ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

パクパクパクチーその3(歌舞伎とパクチー)

久しぶりの日記の更新がまた「パクチー」か。
どれだけパクチー好きなのかと問われそうですが
それは海よりも深く山より高いレベルの好きです。
今回は日記が大変、緑緑しています。みずみずしいです。草っぽいです。


パクパクパクチーその1
パクパクパクチーその2


紫陽花が綺麗に咲く季節
みなさん如何お過ごしでしょうか。

とりあえず、緑じゃない写真も見ておいてください。


梅雨に入ったあたりでBunkamura シアターコクーンに歌舞伎を見に行ったのです。
写真は使用できないけどリンクはフリーと書いてあったので→


市川海老蔵 第三回 自主公演『ABKAI 2015』製作発表


最近、オペラハウスでバレエを見たり、コクーンで歌舞伎を見たり
観劇運がツイてる?よなぁ。何運が回ってきてるんだろう?と、
一緒に行った同僚Mさんに聞いてみたら「伝統芸能運じゃない?」ということでしたので
きっと、そういうことなのでしょう。


しかも、オペラハウスに続いて、またこれも本当に良い席なのよね。

1階の、後ろにも通路、真横にも通路という席。
ちょうど上の図で(1)のあたり。
同僚Mさんによると、ここは「花道」の役割も果たす通路なのだそうで、
「真近で役者さんが見られるかもよ」とのこと。楽しみだなぁ。


観劇後に食べに行ったパクチー料理専門店渋谷のAsian Food Bagus
画像とともに歌舞伎を思い出してみます。
(今回は歌舞伎を紹介したいのかパクチーを紹介したいのかわからん日記になった)



まずは乾杯です。パクチーモヒートとパクチースムージー


ついさっきまでリアルに
乙姫様の御馳走に
鯛やひらめの舞踊り
歌の通りの光景が目の前で展開される舞台を見ていました。
そう、今回の演目は浦島太郎(と、桃太郎)なのだけど、
そこは宮本亜門演出なので、台詞に「辺野古基地問題」が出てきたり
桃太郎は「島取り合戦」だったりとさりげなく
チョコチョコ時事問題を入れてきてるような気がします。



パクチーの春巻き


私からすると、歌舞伎は最初は出雲阿国から始まったけれど
江戸時代に女性が演じるのを禁止され、なんてとこから
(あと、現代の梨園でも奥さん含む周囲の女の人達が苦労していそうだな〜というイメージ)
今までちょっと敬遠してた系統の観劇だったんですよね。
いや、わたしの変なこだわりなんですが。



生ハムパクチー



舞台こそ竜宮城だったのだけど、脚本はアレンジされていた。
乙姫様は地上の人間の男の心臓(キモだったかな?)を食さねば
竜宮城(竜宮界)を支えるパワーが出ないのだけど、
人間の男である浦島太郎を愛してしまった。
心臓を取りたい、しかし、浦島太郎は殺したくない、
精神と本能に引き裂かれる乙姫をよく演じていたよね、
あの役者さんは誰?
と、同僚Mさんに質問したらば。


「あれ(乙姫)が海老蔵でしょ〜〜〜」というお答え。
えっ?演目が浦島太郎だから海老蔵が主役の太郎を演じるんじゃなかったの??
「いや、顔を見ればわかるでしょう」
わからん。そもそも化粧が厚塗りだし。どうりで、乙姫、鬼気迫る迫力があったよ。



ちょっと辛かったソムタム


「役者さんは女形も男役もできるんだよ」
ほほう、そしたらこの人の男役が見たい!とかこの人の女形が見たい
なんていう楽しみも歌舞伎にはあるだろうね。



青汁っぽいけど、パクチーのドリンクですから!(キリッ)



そういや、歌舞伎の演目に出てくる女の人って通常の穏やかな生活からかけ離れたエキセントリックな性格?の話が多いような気がする。
今回の乙姫だって通常の女の人ではなく、人外(じんがい)の者だし。
だからこそドラマティックなんだろうけれど。
観客を異世界に誘うような凄みのある低音のあの雄叫び(呻き?)は男にしか出せないわな。
舞台上から女優を退けたことで、歌舞伎の世界は独自の進化を遂げたのだろうなぁと推察。



大変おいしかったパクチーの根っこの天ぷら。塩で粋に食べますよ!
みなさん、パクチーは根っこまで食べられますよ!
うまいッスよ!
大絶賛ッスよ!
パクチーに捨てる所なし!


演目「桃太郎」では、座席のすぐ近くが花道だったので
すぐ真後ろで役者さんたちがラインダンスを踊るところも見られたしね。
(鬼達がラインダンスを踊るんですよ、この桃太郎のお話は。)
私から、ほんの50センチくらいしか離れてなかったよ。
歌舞伎の役者さんの着物ってお香の匂いがするんだね。
なかなか、興味深い世界だったよ。同僚Mさん、誘ってくれてどうもありがとう。



パクチーサラダ。。。?
と思いきや、
パクチーをよけてみたらパクベーゼ(パスタが現れた〜!)


しかし、2幕目の演目は桃太郎なのに、案の定、主役が桃太郎じゃなかったよ。。。
でも今度はだまされなかった!(笑)
(前回の演目の花咲か爺さんでも海老蔵は犬のシロ役だったらしいし)
ひねりが効いてるよなぁ
私たちが子供の頃から良く知ってる主人公目線ではなくて
あえて脇役を主役に据えるのが斬新というか。


〆はパクチーご飯。


しかし、この店、どこに舵取りをしようとしているんだろう。。

緑色ならなんでもいいのか??
そして、緑を見慣れた目にまぶしい赤のポスター。


そして、お店からいただいたパクチーの種。
さぁこれで地元でパクチーテロを決行できるぞ!

パクチーテロとは:庭の片隅に知らない間にパクチーが実っている状態の事です。


ところでこのお店の、
パクチー好きな方への超サプライズ!!「パクチー花束」ご用意出来ます¥2000」
が、気になるんですが。パクチー花束ってww


でも、うちの実家に帰省すれば、パクチー畑から収穫したパクチー
花束どころかパクチー俵くらい作れそうなのですが。

画像:すくすく育つ実家のパクチー達。
ありがとうね、お父さん、パクチー嫌いなのに毎日水をやってくれて。
感謝感謝です。



さてさて、パクチー2軒目。
これも同僚Mさんと。(ホント、たびたびつきあっていただいちゃってすみません)
21世紀、ファストフードショップで酒が飲める時代ですよ。
それだけでなく、
フレッシュネスバーガーが、夏期限定でパクチーを全面的に打ち出してきました!
画期的ですよね、パクチーを大々的に売り出すなんて。
パクチーの波、来てる?

フレッシュネスバーガー、看板が既にパクチー色だな。


タイでおなじみのビールシンハービール

オマケにキーホルダーをもらった。
古代神話に登場する獅子(シンハー)のカタチ


ガパオガイ(鶏のバジル炒め)のパティと半熟目玉焼きを甘いカボチャを練り込んだバンズではさんだ「ガパオバーガー」


春雨と野菜と海老を使ったピリ辛サラダタイ風春雨サラダ


これらがぜ〜んぶ合わさって、1000円(ビール込み)。
ガパオバーガー430円 + タイ風春雨サラダ270円 + シンハービール560円で通常は1260円になるところを、セットで頼むと1000円になるのさ〜

いや〜、いい時代になったもんです。
仕事帰りにヒョイとファーストフードショップに行ってビールとパクチー
ン十年前、ドム●ムバーガーしか無かった田舎に住んでいた事を考えると
隔世の感があります。(たしかに世紀をまたいだな。。。20→21世紀)


同僚Mさんが注文していたグリーンカレースープ
これが一番辛いので、辛いものが苦手なみなさんはお気をつけ下さい。
そして辛いものがお好きなみなさんは注文するように。


帰りにとんでもない看板を見つけてしまった。。。
恵比寿フレッシュネスバーガーの近所で。


一度食べたらクセになるパクチーラーメン」
パクチーの芳醇さと豚骨醤油スープのコクが融合


パクチーの波、確実に来てる?



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