「岩と氷が交互に出てるから、岩のほうに足をつけて進んでくださいね〜」
「左には行かないでくださいね〜そこ、ガケだから。」
ガイドさんは簡単に言うけれど。
こんな真っ暗な洞窟の中で、弱い懐中電灯の光だけでは
どれが氷塊でどれが岩塊なのかなんてわかる訳が無い。
ズルッ!(簡単に足が滑る)
「ギャー!」(わたしの悲鳴)
ガコッガコッガコッガコッ(ヘルメットが岩場にぶつかる音)
「ギャー!」(わたしの悲鳴)
ぴちょーん(首筋に水滴が落ちる)
「ギャー!」(わたしの悲鳴)
「この人、恐がりだねぇ」
私の腕を取って、あきれたようにガイドさんが同行した幼なじみに笑っていた。
そんなことを繰り返し、やっと平らなところに来たと思ったら氷の上だった。
つるつる、ぬるぬると滑る上に天井がすごく低い。
「さぁ、ここからは腰をもっとかがめて、カニのように歩いてくださいね〜」
そんな歩き方したことないっての!( ° ▽ ° ;)
使ったことの無い種類の足の筋肉がビックリしています。(°口°;) !!
(翌日筋肉痛になった。。)
ハンパじゃない、富士風穴。
(まだ光の届く入り口付近の画像)