白亜に輝く、夜の彦根城。
ライトアップしたお城には、夜になっても続々とお花見客が集まってきます。
お城と桜って、良いね。
お城のある県っていいなぁ。なんてうらやましくなっちゃいました。
桜の時期にライトアップとは、さすが!やるじゃん。
彦根城主:ひこにゃん。
「違うよ!彦根城の城主はひこにゃんじゃないよ!」
と、訂正したのは歴史好きの友人。
ひこにゃんが殿様だったらそれはそれで面白いんだが。
関ヶ原の合戦で手柄を立てた井伊直政が城主なんだよ。
その子孫に井伊直弼がいるんだよ。
彦根城の城主はひこにゃんじゃなかったんだ。。。
(ひこにゃんじゃない者も若干、混じってますが)
ひこにゃんのご城下なのにキティに外堀を埋められとる。。。
ひこにゃん(猫)とキティ(猫)のキャットファイト勃発か?
ひこにゃんのかぶってる赤いかぶとは井伊家の鎧の赤備えとおそろい。
ひこにゃん(猫)は、雷雨の中、木の下で雨宿りしていた二代藩主の井伊直孝公をお寺の門前で手招きして、木に落ちた雷から救ったらしい。
いわゆる招き猫の発祥。
やるなぁ、ひこにゃん。雷からお殿様を救うとは。
ついでに、井伊家の子孫の直弼のことも
桜田門外の変から守ってあげればよかったのにねぇ。
(どうやって守るのかわからんが。)
ところで、日本史に出てくる井伊直弼は井伊家の14番目の男の子だったらしいよ。
よく家督を継げたよねぇ。そうとう優秀だったのかな?
お兄さん(長男)の養子になったらしい。
安政の大獄でかなり恨まれていたからねぇ。
幕末に幕府の肩を持つなんて、井伊直弼は時代の先が読めなかったんだね、
先見の明が無いね、と私が言ったら
その台詞は、暗殺後の日本の歴史を知っている
私たちが未来だからこそ言える台詞であって、
その時代に生きている人たちには時代の先なんて混沌としてわからなかったろう、
というようなことを友人が言いました。
お城の周りを囲むお堀を、さらにぐるりと囲む桜並木。
石垣から、みごとな桜があふれんばかり。
あまりの見事さに周囲の観光客からも声があがる。
逆さ富士ならぬ逆さ桜か?
この日は皆既月食だったけれど、残念ながら曇天で見えず。
でも、彦根城と夜桜が見られたので良しとしよう。
夜遅く彦根駅に近いホテルに戻る頃、雨がパラついてきた。
(そして前回の日記:嵐の琵琶湖観光になったのだった)
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