弱い懐中電灯で照らされた無音の世界。
なにかがタケノコの群れのようにたくさん生えている。
これは。。氷?
狭い空洞を抜けると、開けた場所に出た。
暗闇の中に透明に光る無数のつららと氷柱。
不思議な光景だ。これが「氷宮殿」と呼ばれる所以なのか。
さっき洞窟の入り口で吹き上げていた冷たい風の正体は
このアイスパレスから立ち昇る空気だったのか。
友達がつららを折ってわたしに渡してくれた。
「食べても大丈夫ですよ」ガイドさんが言うので口に入れてみた。
(・_・)もぐもぐ。。。
「このつららにはバナジウムがたくさん含まれています。」
バナジウムってなに??( ° ▽ ° ;)
食べても大丈夫なの??( ° ° ; )
「健康に良いとか糖尿病に効くとか言われてますね。」
あ そうなんだ。ダイエットとかにも効くと良いな〜〜
(注釈:富士山の地下水はバナジウムが多量に含まれていて、生活習慣病に効くと言われています。
玄武岩の岩層を何十年もかかって通り抜ける際に微量元素を多く含むようになるそうです。
。。。じゃあ、わたしが食べたつららは何十年かかってできたつららなんだろう。。)
そしてまた悲鳴を上げながら地上へと戻っていったのでした。。。(⌒ ⌒;)
しかし、洞窟の入り口が見えたときは、ほんとうに、神話の
イザナギのミコトの気持ちがわかったような気がした。。。
(黄泉の国から生還!)
Kちゃん、写真提供どうもありがとう!