ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

お盆にヌーベルシノワ(鹿沼)

都会に住んでいると「あれ?いつお盆だっけ、これからだっけ?過ぎたっけ?」
ついうろ覚えになりがちですが
故郷では超重要な行事なのだということを改めて認識しました。



迎え火の日にお仏間を天井まで届く笹で飾り付ける(魔よけ)
果物やほおずきで飾った盆棚を拵える(霊が宿りやすいように)
ナスやきゅうりで馬をこしらえる(これに乗ってご先祖様が帰ってくるから)
家族総出で提灯を持って先祖代々のお墓に迎えに行く(朝早く行くのがルール)
盆踊りを踊る、親戚回りをする、寺のお施餓鬼に行く
夕方、送り火を焚いてお見送り


そういうお盆が重要なエリアで、「あれ?お盆っていつだっけ」
なんて言ったら私がエイリアン扱いされるんじゃない?
リアル遠野物語なんだもの。


圧巻は、「まだ祭壇を設えてる最中だから、(ご先祖様は)お仏壇にいる」
と言われて祭壇とは反対側の仏壇に線香をあげた時(親戚周りの最中)
ご先祖様の存在感つよし。



「大切なものは目には見えないんだよ」by サン・テグジュペリ
箱根で見た名言は世界共通だったのね〜


そういえばそうだったよ。
わたしのルーツは、
田舎の血縁的大家族とアニメ日本昔話に出てくるような
昔ながらの行事と密着した幼少期だったのでした。
それがどうしたことか、都会でパソコンとにらめっこしてるんだから。
ご先祖様の誰も経験しなかった人生を送らせてもらっています。




そんなお盆真っ最中の故郷で、またまたオサレなお店を発見
(当然レストラン)
記念すべきオサレレストラン第一回は↓
「一汁餐菜」編



第2回の今回はヤマダ電機の向かい、パシオスの隣にある(その情報必要?)
「恵泉」

ネットでは鹿沼ヌーベルシノワ(nouvelle chinois)と言われてるらしい。
さて、その"新しい中華料理"とはなんなのか。


開店と同時に入ったため、この時はまだ客はいない



ランチの飲茶コース
まずは前菜
ゴーヤの豆鼓炒め、
コリンキー(かぼちゃ)&ミニトマト甘酢漬け、
インゲン豆(山椒味)、
小ナスと長茄子のマリネ、
ほっこりかぼちゃ(八角スパイス)、
ゆがいた枝豆
全て鹿沼産の野菜を使っているそうだ。
忙しい最中に(二度も)説明くださったスタッフさんありがとうございます。
なるほど、前菜だけでもいろんな歯ごたえと味わいが工夫されていて面白い。




鶏肉の春巻きに黒ごまソースを添えて

サラダの下から甘みの強い白い玉蜀黍と
ハート型のきゅうりが現れた。


点心(もち豚、玉蜀黍と海老)
チリソースとからしを添えて


ツルムラサキ強火炒め


底の方から香りの強い朝鮮唐辛子が出てきた。


ガラスの器に盛られた涼しげな冷麺

橙色の麺は、辛いのではなく、トマトが練りこまれているのです


もうひとつのメイン(2人で行ったから)はワンタン麺

彩りが美しい。


そしてデザート中国茶のブリュレ(ジャスミン茶)と杏仁豆腐

(あ、杏仁豆腐の画像を忘れた。。Kさん、もし持っていたらヨロシクです)

「フリー素材」、サンキューです(笑)



開店と同時に店内に入った時は私たち2人だけだったけれど、
正午には満席になっていた。
「一汁餐菜」も混雑していたなぁ。やっぱり美味しいお店はみんな見つけるの上手だな
そして故郷にもグルメなお店が増えてくれてうれしいよ。




.