ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

雨の戦利品(その2)

今宵はアフタヌーンティー(夜の部)を予約しているから、
予約した時間になるまで谷根千東京ミッドタウン日比谷をぶらぶらしようと思います。


土砂降りでさえなければね〜。
(迂闊にぶらぶらできねぇ)


あーあ、この辺、素敵な店が結構あるのに。
レインコートを着て歩いていても雨を吸ってじっとり沁みて肌寒くなってくる。

散策は早めに切り上げて屋根のある場所か屋内に行こう。

 

画像:弥生坂の「緑の本棚」


普段は人で賑わうはずのミッドタウンのパークビューガーデンも誰もいない、、、
カップルがたまに現れるけれど、冷たい雨風に煽られてピュッとビル内にすっ込んでいく(笑)

あ、この椅子、エマニュエル夫人の椅子じゃん!(昭和発言)
座ってみたかったが濡れてるから無理だなー、残念。


景色もいいよねー、緑が綺麗ー、雨が降ってなければねー(棒読み)



こういう雰囲気の、路地裏のパン屋やお菓子屋さんって好きなんだよねぇ、、
絶対おいしいってわかるんだ、わたしの嗅覚がそう言っている。

TEA wiz Sandwich (ティー ウィズ サンドイッチ) - 根津/サンドイッチ | 食べログ

 

わたし、ここで前々からやりたかったアレをやりましたよ。
「このショーケースのスコーンすべて包んでくださる?」

スタッフの人に
「この子たちはお客さんを待っていたんだと思います!」
と言ってもらい
そう、わたしも雨の中、あなたに会えてよかった!
わたしたち両思いだね!(スコーンとな)
と、ひとしきり感動し、
熱々のスウィートロイヤルミルクティーを注文して、店のベンチでひと息つく。

雨、止まないなぁ〜、、、

!!美味しい!この紅茶。
香りが素晴らしい。一気に疲れが取れたよ。
スウィートって名前だけど、甘くなくて、でも芳香がすごい。
良い紅茶ってすごいな。砂糖に頼らなくても元気が出てくる。


元気が出たので弥生美術館まで、てくてく歩いていけた。

弥生美術館・竹久夢二美術館

弥生美術館はレトロで素敵な着物の展示をよくしているイメージ。
お客さんたちも、着物を素敵に着こなしている人が多く、それもまた目の保養なんだよね。
、、、しかし、今日の大雨では、さすがに着物の人はいないな、、、

 

(しかし、通りで雨コートの方をお見かけした!気合いが違う!)

画像:過去の、アンティーク着物の魅力再発見! 「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展 より


、、、大正時代の若い女性が着ていた着物、夢見るように素敵。


残念ながら1945年を境に、それまでの文化は焼き尽くされてしまったけれども。
ギリギリ祖母の世代までは日常、難しい帯を結び着物を着て和裁ができていたが
今はすっかりアメリカナイズされてしまったからな。常識も価値観も。

(それは残念だけど、洋服が主流の今の時代に個人的にはホッとしてる。日常生活で着物を着るのはものすごく大変だもの。)


浅草などの観光地で見かける、令和風の着物の着こなしも可愛いと思うんだよね。
レースの帽子を被ったりブラウスを合わせたり。
着物警察に睨まれるらしいけど、もはや異世界並みに遠くなった文化を今に伝えてくれているのだから、厳しいことは言わないであげてほしいよ。

 

5/1現在はマツオヒロミ展 レトロモダンファンタジアの展示だった。

展示の中にこんな感じのニュアンスの言葉があった。
「下着は矯正するために身につけるのではなく、自由に自分を表現するため、羽ばたくため」

、、、みたいな。うーん、たぶん。
可愛らしい絵だけではなく、そこに哲学というか、信念があるのだな。


若い頃、矯正下着をしきりに勧めてきた知り合いを思い出したよ。
下着に限らず、今までの人生、なんとか”世間と、自分の理想”に矯正しようと焦って足掻きまくってきたな、わたし。
どれ1つ”矯正”できなかったけれどもね。


RONDOの画集を買って家にお迎えしたいな。

(百貨店ワルツは既に持っているのだ)
でも、この雨だと、運んでいるうちにせっかくの本がびしょ濡れになってしまう。
あとで通販で買おう、、、

ああ、ほんと、今日はすごい雨だわ。レインコートからはみ出したジーンズがじっとり濡れて重い。

 

アフタヌーンティー(夜の部)に続く