わたしの実家は栃木県にある。
さぁ、栃木県がどこにあるかわからないそこのキミは
(NAISTのMNさんとかね)
これで都道府県位置を復習しよう!
栃木県に住む両親の健康がとても心配な日々だ。
なんだったら東京の西側に住むわたしのアパートに
避難してもらおうか。。。
そう考えて実家に電話をかけた。
トルルルルル。。。
父「おぅ、どうした?」
「あ、お父さん、あのさ、栃木県、大変だよね?」
父「ああ、ひどいなぁ〜〜花粉が。」
!Σ( ̄口 ̄;;うわわわわわ
「いやあの、花粉じゃなくて、ほら、ニュースでやってる、」
父「車にいっぱい積もっちゃってさ、真っ黄色なんだよなぁ〜」
いや、親子漫才してる場合じゃない、
東京都内の状況を見てもコトは急を要してるのだ。
故郷を離れ、東京に住むわたしの身の回りは
3月11日を境に日常生活が非日常生活に様変わりしていた。
トイレットペーパーがあったはずの大手スーパーの棚
チョコッと残ってるのはお高い超高級ペーパー( ̄~ ̄;)
おかあさん、これがむかし話に聞いた石油ショックの光景なのね!
果たして明日電車が走るのか?走るとしたらどんな時刻表で?
改札口の小さな張り紙で必死に確認する通勤客たち
節電のため動かないエスカレーター
余震がたびたび起こるのでエレベーターも怖くて乗れない。
節電のため夜7時に閉店するデパート
(しかも駅内は節電のため照明が薄暗い)
放射能よけのため?大量に売り出されるマスク
(そんな花粉みたいな扱いでいいの???( ̄〜 ̄;)
水だけが売り切れる自動販売機
当然店頭からも水が消えてます。
何故か店頭から消えた納豆。
(水戸納豆だから??水戸が大変だから?)
しかし大学の学食には何故かあるんだよなぁ???
そんなこんなで混乱中の東京。
福島から遠くはなれた東京ですらこんな状況なのだから
田舎の両親なんて、もっと不安なのではないか。。。
「葉もの野菜とか、どうしてるの?たしか、家の畑で作ってたよね?まさか食べてないよね?」
父「福島、茨城、群馬、栃木の4県の牛乳、ホウレンソウの出荷制限が決まったよ」
「だよね?!野菜とかどうしてるの?」
父「風評被害で捨てられる作物を減らしたいから、あえて4県産を選んで食べているよ。」
!Σ( ̄口 ̄;;うわわわわわ
なんでも害鳥に苗の時に食べられず、やっと残って成長した小松菜、
捨てるのはしのびないと。。
実家の畑の野菜
たしかにおいしそうだよなぁ
捨てるのもったいないのもわかるなぁ。。。
でも。。。(・_・。))
だんだんリアルに怒りがわいてきたぞ!
懐かしい故郷の畑を放射能なんて訳わからんモノに汚されるなんて!
故郷の採れたて野菜を怖いと思わなくちゃならないなんて!
父「仕事帰りに知り合いの酪農家に寄って廃棄処分になる前に生乳を飲んでいるよ」
!Σ( ̄口 ̄;;うわわわわわ
たしかに、聞くところによるとトン単位の生乳が地面に廃棄処分されてるらしい。
父により撮影された牛さん達
「オレらの生乳捨てんの??」
ごめんなさい。
でも怖いんです。
自分がナサケない。。。
しかし両親、胆が据わってるなぁ。。。
ある意味、この非常時に正しい姿勢とも言えるかも、
でもなぁ〜〜すごく心配。
父「オレらは戦争をくぐり抜けてるんだぞ!」
父「もぅ、棺桶に片足突っ込んでるんだし、怖いものなんてない!」
いやそれは、かえって心配になるから!
そんな片足、はやく引っこ抜いてください〜!o(;△;)o
しかし、友人含む故郷の人々の落ち着きっぷりはすごい。
これまで数十年暮らし、これからも故郷で生きて行く覚悟を決めている人たちだ。
これが地に足の着いた生き方というものだろうか。
それに対して、わたしは大学進学とともに故郷を離れ
日本各地を転々と根無し草だ。
そう、怖いならなにも無理して東日本にいなくてもいい。
関西に家族ごと疎開していく人々や
仕事の拠点を西に移す人々、
この国を離れる外国人だってたくさんいる。
そんな光景を見たらどうしても浮き足立ってしまう。
なにが一番いい方法なのか、今のところわからないけれど
浮き足だたないように気をつけよう。
次回日記は今度こそ西武線通勤地獄!「東京大停電」狂騒曲(泣)。うわ〜〜〜んo(;△;)o