この間、マチュピチュに行ってきました。
野を越え山を越え。。。
上野の科学博物館でやっているマチュピチュ展です。
(鉄道博物館にあらず)
本当に行くならば飛行機で
日付変更線をまたぎ海を越え
クスコまでアメリカ経由で30時間以上。。。
さらに険しい山道(2000m)を登ってようやく
たどり着ける空中都市マチュピチュ。
いい時代になったものです。
マチュピチュのほうから日本にやって来てくれるなんて!
(もうこれでわざわざ行かなくてもいいや。)
その前にムーセイオン(科博の食堂)で腹ごしらえ
レストランまで足跡が案内してくれます。
さていよいよマチュピチュ展見学ですが
写真撮影禁止だったので、数少ない、撮影できる場所で
撮った画像をいくつか紹介します。
ユニークな文化だなぁ
きっと、死生観も、ずいぶん違うんだろうなぁ
。。。実際、生け贄やミイラもたくさん発見されているし。
(展示されていたけれど。←撮影はできない)
どんな人々で、どんな生活でどんな考え方だったんだろう。
南北4000キロにもおよぶ帝国には道が張り巡らされ
(インカ道)
チャスキと呼ばれる飛脚がキープを携えて走り
情報を中央へ伝えていたという。
こんな標高が高い所を走るなんて。。。
沿道には給水所もあり、チャスキたちも立ち寄ったという。。
仕事が箱根駅伝(山登り区間)みたいなもんだな。
チャスキ=襷?
飛脚達が持っていたのは襷ではなく、「キープ」。
情報を縄の結び目で表す「キープ」
文字で情報を伝えるんじゃないんだね〜
(インターネットも携帯電話も無いしなぁ。。)
この情報を編み込むキープを作るためには
「キープ学校」で4年も学ばなければならないそうだ。
1年目:ケチュア語、アイマラ語を学ぶ(今で言う英語みたいなもの?)
2年目:インカの宗教を学ぶ(生け贄の秘密がわかる?!)
3年目:キープの結び方を学ぶ(実践!)
4年目:キープを使ってインカの歴史を学ぶ(インカの謎がここに明かされる!)
うわぁ〜〜〜!
いいなぁ〜〜〜!
もしインカ帝国に生まれていたら
私はキープを結ぶ職人になりたい。
歴史でも宗教でもなんでも編むよ〜〜〜
(あ、走る人は別でお願いします。疲れるから。)
しかし、現代においてこのキープを解読できる人はいない。
遠い古代の文明だから?
いえいえ16世紀まで続いた文明なのです。
案外新しい時代の情報のはずなのに。
誰も伝えられる人がいない。直系の子孫たちですら。
外国(スペイン)によって人間も文化も征服され
散り散りに滅ぼされてしまったから。
展示の最後の巨大3Dシアターは圧巻。日本にいながら
ほんとうに天空都市を訪れた気分に浸れます。
よい時代になったものだ〜〜
(これは絵はがき)
銀座をブラブラすることを銀ブラというけれど
上野をブラブラすることはなんていうのかな?
蒸し暑い日に、すっきりして
とてもおいしかったドリンク
ブルーベリー・ハックルベリー・ラズベリーのベリーソーダ
ハニーレモンティソーダ
シュワシュワです。
大満足して帰路についたのでした。。。
が。。。
その後、マサカ、マサカの帰宅難民となる。。。
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