ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

地震がおきたら別の国(東京郊外地震顛末記その3)

地震が来る数日前からだっただろうか。
窓の外から聞こえる鳥の声が変わったのは。



注:うちのアパートのベランダには鳥がたくさん来るのです。
去年の今頃の鳥類攻防戦
→鳥類vs霊長類攻防戦


ふだんなら、


「おはよ〜〜( >▽)ゞ 」
「顔洗わなきゃ〜〜( ̄□ヾ) 」
「ゆうべ羽に寝グセついちゃってさぁ( ̄〜 ̄;)」
「イケてる〜〜o(^−^o)」


みたいな会話?を交わしてた小鳥たちが
数日前はまるで猫を見かけたときのような
緊迫感のある鳴き声を発していた。
ピピッ!!!!!ピピピッ!!!!。。。。!!!
(それともホントに猫がいたんだろうか)
地震当日の朝は鳥の声はピタリと止んでいた。
鳩やカラスさえ静まり返っていた。
晴れた朝だったのに。
(今日3/27は鳥どころか子供の声すらしない。晴れた日曜なのに。
町中の子供が疎開したのだろうか。)


地震が来るのを鳥でさえわかっていた?というのに
なぜ人間はわからなかったんだろう。
どうしてそんなに退化してしまったんだろう。
かわりに知能を発達させて科学の力を手に入れたというけれど
人間の科学力は動物の勘にすら負けたのか。



せめて半月前に戻れるタイムマシーンが作れないものだろうか。
そうしたらこの新聞を3月11日以前の東北に届けるのに。



さて、現実問題。
現代日本で、よもやこんな事態に直面するとは想定外だった。
食料問題。
(注:先週は食料問題、3/27現時点では水問題に悪化)


パン屋からパンが消えた。
「食パンが無ければクロワッサンを食べればいいじゃない!」
どこかの国の王妃みたいなお客のおばさんの声
(週明け、高価なパンはまだ売れ残っていた)
結局買ったクロワッサン(パン屋にこれしか無かった)



しかし、
数日経つうちにパンはおろか
小麦粉もパスタもコメもうどんも蕎麦も店から消えた。
(ようするに長持ちする炭水化物が買い占められてる)
パンはひとり1個までなんて世知辛い店も現れた。



中力粉が売れ残ってたけどどうしたらいいんだろう。
これでうどんを打てというのか( ̄〜 ̄;)
それともすいとんか餃子か(生鮮食品はまだ店に残ってる)
遠心分離すれば強力粉部分が分離されてパンが作れるだろうか?
(いや練ってみないとグルテン量はわからないらしい)


日常って突然崩れるんだな。
見上げた空は以前と同じく青いけど
なんだか3月11日から別の国になっちゃったみたいだ。



この一瞬後になにが起こるかわからないけど
でも直前まで自分のやるべきことをやって
「普通の生活」をするんだろうな。
そう昭和20年の3月10日みたいに。
戦争中の人はなにを考えて生きていたのか
今までよくわからなかったけど
今夜生きるか死ぬかわからなくても
たぶん、空襲警報のサイレンが鳴るまで
ともかくも日常を過ごしてたんだと思う。


と、なんだかうまく言葉にできないようなことを考える今日この頃。


本日の金言
放射能がついてたら洗えばいいじゃない(野菜)」
「パンがなければご飯を食べればいいじゃない!」
(ごはんの国のひとだもの)




次回日記予定:「通勤カースト最下層!西武線沿線住民の阿鼻叫喚」をお送りします。