ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

お金のおべんきょう。(その3)


この黄金の葉のひとつひとつが大判小判ならいいのに。。。
(どこのお代官だよ)



以下の青文字は「知らないと損する池上彰のお金の学校」から抜粋してます。



大昔には「お金」などというものは存在していませんでした。
もともとはみな物々交換をして欲しいものを手に入れていました。



しかし物々交換は効率が悪すぎたらしい。
魚を持っている人が肉を食べたいというときは
肉を持っていて、しかも魚が食べたい人と出会わなければならないから。



そこで、少しでも条件の合う人同士が「出会う」可能性を高めるために始まったのが「市場」でした。


でもいくら多くの人が広場に集まったとしても
その中から交換条件のピッタリ合う人を捜すのは大変です。
もうひとつ工夫が欲しい。


そこでとりあえず、皆が欲しがるものと自分の持ち物を事前に交換しておく、という案が出たらしい。


皆が欲しがる共通のものとは
日本の場合は「稲」。
あぁ〜、いかにも日本らしい。コメだよコメ。

ちなみに中国では珍しい貝「子安貝」でした。
(なんでかぐや姫は海外のお金が欲しかったんだろう。。。ソボクな疑問)

画像は「タカラガイ」の「ホシダカラ」
持ち歩くの大変じゃない?!
帽子の代わりに頭にかぶっとく?!


このようにして、物と物をつなぐ、「仲立ち物」が生まれたわけです。


こうして、稲、布、貝、塩。。。など地域によってさまざまな「仲立ち物」が生まれては消え
競争と淘汰のなかで金・銀・銅が使い勝手が良いということになったらしい。


OK。
だんだんお金の原型が見えてきた。
やっぱりわかりやすいよ〜池上本。
たしかにいちいち稲を持ち歩いてたら不便だもんね。
それに目立っちゃって強盗に狙われやすいしね。
ていうか「ホシダカラ」なんてもらった日にはトゲトゲしちゃって持ち歩きにくいよ。
持ち歩くならコンパクトなのがいいよね。金・銀・銅。



この電球のひとつひとつが金貨ならいいのに。。。
(どこのお大尽だよ)



金貨や銀貨が紙幣になった経緯は
「ジャラジャラして重たい」「狙われやすい」ということで
お金持ちに自分の金貨を預け、「預かり証」を発行してもらったのが始まりらしい。
お金持ちなら頑丈な蔵や金庫を持っているだろうし、用心棒も雇えるし安心だよね。
もしかしてこれが「銀行」の起源だったりして(そうらしい)。


するとお金持ちは「確かに預かりました」と預かり証を発行してくれる。
「その書付を持ってくればいつでも金貨と交換してあげますよ」というわけです。


(その4へつづく)




補足:お金として使われていた子安貝はじっさいはこんなカタチらしいです。