ狭い道路で、路駐してる車も多いものだから、自転車だとあぶなっかしくて。かといって、もっと狭い歩道を走るわけにはいかないし。たくさん歩行者がいるし。

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しかもオーストリア、電動自転車が必要ない。

外国人の英会話講師に、いくら電動自転車の利点を説明してもイマイチ通じなかった意味がわかった。

そもそも、坂がないから。

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飛行機から見たオーストリア

街はどこまでも平ら。坂も山も見えない。そして道路も広い。

完全に都市開発の勝利だな。

自転車どころかキックスケーターもスケボーもしっかり通勤の足として使われている。

(キックスケーターに乗って通勤する中年、初めて見たし。。)

そりゃ、これだけ平らで広い道路ならねぇ、わたしだってローラースケートで通勤したいよ。

 

画像はwikiからですが。(キックスケーター)

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ふだん港区/品川区/目黒区をウロウロしてると3分に1回は坂が目の前に現れるからね。遭遇率はスライム並みだよね。(しかも魔王レベルの巨大坂ばかり)。坂だけで電動自転車、ほぼ毎日充電しなきゃならないくらい消耗するからね。

 

オーストリア、駅のホームでもスケボーに乗ってるのがびっくりしたけどね、日本だったらこれはお叱り案件だよね。おおらかだなぁ。まぁ、あまり人もいないしね。

そもそも、人口密度が日本の人口密度は335人/km2、オーストリア104人/km2だもんね。日本のラッシュの混雑が異常なんだよ!!

おおらかといえば、電車の中に大型犬を乗せられるところもすごい。盲導犬というわけではないのに)

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(遊園地の汽車ポッポみたいな内装ですがこれは地下鉄です。)

そういや、まるごと1つ、工事中だからって駅ごと潰して電車が素通りしてたっけ。周囲に住む人たちのために、駅の一部は営業するとか無いのね。やることがダイナミックだよなぁ。だれも文句言わないのもすごい。そういうカルチャー??

 

駅のホームにて。犬と目があったら近寄ってきた、人懐こいなぁ。しかし大型だからちょっと怖いんだよね。。

日本の都心でよく見かける、小型犬(チワワ、ポメラニアンなど)をつれた人は見かけず、中型犬や大型犬ばかりだった。

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やっぱり、人間が大きいから、ペットも大型が多いのかな?住宅事情もあるかもしれないけれど。

でも、住宅事情はよくわからないけれど、ホテル事情には一言申したい。

今回、宿泊先を探すのにとても苦労したのよ。

気になった点その2,「ホテルはシングルやダブルばかりで、ツインルームがない」

まぁ、ここが、我々が泊まったホテルなのですけど、ベッドが狭いんですよね〜!

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嘘です。レジデンツの画像流用)

 

本当はこちらです。

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はい、これはハリウッドツインタイプの部屋ですね。あいかわらず、ベッドは狭いですが。。実際に宿泊したのはこのお部屋です。探すのが本当に大変だった。(Tさんありがとうございます)

ヨーロッパ、一人旅かカップル旅かの2択しかないのか??

友達同士でワイワイ、同じ部屋でおしゃべりしたりお菓子を食べたりということは想定していないのかもしれない。不思議な文化だ。。。家族旅行はどうしてるの??まぁ、ヨーロッパの人たちから見たら同性の友達同士で旅行している私たちの方が不思議に見えるのかもしれないが。。

 

まぁ、たしかに、信号までカップルだからね!オーストリア!ええい!この!リア充の文化め!(笑)

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青信号。女子が男子の手を引くのね。。そういうカルチャー??

でも男子の方が猫背っぽいから、

「おじいちゃん大丈夫?手を引いてあげましょうね (孫)」

的なイメージがしないでもない。(じゃあハートマークは何なんだよ!!)

 

 

はい、この、室内で黒ヘルメットをかぶってる変な人は私なんですが。

いや、体力的精神的に髪をブローする余裕が無かったんですが。

いや、多分、ヨーロッパの水質が髪に合わなくてこんなことに。

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ゴワゴワしてるのは髪だけじゃなくて、タオルも。この大きなタオルはバスタオルではなくボディタオルなのですが、洗いにくいったら。

 

バスタオルなんてもう、扱いきれない、分厚くて、大きすぎて。これは絨毯かな?

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これらの分厚いタオルで、小さなシャワールーム内で体を洗うのはひと苦労だった。

感覚的には、シャワールームは公衆電話ボックス的な狭さ。アジア人より体の大きなヨーロッパの人々は、どうやってあの小さな箱の中で体を洗っているのだろう??

日本のホテルの大浴場だの露天風呂だのを当たり前と思ってるとビックリだよね。。日本だけなのかしら、風呂にこだわるのは。

まぁ、日本は湿気がありすぎて、毎日風呂に入らなきゃ、やってられないって事情はあるにしても。。(乾いた欧州から帰国したら空気が湿気を含んで重苦しかったよ)

今までカナダや中国にも行ったけれど、ホテルの風呂設備とベットの大きさは日本が一番大きいのよね。。。そういうカルチャー??

たぶん、海外は、ベットを狭くしてでも、部屋を広く見せたいのだろうなぁ。

 

 その3、アジア人の見分け方。

コスプレにしか見えない、客の呼び込みの人。

ひと目で私たちが日本人だと見抜いて、「こんにちは!」と、声をかけてくる。

ドイツ、オーストリアには日本人のほか、アジアの観光客がたくさん訪れている。それなのに、正確に私を日本人だと見抜く。

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こんなコスプレでも、こういう街にジャストフィットですよ!むしろ、コスプレじゃない私たちが浮いてるよ!日本の江戸時代に、洋装で迷い込んだ未来人みたいですよ。

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欧州の人が、顔つきでアジア人を見分けてくるとは思えない。

わたしは昔、上海に行った時、現地の人から中国語で話しかけられたことがあるし。

おそらく、「行動」で見分けているのだと思う。

ざっと見た感じ、中国人はツアーで、団体で動いてることが多い気がするし。

少人数の同性の友人同士で連れ立って歩いてるのは日本人なんじゃないのかな?

わたしはそんなふうに推理してるんだけど。。。

 

 

 書きたいことがありすぎて、日記がぜんぜん追いつかない。。シュテファン寺院も書きたい。

(もちろんそのあとレジデンツシェーンブルン宮殿も書くよ!)

 

欧州旅行記(教会でミサ)〜本編その9〜

激流のドナウ川から、デュルンシュタインの街に一歩、足を踏み入れます。この日は初夏を思わせる陽気。ちょっと、南欧っぽい雰囲気。

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丘の上に古城が見える。

のんびりと時が流れる街です。(ドナウ川はのんびり流れてないけどね!)

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川下りしてるときから気になってたんだよね、あの青い教会。。。修道院教会らしいけれど。

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青い空と青い教会と、黒い濁流がいい対比だ!(笑)

 

ちょっと、この教会の中に入ってみようと思います。

入り口で入場料を払い、チケットを購入して、いざ入場!

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感想:この教会は、あのルートヴィヒ2世ノイシュヴァンシュタイン城を作った王様)だったら、メッチャ感動する城だろうなぁ。。。なぜなら。。。

こんな古式ゆかしい教会のように見えて、全てが自動化されてる建物だからです。

すごいです、中世の古びた重い木製の扉が、わたしが近づくと音もなく自動で開き、

(こんな扉が。音もなくスーーーッとね。)

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そんな調子で、全ての木製/石製(のように見える)扉が、近づくたびに音もなく開き、閉まり、開き、閉まり。。いつの間にか教会の奥へ奥へと誘導されていき。。。

書いててちょっと怖くなったんだが、ここ本当に教会だよね?

いったいどこまで来てしまったんだろう?

教会の中を突き抜けて、入り口の反対側のベランダまで来てしまった。

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「へぇ〜、ベランダからの眺めがいいねぇ」、と感心していたら、背後で音もなく扉が閉まる、と。(怖っ!閉め出される??)

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こんなあふれんばかりのドナウ川を目の前に閉め出されたら怖いって!

 

誰も客がいないなぁ。ちょっと入場料がお高めだから観光客は敬遠するのかしら。。わたし一人で、ちょっと怖いんだけど。。。(きっとこの教会は自動化リフォームした際にお値段がかかったに違いない。。それが入場料に上乗せされてるんだわ!)

 

でも、「いきなり目の前にあられる魔法のテーブル」を演出したルートヴィッヒ2世なら、この教会、大好きだろうな!魔法の教会みたいだもの。

開けゴマ!

ババーーーン!

荘厳なパイプオルガンの響きとともに目の前に現れたのは、祭壇だった。

まさにいま、ミサが始まろうとしています。

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 あまりにも自動化されてるから司祭もロボットかAIかしらと思ったけど、人間だったよ。

ちなみにこの教会、中庭に、美しい建物と自撮りできる等身大の鏡まで用意してあって、インスタ映えもバッチリです。トイレも完全自動化されてるし、ここの修道士は生活が楽だろうなぁ。。って、現代はもういないか。。。もとは修道院教会らしいけど。

 

じつは今日はミサに参加するのは2度目。

令和になって初めてお祈りする場所がヨーロッパの教会とはね〜

 

本日1度目のミサは、メルク修道院でした。

朝、ウィーン西駅から電車で出発。

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メルクの駅を降りると丘の上に荘厳な建物が見えます。

メルク修道院オーストリアバロックの傑作、もちろん世界遺産です。

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今日は夏を思わせる陽気。高台へ登っていくと。。。

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ドイツ、オーストリアを訪れて残念だったのは、食べもの、ではなくて 室内の撮影が禁止された施設があったということ。このメルク修道院もその1つ。数年前までは撮影し放題だったらしいのだが。。。(あと撮影禁止で残念なのはシェーンブルン宮殿

 

ガイドさんによると、室内の写真を載せたガイドブック(約1000円)が売れるように、という措置らしい?のだけど、だったら入場料に上乗せして、室内を撮影し放題にして欲しいんだよなぁ。。。だって、本当に美しいから。光の加減とかも考慮して、この手で撮影したいよ。

 

これは修道院内の図書室。(wikipediaの画像)

昔、修道院が祈祷だけでなく学問を追求する場所でもあった、というのがよくわかる。

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すべてが美しい金色なんだけど、落ち着くんだよねぇ。。

 

礼拝堂(wikipediaの画像)

わたしたちが礼拝堂に辿り着く頃、ちょうどお昼のミサが始まりました。

パイプオルガンの音、いいなぁ

この空間でなら天使や神の存在を信じる人たちの気持ちもわかるかも。

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ま〜、わたし個人は神どころかキリストの存在自体も疑っ。。。(自主規制)

でもそんなわたしですら、なぜか、おごそかな気持ちにさせてしまうメルク修道院ってすごいわね。

たぶん、「神」を信じてこの修道院を作った人々や、ミサで祈る敬虔な人々の気持ちの美しさに心うたれるんだと思う。

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(同じく、wikipediaの画像)

 

 

おまけ画像:メルク修道院から、眼下の風景

リアルでおとぎ話に出てくる街みたいだ。

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欧州旅行記(ドナウ川、青くない)〜本編その8〜

「ヴィーナー・シュニッツェル Wiener Schnitzel」

日本語訳:ウィーン風の仔牛のカツレツ

は、ウィーンの名物料理。

もはやお約束通り、一人分が巨大なのでこれはTさんとシェア。

これに添えられてるのは、なんとブルーベリージャム

出たよ、肉料理+フルーツソース、これは、酢豚にパイナップルが許せない人間にとっては拷問。。。!

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だれか、わたしに、デミグラスソース/ウスターソース/タルタルソースを。。。!

いや、贅沢は言いません、ケチャップとか、マヨネーズでもいいです。。!

(いや、そっちのほうがゼイタクか?!)いやもう、これは塩胡椒でいいや。

 

 

さて我々はこれをウィーンのどこで食べているかというと。。。

 

 

水上。

船上でモグモグ食べてます。

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私の頭が写ってる。

 

一見、湖のように見えるこの水上がどこかというと、ドナウ川

ドイツから流れて、オーストリアからハンガリー、そしてブルガリアルーマニアから黒海に抜ける巨大河川ですね。もはや世界史。地理(世界)。

ウィーンは中流域だと思っていたけれど、地図を見るとまだまだ上流付近みたいですね。(地図の画像:wikipedia

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今日は、長いドナウ川の中でも一番美しい景観を持つといわれ、世界遺産にも登録されているヴァッハウ渓谷に来ています。

沿岸には古城、修道院、中世の街並み、一面のブドウ畑が広がります。

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ドナウ川、青くない。(濁流)

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いや、撮影の仕方(光の加減によっては)青いか。。。?

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(山の頂上に古城が見える。)

 

今日は我々、Veltraのヴァッハウ渓谷ドナウ川クルーズ1日観光ツアーに参加しているのです。

沿岸にはメルク修道院(「薔薇の名前」のモデル)、←あとで記述予定

シェーンビューヘル、アックシュタイン城、シュピッツ、バイセンキルヘン、ドゥルンシュタイン、クレムスといった世界史に登場する地名がゴロゴロしています。

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ドナウ川沿岸に建つ古城)

 

なんとなく事前の想像ではドナウ川って、青く透きとおり、ワルツのようにゆったりとした悠久の流れのようなイメージだったのだけど、けっこうな激流です。

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川からゴォォォ〜〜〜〜!という地響きするし、こんな大きな船が制御効かなくて、横っ腹に流れを受けて、川の流れに垂直の向きで押し流されていくよ。

この日のドナウはワルツっていうより、ヘビメタな曲のイメージ。

たぶん、今後の人生でわたしは「美しく青きドナウ」を耳にするたびに、「嘘。。!ドナウ川はもっとロックだよ。。!」と思うだろう(確定)。

 

 

この船に乗る前に、メルクの街を散策したのだけど、2013年に大規模な洪水があったらしい。ガイドによると、歴史的にこのエリアは何度も浸水してきたという。それは川の流れがこのエリアで複数回、直角になっているから、と、

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早く治水工事したほうがいいよ。。

(でも、複数の国にまたがる国際河川だから工事もいろいろ大変そうだわ)

 

 

まぁ、濁流なのは数日前、ドナウ川の上流ドイツで大雨が降ったからだよね。

 

5月20日:ドイツにて

この日は土砂降りでした。傘にレインコートに、重装備です。

(背後はノイシュヴァンシュタイン城

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(小雨になった瞬間に撮影)

 

 

そして、その4日後の5月24日、中流域のオーストリアは晴れてますが、濁流なのです。

多分、あの数日間の大雨の影響だと思うんだけど、

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そして5日後、5月29日、さらに下流ハンガリードナウ川の遊覧船が沈没したんだよね。。。


 

は、早く治水工事して。∑(゜ロ゜ノ)ノ

まぁ、あの大雨による影響なのかどうかは不明なんだけどね

 

しかも、この街には、歴史的にどれくらいの高さまで浸水したかっていう記念碑まであるのよね。。。

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なにがヤバいって。。。

 

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ちょっとちょっと、オイオイオイオイ

∑(゜ロ゜ノ)ノ

何メートル浸水してるのよ。。。

 

ああ、だからメルク修道院は高台に建設してるのよ。。。

うっかり沈んじゃったら大変だわ!

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欧州旅行記(プレッツェルな日々)〜本編その7〜

ヨーロッパから無事帰国して間もない、初夏のある日。

港区のフレンチにちょっとしたお食事会で行く機会がありました。

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(chez tomo Natural Cuisine@白金)

 

お食事会はなごやかに進んで行ったのですが、表向きはともかく、わたしは(内心)興奮しっぱなしでした。

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なんという繊細さ!

野菜が細かく切られていて、1つ1つ、味がちがう。

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インスタ映えという言葉がこれほど似合うプレートもないでしょう。

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お肉も野菜もやわらかく、そして見た目も美しい。

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オーガニック100%の自家製パンにオリーブオイルとこだわりの塩。

おいし〜い!もっと食べた〜い!パンが小さすぎる〜!パンのおかわりはないの〜?


食後のカフェには、ユリ・ゲラーが念力で捻じ曲げた ユニークな形のスプーンを添えて。。

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もう、最初から最後まで大興奮ですよ、ああ、日本に帰ってきたんだなぁと。

 

細かく切られて、1つ1つ個別に味付けされて、見た目でインスタ映えを狙うって、

わたしは日本に帰ってきたんだなぁ。

わたしが今、いるのは日本なんだ。

 

 

(先週まで食べていたドイツ料理を思い出す)

 

 

。。!そ、素材が、とても活かされている!!!!

素材を活かしきった料理!!!畑から丸ごと取ってきた!

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比べちゃダメ!!どんな料理もフレンチと比べたらダメよ、ハンデが大きすぎる!そう、ドイツだってフレンチレストランに行けば繊細かもしれないじゃん!(行く機会はなかったけど)

コンセプトが違うんだ、目指してる方向性が多分、真逆なんだよ。

 

ディスってない!ディスってないよ。

 

自然から生まれた素材自体の魅力を

そこなうことなく、

余すことなく、

自然の恵みを最大限に1つのお皿に表現しているんだ!

これはそういうメニューなんだ。。。うん。

 

 

一生分のプレッツェルを1週間で食べた。

大げさではなくて。

こんな看板、日本ではなかなか見ない。

「巨大プレッツェルを高々と掲げる店」

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いや、駅地下のお店でもね、

「わたしがパンの代表です。」みたいな顔で堂々と鎮座ましましてるプレッツェルさんを見てね、ああ、ドイツ/オーストリアの人は本当にこのパンが好きなんだなぁと思ったんですよ。

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日本だと、プレッツェルって、メインは張らないというか、アイドルだったら「センターにはならない」タイプじゃないですか?好きな人は好きだけど、マニアックだね〜、みたいな。。

ちなみにわたしの中でパンの主人公は「メロンパン」と「スコーン」なんですけどね。あったら必ず買うけど、ドイツで見かけなかったな〜。これもマニアックか。。

あっ、でも「ケシの実あんぱん」はおいしかった!!!(そういう名前ではないと思うが。。)

Bäckerei Schmidl@デュルンシュタイン

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 噂では、都内のオーストリア大使館がこの店のパンを空輸してるって。。ホントに??

 

 

でも、さすがにプレッツェルでサンドイッチを作ってるのを見た時は。。。(ミュンヘン国際空港にて)

相当な技術と覚悟を要さないか???これ。相当好きなんだね、プレッツェル

これ、裏側どうなってるの??どうやって食べるんだろ。ボロボロこぼれそうで。

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ドイツ、ミュンヘン名物の白ソーセージ「ヴァイスヴルスト(Weißwurst)」を注文した時もね、、、(ああ、この時、雨が降っていて、車に思いっきり水跳ねされて、楽しみにしていたバイエルン王博物館のレストランは閉店していて。。。)という思い出もよぎるけれど、「死ぬこと以外はかすり傷(←座右の銘)」の精神で、もういいんだ、そんなことは!

 

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最初は何事かと思ったもんね、わたしが注文したのはソーセージのはずなのに、それはそれは見事なプレッツェルがドドーンとテーブルに供されたのでね。

ちなみに、周囲のグラスや皿が全体的に大きいから目立たないだろうけれど、このプレッツェル、わたしの手のひらをいっぱいに広げても余るほど巨大ですよ。

 

この、プレッツェルの乗ったお皿をどかすと、温かいスープに白ソーセージ(仔牛肉&香辛料入り)がプカプカ浮いて入ってました。

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このソーセージは作法に則って、皮から中身をはがして、バイエルン独特の甘いマスタードをつけていただきます。意外に簡単に皮を剥ぐことができました。

 

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 もぐもぐもぐ...σ( ̄~ ̄)

 

 

。。。うん!これの方が美味しい!

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(画像:シャウエッセンの公式サイトより)

 

 

 

気を取り直して、ミュンヘンのツム・フランツィスカーナー(Zum Franziskaner)では、

Zum Franziskaner - Tradition im Zentrum Münchens

(このお店、日本語メニューサイトがネットにあるんですよ。。個人のサイトらしいのでリンクはしませんが)

 

ここでは伝統的なバイエルン料理を注文しました。。。ドイツに滞在して数日、1皿が大きいということは身にしみてわかっていたので、わたしは「量を半分にしてください」と、ウェイトレスさんに頼みました。「OK!」と、笑顔でうなずいたウェイトレスさん、

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(レバーケーゼ目玉焼き乗せ、ジャーマンポテトサラダ添え(Hausgemachter Leberkäse –abgebräunt-))

 

 おかずは半量にしてくれたのに、どうして。。。どうして、プレッツェルでかいのが2つもついてくるのか。。メニュー表どおりの普通の分量なのか。。。変えられないのか。。。??

この国にいる限り、プレッツェルからは逃れられない運命なんだ。。。!

 

 

いかん、ドイツの名誉のため、この記事も書かなければ。。。!

それはドイツ滞在最終日の夜。明日はウィーンへ飛ぶということで最後の乾杯をしに、我々は有名店、ラーツケラー(ratskeller) に行きました。

Das Restaurant Ratskeller am Münchner Marienplatz - Ratskeller München

 

大丈夫、ドイツ、素晴らしい!という記事をこの下に続けます!

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「じゃあ、乾杯しましょうか」と、Tさん。かなりの人気店なのか、店の中は満席。それでも次から次へとドイツ人、アジアの団体客が入ってきます。

 

かわいらしい、ドルチェのメニュー表からもわかるとおり、こちら、ドイツとは思えないような インスタ映えメニューが並びます。ワクワクしますね〜

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レディースサイズのビールで乾杯です!

「レディースサイズ(300ml)」ドイツで初めて見ました。いままでの店は有無を言わさずリットル単位だったからなぁ。。細やかな気遣いですよ!

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さぁ、我々が注文したのは、アフタヌーンティー。。。

ではなくて、初めて見た、

アフタヌーンビール?(おつまみ3段重ね)

正式名称は違うと思うけど。。この店のメニュー表に写真と日本語説明文があるから、これ!って指差せば注文しやすいと思う。

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ちなみに、この3段重ね、「前菜」扱いで、メインは他に頼むタイプなんですよ。。。
いやいや、十分ですよ!!!もうこれで、お腹いっぱいですって!!ホントどうなってるの、ドイツ人の胃袋は!!!

「三段重ね前菜」+「巨大なメイン」+「スイーツ」で65ユーロよ♪と言ってるメニュー表。

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このアフタヌーンビールに、でかいメイン皿を一人1つ頼んで、さらにスイーツもどうぞ〜って言ってる。間違いなく胃袋が4つくらいある人向け。スイーツは別腹なんだな。

 

アフタヌーンビール1段目のお皿はブルスケッタですね。

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2段目は、え〜と、なんだろ、ラタトゥイユ的なおつまみに、モッツァレラを載せたものかな。。。?野菜がメイン。

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一番下の皿は、スモーク系のサーモンとハムですね。おつまみの定番。

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さぁ、明日はいよいよウィーンへ飛びますよ、ドナウ川クルージングでも書こうかな。

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欧州旅行記(魅惑のケーキ達)〜本編その6〜

19世紀の街並みが残る、全く生活感のないヨーロッパの街ですが、いったん大きな駅の地下に入ってしまえばそこはパラダイス(わたし的に)なぜならそこに食べ物があるからだ!(笑)

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ドイツのソウルフードプレッツェルを全面に押し出してる。。。(日本でいったら「おにぎり」的な立場。。。?)

 

特に朝など、こういう、片手に持って食べられる、飲める簡単な食べ物を買って早足で走り去るサラリーマン(OLも)多し。なにそれカッコいい。

ま、わたしから見て早足に見えるだけで彼らはフツーに歩いてるだけかもしれないけどね。そんなにセカセカしない民族だと思うし。でも、彼ら、足が長いからすっごく早く見えるんだよね!

なんだろう、これはヘルシーなヨーグルト(+シリアル)ドリンク的な何か。。。?

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あっ!ケーキとかパン屋さん!(炭水化物屋さんだ!)

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ああああああ(心の叫び)

この、いちごのケーキ、おいしそう〜〜〜!スライスアーモンドがケーキの周りにくっついてる、あれが。

でも、いま買ってる暇はない(泣)これから電車に乗って出かけるから。

しかもホールだよ、ホール。誕生日かしら。1切れで売ってくれないかしら〜

すご〜い!魅惑の駅地下!!!

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名前すら書いてない。きっとドイツでは定番のケーキなんだろう。

地球の歩き方にはドイツ語のケーキ名が書いてあったけど、当然、難しくて発音できない。

「Erdbeer Topfentorte」

意味:カッテージチーズに似たフレッシュチーズをベースにしたケーキをいちごで飾ったもの

 

心のどこかに引っかかったまま、アルテ・ピナコテークを訪れた時。

併設のカフェで、

「あった〜〜〜!!!」

 

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注:アルテ・ピナコテークはレストランではなく美術館です。

 

ちゃんと絵も見ました!大丈夫です!(なにが?)

ポンパドゥール夫人のドレス、きれ〜い!

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カフェのショーウィンドウで見かけた時、ケーキの名前がわからなかったから、レジのお兄さんに「ストロベリー!ストロベリーケーキ!! I want that, ストロベリー!!」って必死の形相で指差したんだよね。そしたら通じちゃったよ。
「すぐ後ろの人も(気迫に押されて?釣られて)同じケーキを注文していましたよ!」

by Tさん

 

うん、どうしても食べたかったからね。サクラになっちゃったね。わたし。

聞いて、わたしの魂の叫びを!

わたしは!

これが!

欲しいんだーーーーー!!

もうドイツ語とか英語とか、日本語とか関係ない!

たとえ、言葉の通じない世界でも、食べたいものを伝える自信(だけは)あるよ私。

たとえバベルの塔が崩壊した後の世界でも(←美術史美術館)

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o(*´~`*)o モグモグ。。。。

 

。。。。。

 

。。。。

 

。。。

 

日本のケーキの方がうまい。。。。。orz

 

 

 

。。。さっ、気を取り直して

ケーキ2件目、かつて、宮殿として建てられていた美しい建物がそのままカフェになったという噂のCafe Central(カフェ・ツェントラル)@ウィーン

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はい、宮殿ですね。まごうかたなき、宮殿です。

いや、カフェです。

 

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宮殿とケーキショーウィンドウの組み合わせ、これはシュールレアリスム か。

 

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はい、ハプスブルクの皇帝フランツヨーゼフと、皇后エリザベート肖像画ですね。

注意:ここは美術館ではなく、カフェです。

 

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この形式、すごく良いと思うんですよ、ケーキに番号が振ってある。

これなら難しいドイツ語の発音に悩まされなくて済むじゃないですか。

数字万歳!世界共通語!

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それでもウェイターに間違えられることを恐れて、ケーキの番号をメモして筆談したわたし。。

ケーキの問題は重要すぎるから、自分のショボい英会話力に頼ってる場合じゃないんだってば!ケーキの種類、人生の重要事項!

 

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14番のケーキ!!!!

ナッツとキャラメル!!!とろけて甘〜い!!!

ここまでいろいろ観光名所を回って疲れてるけど、一気に疲れが吹っ飛ぶね!

。。。一気に全てが吹っ飛びすぎ!何が入ってるの、逆に心配になるよ、このケーキ(笑)!

 

 

そしてケーキ3件目、、

「世界一美しい美術館カフェでザッハトルテを食べてみた。」

。。。おそろしいことに、ここは宮殿でなく、カフェなんですよ!!↓(美術史美術館@ウィーン)

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カフェなの?!ここで各国首脳がG20してそうなんだけど、カフェなの?!

 

ちなみに、大阪のG20会場↓

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見上げれば大聖堂、、、、ではなくてカフェ。

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 カフェなんです。(あれ?天使とか降臨しそうな雰囲気)

アレ?最後の審判の日がやってきたとか、アレ?

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わたしは各国首脳陣じゃないけど、ここで食べていいのかな??

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 やっぱりG20会場じゃないの???ここは。

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さて、ここで何を食べるかというと、

ウィーンのスイーツといえば、アレですよ。

アレ。定番のアレ。

そう、ザッハトルテ

 

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この、クリームの量。

ケーキもかなり大きいけど、負けじとクリーム、張り合ってる。

そして、これにウィンナ・コーヒーを添えるのがウィーンぽいんだろうけれど、

注:ウィンナ・コーヒー(画像:wikipedia

ここは、クリーム星人の国なのか。。。??

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さすがに、クリームクリームし過ぎなので、ここは普通のカフェオレにしましょう。。って、なんでこんなに泡泡しいの???(そんな日本語はない)

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なんか、全体的にモリモリモコモコしてるよ?

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甘〜い!

甘さが脳天を突き抜け、身体中を駆け抜けていくよ!

もしや、この激甘のケーキを隣に添えたクリームの甘さで味覚を麻痺させてさらにコーヒーに乗ったクリームでなにもかもがどうでもよくなる作戦なのだろうか?

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この私がケーキを食べ残すなんて!!!人生初なのでは?

ケーキバイキング大好きなわたしが!!何でたった1つを完食できないの??

 

ウィーンは旅の後半、かなり疲れ果てていたのだけれども、

ザッハトルテを食べてから急に体が軽くなり、足取りも軽く。。。

 

。。。って、このザッハ、何入ってるの??

(大量の砂糖)

なにかヤバいものが入ってるんじゃ。。

(大量の砂糖)

なんか急にハイテンションになってきたよ???

(大量の砂糖)

 

 

 

一日中かなり動き回ってるのに痩せない理由がここに。。

 

結論:食べ物は日本が一番おいしい。(ごめんね世界!)