ハイキングやウォーキングで有名で多くの人々に親しまれている、箱根旧街道。
江戸時代の旅人気分になれる石畳の古道である。
石畳は土がむき出しの道と違って歩きやすいと言われ、お年寄りや子供にも安心なんだね。
その石畳の古道を、春の木漏れ日を浴びながらのんびりお散歩するのいいね!
そう、
氷雨さえ降っていなければね。
なんだろう、あの所々に見える白いものは。。。
そして、極寒。
とにかく極寒。
そして、濡れた石畳は、とても滑りやすい。
「穏やかな道だと思うだろ。ウソみたいだろ。坂なんだぜ。それで…。」
この瞬間、春のウォーキングコースが、文字通り「天下の険」と化したのである。
この天下の険を前にして、我々は登山装備ではなく
春服
春のシューズ
という装備である。。。
いや、春のシューズではなく、これは友達の足なんですが
わらじ(旅行者から一気に山伏に変身。)
なんで難易度を爆上げするかな?!
ますます滑りやすくなるのでは?!
いや、我々が修験者や山伏なら正しいよ?このスタイル!
何が起きてるか説明しよう。
旧街道の途中に存在する
江戸時代から続く老舗の茶屋「甘酒茶屋」。
アニメ日本昔話に出てくるようないろり
この茶屋で、「江戸時代と同じく、わらじを履いてウォーキング」できる企画が開催されているのだ。
だからって雪の日にこれを履くかな??
そこにわらじがあるから履くのである。
そこに天下の険があるから登るのである。
日本人観光客、全然いないな。。。
(そりゃそうだ)
そしてゴール地点の元箱根ではこんな状態になるので、
元箱根の街に出るあたりで、足湯があるといいな、と
友達が言っていました。
いやでも、普通は、こんなにドロドロにならないはずなんだよ。
普通は。。。
普通じゃないんだな、我々。。。
歩いて、歩いて、歩ききって、箱根関所跡で通行手形をもらうという
江戸のロマンに満ち溢れた行程なんだけど、
味わったのは山伏の気分だった。
おまけその1
今回、我々が実際に踏破した全行程
おまけその2
箱根関所破りして牢獄に投獄されるの巻。(箱根関所跡)
おまけその3
箱根スイーツコレクションのゆり根汁粉薄葛仕立て(甘酒茶屋)
あたかくて甘くておいしかったです。
この茶屋で買っていった米麹の甘酒、旅行から帰宅した後、
疲れ切って動けなかった私を動けるようにしてくれた、魔法の飲み物。
ていうか、疲れ切って動けなくなる旅行って何?それは修行なのでは?
(つづく?)
※Gさん、わらじ姿を撮影させてくれてありがとう。