「ヴィーナー・シュニッツェル Wiener Schnitzel」
日本語訳:ウィーン風の仔牛のカツレツ
は、ウィーンの名物料理。
もはやお約束通り、一人分が巨大なのでこれはTさんとシェア。
これに添えられてるのは、なんとブルーベリージャム!
出たよ、肉料理+フルーツソース、これは、酢豚にパイナップルが許せない人間にとっては拷問。。。!
だれか、わたしに、デミグラスソース/ウスターソース/タルタルソースを。。。!
いや、贅沢は言いません、ケチャップとか、マヨネーズでもいいです。。!
(いや、そっちのほうがゼイタクか?!)いやもう、これは塩胡椒でいいや。
さて我々はこれをウィーンのどこで食べているかというと。。。
水上。
船上でモグモグ食べてます。
私の頭が写ってる。
一見、湖のように見えるこの水上がどこかというと、ドナウ川。
ドイツから流れて、オーストリアからハンガリー、そしてブルガリア、ルーマニアから黒海に抜ける巨大河川ですね。もはや世界史。地理(世界)。
ウィーンは中流域だと思っていたけれど、地図を見るとまだまだ上流付近みたいですね。(地図の画像:wikipedia)
今日は、長いドナウ川の中でも一番美しい景観を持つといわれ、世界遺産にも登録されているヴァッハウ渓谷に来ています。
沿岸には古城、修道院、中世の街並み、一面のブドウ畑が広がります。
ドナウ川、青くない。(濁流)
いや、撮影の仕方(光の加減によっては)青いか。。。?
(山の頂上に古城が見える。)
今日は我々、Veltraのヴァッハウ渓谷ドナウ川クルーズ1日観光ツアーに参加しているのです。
沿岸にはメルク修道院(「薔薇の名前」のモデル)、←あとで記述予定
シェーンビューヘル、アックシュタイン城、シュピッツ、バイセンキルヘン、ドゥルンシュタイン、クレムスといった世界史に登場する地名がゴロゴロしています。
(ドナウ川沿岸に建つ古城)
なんとなく事前の想像ではドナウ川って、青く透きとおり、ワルツのようにゆったりとした悠久の流れのようなイメージだったのだけど、けっこうな激流です。
川からゴォォォ〜〜〜〜!という地響きするし、こんな大きな船が制御効かなくて、横っ腹に流れを受けて、川の流れに垂直の向きで押し流されていくよ。
この日のドナウはワルツっていうより、ヘビメタな曲のイメージ。
たぶん、今後の人生でわたしは「美しく青きドナウ」を耳にするたびに、「嘘。。!ドナウ川はもっとロックだよ。。!」と思うだろう(確定)。
この船に乗る前に、メルクの街を散策したのだけど、2013年に大規模な洪水があったらしい。ガイドによると、歴史的にこのエリアは何度も浸水してきたという。それは川の流れがこのエリアで複数回、直角になっているから、と、
早く治水工事したほうがいいよ。。
(でも、複数の国にまたがる国際河川だから工事もいろいろ大変そうだわ)
まぁ、濁流なのは数日前、ドナウ川の上流ドイツで大雨が降ったからだよね。
5月20日:ドイツにて
この日は土砂降りでした。傘にレインコートに、重装備です。
(背後はノイシュヴァンシュタイン城)
(小雨になった瞬間に撮影)
そして、その4日後の5月24日、中流域のオーストリアは晴れてますが、濁流なのです。
多分、あの数日間の大雨の影響だと思うんだけど、
そして5日後、5月29日、さらに下流のハンガリーでドナウ川の遊覧船が沈没したんだよね。。。
は、早く治水工事して。∑(゜ロ゜ノ)ノ
まぁ、あの大雨による影響なのかどうかは不明なんだけどね
しかも、この街には、歴史的にどれくらいの高さまで浸水したかっていう記念碑まであるのよね。。。
なにがヤバいって。。。
ちょっとちょっと、オイオイオイオイ
∑(゜ロ゜ノ)ノ
何メートル浸水してるのよ。。。
ああ、だからメルク修道院は高台に建設してるのよ。。。
うっかり沈んじゃったら大変だわ!