金曜日午後、用事があったため会社の半休を取り
まず昼ご飯を食べてからにしようと
職場の近所の店に行った。
会社の近くのイタリアンLa Bohemeでランチ
菜の花と生ハムの日替わりパスタ
以前と変わらずきらびやかなお店
赤ワインなんかも飲んじゃったりして
う〜ん、昼間から贅沢。
すると、
ユラリ
ユラユラ。。
「あれ？地震。。。？」
「震度３くらいかな。。。」
「多いよね、最近」
そんな話し声が店内のお客さんたちの間から聞こえてきた。
揺れは思ったより長く続く。
店内の客が不安そうに真上を見る。
天井にシャンデリア
（落ちませんでした）
写真は、揺れるまえ撮ったもの。
ある一瞬から突然激しく揺れ始めた。
（つい最近のNZ地震のニュースの光景が頭に浮かぶ。これはヤバいかも！）
グラスが割れる音、女性客の悲鳴
客を外に誘導する店員さん
私は慌てて荷物を持って外に出る。
こういうときって外に出た方がいいの？
ガスの確認や客の安全性を最優先した店員さん達、立派だな。
手が震えて携帯が打てない。
思ったより自分は怖がりなんだな。
でもメールも電話も通じない。
しっかりしてSoftbank!
（最初にメールが届いたのは数時間後、docomoのケータイの友達だ）
プラチナ通りのビルからたくさんの人達が
道路に出て来ている。みんな所在なげにたたずむ。
歩いて行った最寄り駅目黒ではJRもメトロも運休、
復旧の見込みはないというアナウンスが流れる。
（12日朝、復旧しました）
そして街に流れる津波警報のアナウンス。
どの方向に海が有るの？（知らない）
まさか津波なんて来ないと思うけれど
ここは白金台、「台」というからには安全な高台なんだろう。
ここから動かない方がいい。今日は白金台の職場で夜明かしか---
そんななか、幸運だったのは近所の会社に勤める妹と合流できたこと。
メールも電話も繋がらないなか、
なぜかモバゲーのゲームサイトの掲示板は書き込める。
掲示板で北関東の地元の状況を友人に聞く。
ワンセグは繋がる。ケータイテレビで震源地をチェック。
信じられないような光景が映ってる。
周囲のスーパーは閉鎖され、コンビニから食料が無くなる。
万一を考え、（ATMが動くうちに）銀行から少し預金をおろした。
（いま、おろせるんだろうか？）
生協のパンの自販機で食べ物を買い込んだ。
東京はインターネットも電気も水道も無事だった。
職場のパソコン。
ニコニコ動画がNHKニュースを流し始めた。うれしい。助かる。
一晩中、地面が震えていた。
あんまり何回も余震があるから、
ずっと絶え間なく体が揺れてるような変な感覚。
今までの「揺れてない地面」って、奇跡だったんだな。
地面って思ってたよりずっとフニャフニャしてたんだな。
大地が震えてても一晩中、東京タワーがライトアップ。
東京の守り神のようだ。
安心する。東京に電気が来ている。
夜中、窓からいつもどおりの東京タワーを見ていてなんだか涙が出そうだった。
少しずつ、JR、メトロともに電車が復旧して来ている。
これから、気をつけてアパートに帰ります。
みなさん、ご心配ありがとうございます。
追記：無事、東京郊外のアパートに妹と帰り着きました。
