日本にはつくづく独特な文化があるなぁとは思っていたけれど
今朝、それを再確認した。
twitterで、宇宙探索機の「はやぶさ」と「あかつき」と「イカロス」が
つぶやいている。。。!!!(゜O゜)???
(実際には宇宙航空研究開発機構の人達がつぶやいているのだろうが(_ _;)
これらの宇宙探索機は「3兄弟」という設定だったらしい。
長男:はやぶさ
https://twitter.com/Hayabusa_JAXA
次男:あかつき
https://twitter.com/Akatsuki_JAXA
末っ子:イカロス
https://twitter.com/ikaroskun
そこに繰り広げられていた(人間?)ドラマが見逃せなかったのでここに紹介します。
はやぶさは、みなさんご存知の通り、
宇宙科学研究所が打ち上げた小惑星探査機です。
小惑星「イトカワ」への往復7年間の旅を終えて、
昨日地球へ「帰還」して、はやぶさ本体は燃え尽き、
イトカワの砂が入った(はずの)カプセルを
オーストラリアの砂漠に落としていきました。
で、その「はやぶさ」がここ数日、壮絶なつぶやきを残してるわけですよ。
「はやぶさ」のつぶやき(大気圏突入直前)
日本のみんながこっちを見上げて手を振ってくれてる。
あかつきくん、イカロス、もうすぐ君たちの母港、種子島が見えるよ。
打ち上げの時はゆっくり見られなかったから、今度はよく見ておくよ。
な、なんか死を覚悟した飛行機乗りみたいな台詞なんですけど。。。(゜゜;)
(13日午前1時頃)
本当は、その瞬間にお祝いしたいけど、私はもう歳だから、再突入に備えて寝ちゃいます。
みなさま、おやすみなさいませ。(ばあや)
ばあや?!
ばあやがいたんだ、3兄弟!
けっこう、いいお家の子なのかも。。(゜◇゜)
ていうか、ばあや、ドライだな〜〜
「はやぶさ」のつぶやき(←弟のイカロスへの遺言?!)
イカロス、お前は名前のせいで意地悪言われたこともあったけど、
それを全部振り切って翔びだした。たいしたもんだよ。お前は十分強い子だ。
もう泣くな。 その翼でずーっとずーっと遠くまで翔んで、後に続く者への道をつくってくれ。
なんかここにJAXAの「本音」が出てるよなぁ。。
いろいろ外野からアレコレ言われたんだろうなぁ。。
そのネーミングで。。。(; ̄ー ̄A
末っ子のイカロスのつぶやき
兄さんと別れるのはさびしいけど、兄さんが選んだ道だから…
しっかりと勇姿を目に焼き付けて、僕は先に進むね
いつか弟と呼べる探査機がきて兄さんのこと話してあげれるといいなぁ
大気圏へ突入して燃え尽きるのは
兄さんが(みずから)選んだ道だったんだ!(°O° ;)
そして弟、また生まれる予定なんですか?!
次男「あかつき」のつぶやき
あと3時間。はやぶさ兄さんの後ろ姿、ずっと見てるよ。
兄さんを待ってる人たちの元に、真っ直ぐに向かっていく姿を。
「はやぶさ」のつぶやき
最後にゆっくり話せて良かった。もう地球だけ見て翔ぶよ。
行ってきます、イカロス。バイバイ、僕の大切な弟。
<略>よし!弟たち、地球に還るまでよーく見てて。
。。。まるで飛行機ごと敵陣に突っ込む直前のようなつぶやきだ。
死を覚悟した操縦士は、悟りを開いたような眼差しをしている。。。
(((( ̄ー ̄;)
そんな中、括弧書きの小さなつぶやき
(ミネルバも、どこかで見てて・・・)
ミネルバは「はやぶさ」の恋人だろうか。
って、兄さんと一緒に打ち上げられた探査ロボットか。
(しかしイトカワで生き別れ?になってしまったらしい)
短い人生とはいえ、やっぱ長男にもいろいろ青春があったわけですよ。
そしていよいよ「はやぶさ」が大気圏に突入して
燃え尽きる瞬間撮影された地球の写真
「はやぶさ」最後の力で撮った故郷(読売オンライン)
なんだか新聞まで「はやぶさ」を擬人化してるなぁ(_ _;)
次男「あかつき」のつぶやき
。。。にいさん
末っ子「イカロス」のつぶやき
僕,バイバイは言わないよ だってこころの中でずっと一緒だから
翌朝、「お星様」になった兄さんの写真が
各新聞1面を飾った。
いや〜〜
なんといったらいいのか、一大叙事詩だね!
あと、宇宙探索機がしゃべってるのをフツーに聞いていられる
日本人の独特の文化と言うかなんと言うか。
たぶん、これは数十年にわたる手塚治虫&藤子不二雄によるタッグ洗脳によるものでしょう。
なんだかアトムの隕石突入シーンを彷彿としたのは私だけだろうか。
ちなみに、
昔大気圏に突入して燃え尽きた探索機の名前に
「あすか」「はるか」「のぞみ」
というのを見つけた。三姉妹?!
「望み叶えたまえ」みたいだ。(←古い)