この数ヶ月、日本の地面も土台も(いろんな意味で)グラグラ。
さまざまなボロが出てきてビックリ。
そもそも私が生まれた国ってどんな国だったの?
理由が知りたくて最近読んでる歴史の本がこれ。
昭和(戦前、戦中、終戦まで)
戦争はわたしの生まれるはるか昔に終わっていた。
原発はわたしの生まれた頃には既に建っていた。
だから、今からどうしようもない。
これらは祖父母や親の世代の問題だった(はず)。
(若い世代も、知らないうちにバブルや原発からの
繁栄を享受してしまったけれど)
でも、今後原発をどうするかってのは、(その他諸々の問題も)
今の時代に大人である世代の責任なんだと思う。
それぞれの世代にそれぞれの責任があるんだなぁ〜と思い、
ちょっとずつ読んでるところです。
と、勉強する気満々で昭和史を読み始めたのはいいんだけど
もうね、昭和のしょっぱなに起こった奉天事件のあたりで(←超早っ!)
読むのやんなってくるんだもん ̄\(−_−)/ ̄
(せめて2.26事件まで読メ←それも早っ!)
あまりの軍部の横暴さと暴走
巻き込まれて一緒に暴走する政府とマスコミ(共犯?)
誰か止めて〜〜〜! ( ><)//
この先に「はだしのゲン」「ガラスのうさぎ」の日本が
あるかと思うとやりきれない。読むの辛い。
出だしの植民地政策から無理があるんだよ。
(根が深い。昭和の前から続いてる。)
原発と同じだよ。手を広げ過ぎだよ。無茶なんだよ。
300万人以上が死んでようやく方向転換(終戦)するなんて。
一般庶民はただただ、空から爆弾が降ってくるのを
呆然と見てるしかないの??
実際に祖父母と親が空襲を体験しているので、想像するだけで
気が遠くなりそうなくらい怖い。他人事じゃないよ。
「昭和史」本文から抜粋
「ソ連が満州に攻めてくることが目に見えていたにもかかわらず
攻め込まれたくない、今来られると困る、」
と思うことがだんだん
「いや、攻めてこない」「大丈夫、ソ連は最後まで中立を守ってくれる」
というふうな思い込みになるのです。
<中略>
攻めて来られると困るから「来ないのだ」と
自分の望ましい方に考えを持って行くのです。
「昭和史」抜粋終わり
/( ̄ロ ̄;)\ | ぎゃ〜〜〜〜 |
なんか似てる。。。今は、
「原発の近くで地震が起きたら困る」
地震が来ると困るから「来ないのだ」と
自分の望ましい方に考えを(ry
この国、ぜんぜん変わってないっていうか
学習してない!(|||_|||)
そういう国民性なのかしら?
再び「昭和史」本文から抜粋
最大の危機において日本人は抽象的な観念論を非常に好み、
具体的な理性的な方法論をまったく検討しようとしない。
「昭和史」抜粋終わり
(ノ_<。)うっうっうっ))))))
それでもどんな国にも歴史の分岐点(選択肢)は平等に訪れるはずだ。
っていうか、原発がエネルギー政策の要になる直前の分岐点って
なんだったんだろう。平成になる少し前の時代から見てみよう。
昭和後期/平成〜(バブル崩壊以降)
たぶん、最後の分岐点はこれなんだろう。
1973年の石油ショック。
OPECが原油価格を2倍に引き上げる。
(さらに原油価格は72年の1バレル3ドルから74年の12ドルへ4倍近くに値上がる。)
「経済危機のルーツ」本文から抜粋
石油が入手できなくなったら、日本は生き延びることが
できるだろうかと誰もが強い不安にとらわれた。
資源小国だということを、このときほど強く実感させられたことはなかった。
「経済危機のルーツ」抜粋終わり
((( T_T)
そして、原発推進政策にさらに拍車がかかったんだなぁ。。。きっと。
作中で著者が言っている。(本文から抜粋)
飛行機の窓から砂漠を見ながら
「こうした土地だけに原油を埋蔵したとは、
神様もずいぶん不公平だ」と嘆息せざるを得なかった。
「経済危機のルーツ」抜粋終わり(注:砂漠はペルシャ湾岸のこと)
このとき、他の選択肢はなかったのかな??
急いで経済成長しなきゃならないくらい
せっぱつまってたのかなぁ??
わたしの限られた知識で今の時点でなにか考えられるとするなら
CO2を固定してくれる微生物で環境浄化&バイオ燃料を実用化する。
とかかなぁ。
今からこれを急ピッチで進めるとしても、
それはまるで、
「いま敵が攻めて来てるのに、今日から万里の長城を作り始める」
みたいなもんなんだろうか。。。
とりあえず放射能で汚染された土地をなんとかしないと!
ヨウ素やセシウム、プルトニウムをパクパク食べてくれる
(そして無害化してくれる)微生物(植物でも可)募集!(急募!)