ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

欧州旅行記(プレッツェルな日々)〜本編その7〜

ヨーロッパから無事帰国して間もない、初夏のある日。

港区のフレンチにちょっとしたお食事会で行く機会がありました。

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(chez tomo Natural Cuisine@白金)

 

お食事会はなごやかに進んで行ったのですが、表向きはともかく、わたしは(内心)興奮しっぱなしでした。

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なんという繊細さ!

野菜が細かく切られていて、1つ1つ、味がちがう。

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インスタ映えという言葉がこれほど似合うプレートもないでしょう。

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お肉も野菜もやわらかく、そして見た目も美しい。

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オーガニック100%の自家製パンにオリーブオイルとこだわりの塩。

おいし〜い!もっと食べた〜い!パンが小さすぎる〜!パンのおかわりはないの〜?


食後のカフェには、ユリ・ゲラーが念力で捻じ曲げた ユニークな形のスプーンを添えて。。

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もう、最初から最後まで大興奮ですよ、ああ、日本に帰ってきたんだなぁと。

 

細かく切られて、1つ1つ個別に味付けされて、見た目でインスタ映えを狙うって、

わたしは日本に帰ってきたんだなぁ。

わたしが今、いるのは日本なんだ。

 

 

(先週まで食べていたドイツ料理を思い出す)

 

 

。。!そ、素材が、とても活かされている!!!!

素材を活かしきった料理!!!畑から丸ごと取ってきた!

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比べちゃダメ!!どんな料理もフレンチと比べたらダメよ、ハンデが大きすぎる!そう、ドイツだってフレンチレストランに行けば繊細かもしれないじゃん!(行く機会はなかったけど)

コンセプトが違うんだ、目指してる方向性が多分、真逆なんだよ。

 

ディスってない!ディスってないよ。

 

自然から生まれた素材自体の魅力を

そこなうことなく、

余すことなく、

自然の恵みを最大限に1つのお皿に表現しているんだ!

これはそういうメニューなんだ。。。うん。

 

 

一生分のプレッツェルを1週間で食べた。

大げさではなくて。

こんな看板、日本ではなかなか見ない。

「巨大プレッツェルを高々と掲げる店」

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いや、駅地下のお店でもね、

「わたしがパンの代表です。」みたいな顔で堂々と鎮座ましましてるプレッツェルさんを見てね、ああ、ドイツ/オーストリアの人は本当にこのパンが好きなんだなぁと思ったんですよ。

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日本だと、プレッツェルって、メインは張らないというか、アイドルだったら「センターにはならない」タイプじゃないですか?好きな人は好きだけど、マニアックだね〜、みたいな。。

ちなみにわたしの中でパンの主人公は「メロンパン」と「スコーン」なんですけどね。あったら必ず買うけど、ドイツで見かけなかったな〜。これもマニアックか。。

あっ、でも「ケシの実あんぱん」はおいしかった!!!(そういう名前ではないと思うが。。)

Bäckerei Schmidl@デュルンシュタイン

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 噂では、都内のオーストリア大使館がこの店のパンを空輸してるって。。ホントに??

 

 

でも、さすがにプレッツェルでサンドイッチを作ってるのを見た時は。。。(ミュンヘン国際空港にて)

相当な技術と覚悟を要さないか???これ。相当好きなんだね、プレッツェル

これ、裏側どうなってるの??どうやって食べるんだろ。ボロボロこぼれそうで。

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ドイツ、ミュンヘン名物の白ソーセージ「ヴァイスヴルスト(Weißwurst)」を注文した時もね、、、(ああ、この時、雨が降っていて、車に思いっきり水跳ねされて、楽しみにしていたバイエルン王博物館のレストランは閉店していて。。。)という思い出もよぎるけれど、「死ぬこと以外はかすり傷(←座右の銘)」の精神で、もういいんだ、そんなことは!

 

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最初は何事かと思ったもんね、わたしが注文したのはソーセージのはずなのに、それはそれは見事なプレッツェルがドドーンとテーブルに供されたのでね。

ちなみに、周囲のグラスや皿が全体的に大きいから目立たないだろうけれど、このプレッツェル、わたしの手のひらをいっぱいに広げても余るほど巨大ですよ。

 

この、プレッツェルの乗ったお皿をどかすと、温かいスープに白ソーセージ(仔牛肉&香辛料入り)がプカプカ浮いて入ってました。

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このソーセージは作法に則って、皮から中身をはがして、バイエルン独特の甘いマスタードをつけていただきます。意外に簡単に皮を剥ぐことができました。

 

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 もぐもぐもぐ...σ( ̄~ ̄)

 

 

。。。うん!これの方が美味しい!

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(画像:シャウエッセンの公式サイトより)

 

 

 

気を取り直して、ミュンヘンのツム・フランツィスカーナー(Zum Franziskaner)では、

Zum Franziskaner - Tradition im Zentrum Münchens

(このお店、日本語メニューサイトがネットにあるんですよ。。個人のサイトらしいのでリンクはしませんが)

 

ここでは伝統的なバイエルン料理を注文しました。。。ドイツに滞在して数日、1皿が大きいということは身にしみてわかっていたので、わたしは「量を半分にしてください」と、ウェイトレスさんに頼みました。「OK!」と、笑顔でうなずいたウェイトレスさん、

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(レバーケーゼ目玉焼き乗せ、ジャーマンポテトサラダ添え(Hausgemachter Leberkäse –abgebräunt-))

 

 おかずは半量にしてくれたのに、どうして。。。どうして、プレッツェルでかいのが2つもついてくるのか。。メニュー表どおりの普通の分量なのか。。。変えられないのか。。。??

この国にいる限り、プレッツェルからは逃れられない運命なんだ。。。!

 

 

いかん、ドイツの名誉のため、この記事も書かなければ。。。!

それはドイツ滞在最終日の夜。明日はウィーンへ飛ぶということで最後の乾杯をしに、我々は有名店、ラーツケラー(ratskeller) に行きました。

Das Restaurant Ratskeller am Münchner Marienplatz - Ratskeller München

 

大丈夫、ドイツ、素晴らしい!という記事をこの下に続けます!

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「じゃあ、乾杯しましょうか」と、Tさん。かなりの人気店なのか、店の中は満席。それでも次から次へとドイツ人、アジアの団体客が入ってきます。

 

かわいらしい、ドルチェのメニュー表からもわかるとおり、こちら、ドイツとは思えないような インスタ映えメニューが並びます。ワクワクしますね〜

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レディースサイズのビールで乾杯です!

「レディースサイズ(300ml)」ドイツで初めて見ました。いままでの店は有無を言わさずリットル単位だったからなぁ。。細やかな気遣いですよ!

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さぁ、我々が注文したのは、アフタヌーンティー。。。

ではなくて、初めて見た、

アフタヌーンビール?(おつまみ3段重ね)

正式名称は違うと思うけど。。この店のメニュー表に写真と日本語説明文があるから、これ!って指差せば注文しやすいと思う。

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ちなみに、この3段重ね、「前菜」扱いで、メインは他に頼むタイプなんですよ。。。
いやいや、十分ですよ!!!もうこれで、お腹いっぱいですって!!ホントどうなってるの、ドイツ人の胃袋は!!!

「三段重ね前菜」+「巨大なメイン」+「スイーツ」で65ユーロよ♪と言ってるメニュー表。

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このアフタヌーンビールに、でかいメイン皿を一人1つ頼んで、さらにスイーツもどうぞ〜って言ってる。間違いなく胃袋が4つくらいある人向け。スイーツは別腹なんだな。

 

アフタヌーンビール1段目のお皿はブルスケッタですね。

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2段目は、え〜と、なんだろ、ラタトゥイユ的なおつまみに、モッツァレラを載せたものかな。。。?野菜がメイン。

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一番下の皿は、スモーク系のサーモンとハムですね。おつまみの定番。

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さぁ、明日はいよいよウィーンへ飛びますよ、ドナウ川クルージングでも書こうかな。

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