ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

上野ブラブラ日記

この間、マチュピチュに行ってきました。

野を越え山を越え。。。



上野の科学博物館でやっているマチュピチュ展です。

鉄道博物館にあらず)



本当に行くならば飛行機で
日付変更線をまたぎ海を越え
クスコまでアメリカ経由で30時間以上。。。



さらに険しい山道(2000m)を登ってようやく
たどり着ける空中都市マチュピチュ



いい時代になったものです。
マチュピチュのほうから日本にやって来てくれるなんて!
(もうこれでわざわざ行かなくてもいいや。)



その前にムーセイオン(科博の食堂)で腹ごしらえ

レストランまで足跡が案内してくれます。



オトナも頼めるパンダプレート
(目はちくわではなく里芋)


恐竜の足のプレート
(チューリップではない)



さていよいよマチュピチュ展見学ですが
写真撮影禁止だったので、数少ない、撮影できる場所で
撮った画像をいくつか紹介します。


断崖の墓で見つかった棺。


ひつぎ。。。



ユニークな文化だなぁ
きっと、死生観も、ずいぶん違うんだろうなぁ
。。。実際、生け贄やミイラもたくさん発見されているし。
(展示されていたけれど。←撮影はできない)
どんな人々で、どんな生活でどんな考え方だったんだろう。


南北4000キロにもおよぶ帝国には道が張り巡らされ
(インカ道)
チャスキと呼ばれる飛脚がキープを携えて走り
情報を中央へ伝えていたという。


こんな標高が高い所を走るなんて。。。
沿道には給水所もあり、チャスキたちも立ち寄ったという。。
仕事が箱根駅伝(山登り区間)みたいなもんだな。
チャスキ=襷?
飛脚達が持っていたのは襷ではなく、「キープ」。



情報を縄の結び目で表す「キープ」
文字で情報を伝えるんじゃないんだね〜

(インターネットも携帯電話も無いしなぁ。。)


この情報を編み込むキープを作るためには
「キープ学校」で4年も学ばなければならないそうだ。
1年目:ケチュア語アイマラ語を学ぶ(今で言う英語みたいなもの?)
2年目:インカの宗教を学ぶ(生け贄の秘密がわかる?!)
3年目:キープの結び方を学ぶ(実践!)
4年目:キープを使ってインカの歴史を学ぶ(インカの謎がここに明かされる!)



うわぁ〜〜〜!
いいなぁ〜〜〜!
もしインカ帝国に生まれていたら
私はキープを結ぶ職人になりたい。
歴史でも宗教でもなんでも編むよ〜〜〜
(あ、走る人は別でお願いします。疲れるから。)



しかし、現代においてこのキープを解読できる人はいない。
遠い古代の文明だから?
いえいえ16世紀まで続いた文明なのです。
案外新しい時代の情報のはずなのに。
誰も伝えられる人がいない。直系の子孫たちですら。
外国(スペイン)によって人間も文化も征服され
散り散りに滅ぼされてしまったから。



展示の最後の巨大3Dシアターは圧巻。日本にいながら
ほんとうに天空都市を訪れた気分に浸れます。
よい時代になったものだ〜〜

(これは絵はがき)




銀座をブラブラすることを銀ブラというけれど
上野をブラブラすることはなんていうのかな?




帰る前に上野松坂屋HARBSでちょっと一息。



フレッシュフルーツケーキ

シトロンケーキ


蒸し暑い日に、すっきりして
とてもおいしかったドリンク
ブルーベリー・ハックルベリーラズベリーのベリーソーダ
ハニーレモンティソーダ


シュワシュワです。




大満足して帰路についたのでした。。。




が。。。



その後、マサカ、マサカの帰宅難民となる。。。






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