ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

暴風雨に愛は勝つ(ディオール展)

風も爽やかな季節になってきたし、東京都現代美術館に行きがてら、
庭園や観光スポットのお散歩してこようかな。

 

以前、清澄白河を訪れたときは真夏でもないのに炎天下で、
カフェに入っては冷たいドリンクばかり飲んで終わってしまっていたから。
あんまり観光できてなかったんだよね。

炎天下、清澄白河を歩いた日記

チョコレートとブルーボトル(清澄白河) - ぐるぐるぐるめ♪

 

コロナ禍後の美術館/博物館は日時指定券をネットで事前に購入しておいて、
当日、入場時刻になったらその場に行って入場待機しなければならない。
「お天気がいいから公園に行って、ついでに美術館も寄ろうかな〜」なんて急な思いつき行動ができなくなっている。美術館の入場時刻を中心に綿密な計画を練らなくてはならないのだ。
もちろん、行き当たりばったりの当日券も存在するのだが、予約の人優先だし、何より数が限られているから売り切れも早い。
この現代美術館のディオール展チケットも、1か月前にネット争奪戦を経て、やっとのことで手に入れたものだ。

(当日券は早朝に売り切れたらしい。あとは1ヶ月前に4月分の予約を入れた人たちで終了)


そう、なんとか予約できたらなにがなんでも雨が降ろうが槍が降ろうが当日その場に行かなくちゃならないのだけれど
あいにく今日に限って、暴風雨予報っていうね。なにこの不穏な雨雲。

 

東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO

 

わたしと清澄白河の相性が悪いの??
それとも
わたしのディオールへの愛を試されてるの??


わたしがディオールのドレスを初めて見たのは、田舎の子供だった昔、テレ東で放送されていた「ファッション通信」に遡る。
ディオールのドレスを見るために番組を毎週せっせと見続けたと言っても過言ではない。。。

これは長年の愛が試されてると見た!行くぜ!暴風雨なんのその!
清澄庭園や江戸資料館は今日はパスね!またの機会に!


チケットに刻印された入場予定時刻になるまで併設のカフェ「二階のサンドイッチ」で待機していよう、、

窓ガラスにはみるみるうちに雨粒が、、
こんな天気悪いのに、当日券は売り切れだし、カフェのサンドウィッチも売り切れかけてたし、本当に大盛況なのね。ディオール展。

みんな、ディオールへの愛が凄いね、、、!(オマエモナー)

 

 

やっと入場時刻来た!

 

 

もっと光を!もっとドレスを!

わぁ〜〜〜〜

テレビの向こうに見るしかなかったアレやらコレやらがすぐ目の前に、、、存在してる。夢じゃないんだ、、実在してるんだ、、


わぁ〜キラキラ〜!キラキラの部屋にキラキラのドレス!たくさん!(語彙力)

 

幼い頃から好きだったドレスの源流が目の前にある。

等身大のリカちゃん人形で着せ替えしたくなる衝動に襲われる。

 

湖の妖精とか森のエルフとかじゃないと着られない衣装だよね

(ウエストの細さよ)

 

いや〜、どこの宮殿におよばれしても安心だよ、このドレスがあればね。

ドレスの影まで素敵なんだけど。照明の当て方、計算され尽くしてる?

 

オードリー・ヘプバーンあたりがローマで着てても違和感ないな。って、ディオールじゃなくてジバンシィが好きだったんだっけ??(うろ覚え)

このドレスの裾が風で揺れるところを見たい!Wink(←80'sアイドル)に着てもらってユラユラDreamin'していただきたい!


そうそう、この、これでもか!っていう細かなフリル、このふんわりとしたスカートのフォルム。
このお花、大きなリボン、この刺繍、全ての好きの原点がディオールなんじゃない?


完全に漫画の、2次元の世界が現実化してる。ドレスが目の前でくるくる回ってる!(私の目がおかしくなったわけではなく、実際にドレスが回転してる)
まるで舞踏会に迷い込んだみたい。ホワイトパーティー絶賛開催中。

いったい、いつの時代のどこの誰に生まれ変わればこんな白いドレスを着てホワイトパーティーに行けるのかな?キャンディキャンディかな!?(いや、結局キャンディはパーティをドタキャンしたような。。?うろ覚え)

 

伝説のバージャケット

発表当時は賛否両論あったらしい。

なんかちょっとバブリーな香りがするのは肩幅と、細く絞ったウエストの印象かな。



ディオールの自宅には浮世絵が飾られていたという。
しかし、ディオールが活躍した時代は戦後の復興期、すでに江戸の栄華は過去のものだ。
江戸時代の日本を見せてあげたかったと思う。

北斎モチーフのコート(ガリアーノ


っていうか今日、本当は近所の江戸資料館にも寄ろうと思ってたのよね。私。
そこで当時の浮世絵師たちの暮らしぶりに思いを馳せようかと、、
暴風雨でそれどころじゃなくなっちゃったんだけども。

 

コロナ禍を越えて人出もかなり戻ってきた、いや、コロナ以前よりも多い。
これってあれかな?戦後にファッション雑誌が爆発的に売れた現象に似てる?
コロナで殺伐とした心に一服の清涼剤「ディオール」みたいな現象が令和の時代に起こってるんだろうか。
戦後の人の気持ちがちょっとわかる。ずっと我慢してきたら、綺麗なドレスを見て癒されたいし、ときめきたいよね。