ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

和のあかり×百段階段(2022、目黒雅叙園)

目黒雅叙園に来たならば、ぜひ行かなくてはならないところがある。
それはトイレ ←え?!

あ、入り口近くのトイレじゃなくって、この廊下の先のトイレね。

 

注:廊下です

 

注:トイレの入り口です


注:トイレの中です(川が流れてるけど)

さすがに個室内は撮影しないけど、ほんと、このドアの向こうに本当に個室トイレがあるの?!
って最初に見た時びっくりしたからな。


そんな私も目黒雅叙園はこれで3回め。もうすっかり慣れたもんよ。
ここにくるまでの行人坂の急な坂道も、、(坂道が嫌なら雅叙園の送迎バスが出ているのでそれを使うのもアリ)
まぁ私は坂道途中の大圓寺江戸城の裏鬼門)にも寄ったから歩いてきたけれど。
とか言って事前予約チケットに刻印されている予約時間、1時間ずれちゃったんだけど。
「大丈夫ですよ〜」と、にこやかにしている雅叙園スタッフさんに許可されて(いや、時間は気をつけよう、、)
この見事な螺鈿細工のエレベーターもすっかり見慣れたもんです。

 

注:エレベーターです

「え、、ヤ◯ザの屋敷みたい、、、」とか呟いてる、そこの知らないお客さん!
これは雅な螺鈿細工であって、◯クザの家ではありませんから!

 

本日はこれを見に来たのです。

アートイルミネーション 和のあかり×百段階段2022 光と影・百物語 | ホテル雅叙園東京

 

 ヤ◯ザの 螺鈿細工のエレベーターの扉が開くと、涼しげな金魚と、風鈴がお出迎え。

それに気を取られ、土足厳禁なのをすっかり忘れて下駄箱を通り過ぎてシマッタ!
慌てて戻って靴を脱いで備え付けのビニール袋に入れた。焦った〜
雅叙園3回目の余裕はどうした)



おお〜!百段階段。
さて、一歩一歩登っていきましょうかね、、


階段下から順に、豪華な7つのお部屋を見学しますよ。(東京都の有形文化財

 

まずは十畝の間
クーラーがよく効いて(暑い夏は重要)どこからか音楽も聞こえてくる。
こういう文化財のお部屋を冷房するの、大変だと思うんだよね、、現代人に合わせてもらってありがたいです。


”夜の始まりとなる薄暮は、薄暗い森の入り口に似ています、、、この夜の向こうには何があるのか”

 

、、、って、ん?
何かホラー系の展示なの?


ゆっくり階段を登っていって、恐る恐る、

漁樵の間
竹でできた灯りが素敵。これって、かぐや姫をイメージしてるのかな?
どこからか鈴を転がすような音色が聞こえてくる。

よかった、怖くなかった、大丈夫じゃん。


さて、お次は草丘の間
サブタイトル、情念のあかり、なんて名前がついちゃってるんだけれども。


いやいや、ちょっと待って?これ、明かり、関係なくない?(井戸)

今日の私は単純にキラキラな明かりに惹き寄せられて来ているだけなんだけれども。


恐る恐る、井戸の中を覗いてみるとーーーー
。。。。。。。案の定、怖いのが沈んでるし。
それは撮影しないでおこう。

 

どこからともなく、泣き声とも笑い声とも判別つかない声が聞こえてくるんだが。

さっきまでの鈴の音はどうした?

 


部屋が怖いんだけど。昔の日本建築怖いんだけど。
よかった、夜の部のチケットじゃなくて(18時以降のチケットも有る)
ここを出て一人で暗い中帰りたくないよな〜〜〜!

 

なんか、人?がおるんやで。
よかった今、外が明るい昼間で。夜見るの嫌なんだけど。(ビビリ)


もうほんと、やめてほしいんだけど。お面って怖いよな、、

 

よくよくみると、風鈴とか、かわいいんだけどね、細かな絵柄が
(ドクロが猫で描かれている)


小さな小人が座っていたりね(上の方に二人見えますか?)

 

、、、ここまできてようやく私にも合点がいった。
そうか、この百段階段、百物語の怪談に引っ掛けてるのか。さすが夏のイベント!

ということは階段を上がれば、この先もホラー展開が待ち受けてる?


”いよいよ、夜も更けてきました、、、
人ではないものたちの世界へ、迷い込んでしまったようです”


静水の間

なんだか不思議な静けさがある部屋だ。
なんとも形容し難い大きなオブジェが3つ、立っている。
夜中に動き出しそうなやつ。
説明書きを読むと、「馬の頭を持つ樹木」という設定らしい。

この先のラスボス?を守るケルベロス的存在なんだろうか(厨二病)。


撫でればここではない何処かを映し出しそうな水晶


うっかり扉を開いたら異世界に吸い込まれるやつ!(違)

 

星光の間

"妖怪提灯に導かれて、丑三つ時の回廊を進んだ先には、、、、”

 

骸骨の赤い提灯が怖いかもな

 

清方の間

もののけたちが真夜中の大宴会を繰り広げています”

大きな猫の影が可愛いじゃん

 

もうすぐ頂上。
怪談百物語ならば、ここで一番怖いのが現れてくるはずだけれどーーーーーー

この百段階段、実は縁起を担いで九十九段までしかないんだけれども。


頂上の間

 

あれっ??爽やか。全然怖くないよ。でもよかった、今までちょっとおどろおどろしかったからね。
頂上の間には朝のあかり、というサブタイトルがついている。
よかった、頂上は”夜が明けた世界”を表現しているのね。よかったよ、オチがこれで。


おまけ:外に出れば本物の井戸があるんだよね。
(お七の井戸)