ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

欧州旅行記(教会でミサ)〜本編その9〜

激流のドナウ川から、デュルンシュタインの街に一歩、足を踏み入れます。この日は初夏を思わせる陽気。ちょっと、南欧っぽい雰囲気。

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丘の上に古城が見える。

のんびりと時が流れる街です。(ドナウ川はのんびり流れてないけどね!)

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川下りしてるときから気になってたんだよね、あの青い教会。。。修道院教会らしいけれど。

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青い空と青い教会と、黒い濁流がいい対比だ!(笑)

 

ちょっと、この教会の中に入ってみようと思います。

入り口で入場料を払い、チケットを購入して、いざ入場!

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感想:この教会は、あのルートヴィヒ2世ノイシュヴァンシュタイン城を作った王様)だったら、メッチャ感動する城だろうなぁ。。。なぜなら。。。

こんな古式ゆかしい教会のように見えて、全てが自動化されてる建物だからです。

すごいです、中世の古びた重い木製の扉が、わたしが近づくと音もなく自動で開き、

(こんな扉が。音もなくスーーーッとね。)

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そんな調子で、全ての木製/石製(のように見える)扉が、近づくたびに音もなく開き、閉まり、開き、閉まり。。いつの間にか教会の奥へ奥へと誘導されていき。。。

書いててちょっと怖くなったんだが、ここ本当に教会だよね?

いったいどこまで来てしまったんだろう?

教会の中を突き抜けて、入り口の反対側のベランダまで来てしまった。

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「へぇ〜、ベランダからの眺めがいいねぇ」、と感心していたら、背後で音もなく扉が閉まる、と。(怖っ!閉め出される??)

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こんなあふれんばかりのドナウ川を目の前に閉め出されたら怖いって!

 

誰も客がいないなぁ。ちょっと入場料がお高めだから観光客は敬遠するのかしら。。わたし一人で、ちょっと怖いんだけど。。。(きっとこの教会は自動化リフォームした際にお値段がかかったに違いない。。それが入場料に上乗せされてるんだわ!)

 

でも、「いきなり目の前にあられる魔法のテーブル」を演出したルートヴィッヒ2世なら、この教会、大好きだろうな!魔法の教会みたいだもの。

開けゴマ!

ババーーーン!

荘厳なパイプオルガンの響きとともに目の前に現れたのは、祭壇だった。

まさにいま、ミサが始まろうとしています。

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 あまりにも自動化されてるから司祭もロボットかAIかしらと思ったけど、人間だったよ。

ちなみにこの教会、中庭に、美しい建物と自撮りできる等身大の鏡まで用意してあって、インスタ映えもバッチリです。トイレも完全自動化されてるし、ここの修道士は生活が楽だろうなぁ。。って、現代はもういないか。。。もとは修道院教会らしいけど。

 

じつは今日はミサに参加するのは2度目。

令和になって初めてお祈りする場所がヨーロッパの教会とはね〜

 

本日1度目のミサは、メルク修道院でした。

朝、ウィーン西駅から電車で出発。

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メルクの駅を降りると丘の上に荘厳な建物が見えます。

メルク修道院オーストリアバロックの傑作、もちろん世界遺産です。

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今日は夏を思わせる陽気。高台へ登っていくと。。。

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ドイツ、オーストリアを訪れて残念だったのは、食べもの、ではなくて 室内の撮影が禁止された施設があったということ。このメルク修道院もその1つ。数年前までは撮影し放題だったらしいのだが。。。(あと撮影禁止で残念なのはシェーンブルン宮殿

 

ガイドさんによると、室内の写真を載せたガイドブック(約1000円)が売れるように、という措置らしい?のだけど、だったら入場料に上乗せして、室内を撮影し放題にして欲しいんだよなぁ。。。だって、本当に美しいから。光の加減とかも考慮して、この手で撮影したいよ。

 

これは修道院内の図書室。(wikipediaの画像)

昔、修道院が祈祷だけでなく学問を追求する場所でもあった、というのがよくわかる。

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すべてが美しい金色なんだけど、落ち着くんだよねぇ。。

 

礼拝堂(wikipediaの画像)

わたしたちが礼拝堂に辿り着く頃、ちょうどお昼のミサが始まりました。

パイプオルガンの音、いいなぁ

この空間でなら天使や神の存在を信じる人たちの気持ちもわかるかも。

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ま〜、わたし個人は神どころかキリストの存在自体も疑っ。。。(自主規制)

でもそんなわたしですら、なぜか、おごそかな気持ちにさせてしまうメルク修道院ってすごいわね。

たぶん、「神」を信じてこの修道院を作った人々や、ミサで祈る敬虔な人々の気持ちの美しさに心うたれるんだと思う。

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(同じく、wikipediaの画像)

 

 

おまけ画像:メルク修道院から、眼下の風景

リアルでおとぎ話に出てくる街みたいだ。

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