ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

箱根でバカンス〜美術館編その2〜

クイズです。いま、季節はいつでしょう?

いや〜、8月を目前にして、ふたたび初夏の花が見られるとは
季節の時計の針を逆戻りさせたかな。
一緒に私も若返りたい。(切実)

この、時を止めたような庭園&
どこのフランスのパリ?みたいな街並みがあるここは、


星の王子様ミュージアムです

正面玄関に飾られてるのは小惑星と王子様とバラのオブジェね。


お星様のモチーフがあちらこちらに点在します。
超簡単なクイズ「星はどこにあるでしょう?」



ここを訪れて
私は今まで誤解していたことに気づきました。
てっきり、作者サン=テグジュペリは繊細で内気で
それが無理やり戦争に狩り出されて、狙撃されて亡くなった悲劇の青年だと。


「本当に大切なものは目に見えないんだよ」から勝手に想像していた作者イメージ
星の王子さま (岩波文庫)



長年思っていたのですが、違いますね。
むしろ、情熱的というか血気に逸る中年が(←え〜?)
戦闘機で出撃して命を落としている。その一生を辿ると、
むしろ「夜間飛行」の大人の男の作家のイメージが強い。
というか、よく、「星の王子様」を書いたなぁ(イラストも)
どんなハードボイルドな大人の、
いや、人間の心の中にも、純粋な王子様はいる可能性があるということだ。
それはそれでロマンだな。

例えるならゴルゴ13みたいな人が夜中、こっそりちびまる子ちゃんの同人誌を描いてるイメージ。←ええ?!




箱根バカンス、最後に訪れたのは彫刻の森美術館。


入り口の受付で、スタッフにダメモトで聞いてみた。
「作品を撮影してもいいですか?」


外にある作品ならばOK
という返答。


そうね、なかなか美術品撮影は難しいよね〜。。




撮り放題やないか〜い!
屋外作品が多いから


ジャンプの「友情」「努力」「勝利」
ブールデルの「自由」「勝利」「力」「雄弁」


自由だ。確かに自由なんだよ。


そして、箱根の山々と森を背景にのびのびと展示された作品の迫力よ。


このあと、月見そばが食べたくなったのはこの作品のせいかも(笑)


そして、圧巻はピカソの作品で埋め尽くされたピカソ館と、


「緑陰ギャラリー」と名付けられた建物にフラリと入ってみたらば
ふと目に留まったのが「ジャコメッティ」とかね。
ジャコメッティ国立新美術館に行かないと見られないもんだと思ってた!
(いまジャコメッティ展が絶賛開催中だから)
そして、サラッとその隣に「キリコ」作品が展示されてるとか
ビックリしたわ〜、「20世紀の巨匠ギャラリー」と名付けなきゃダメよ、これは。
どんだけ贅沢なの、箱根。
そういや、ポーラ美術館でも5月まで世界に3枚しかない
ピカソゲルニカ(タピスリ)が展示されていたって。
私が見た時はミノタウロマキア(タピスリ)が展示されていたけれど。



続き:エピローグ(箱根食べ歩き&総括)まで書けるかな〜
どうだろう。
感謝:Tさん、ブールデルの画像ありがとうございました。