ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

箱根で旅行と思いきや荒行。その3

ハイキングやウォーキングで有名で多くの人々に親しまれている、箱根旧街道

江戸時代の旅人気分になれる石畳の古道である。

石畳は土がむき出しの道と違って歩きやすいと言われ、お年寄りや子供にも安心なんだね。

その石畳の古道を、春の木漏れ日を浴びながらのんびりお散歩するのいいね!

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そう、

氷雨さえ降っていなければね。

なんだろう、あの所々に見える白いものは。。。

そして、極寒。

とにかく極寒。

 

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そして、濡れた石畳は、とても滑りやすい

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「穏やかな道だと思うだろ。ウソみたいだろ。なんだぜ。それで…。」

 

この瞬間、春のウォーキングコースが、文字通り「天下の険」と化したのである。

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この天下の険を前にして、我々は登山装備ではなく

春服

春のシューズ

という装備である。。。

 

いや、春のシューズではなく、これは友達の足なんですが

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わらじ(旅行者から一気に山伏に変身。)

 

なんで難易度を爆上げするかな?!

ますます滑りやすくなるのでは?!

いや、我々が修験者や山伏なら正しいよ?このスタイル!

 

 

何が起きてるか説明しよう。

旧街道の途中に存在する

江戸時代から続く老舗の茶屋「甘酒茶屋」。

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アニメ日本昔話に出てくるようないろり

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この茶屋で、「江戸時代と同じく、わらじを履いてウォーキング」できる企画が開催されているのだ。

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だからって雪の日にこれを履くかな??

 

そこにわらじがあるから履くのである。

そこに天下の険があるから登るのである。

 

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日本人観光客、全然いないな。。。

(そりゃそうだ)

 

そしてゴール地点の元箱根ではこんな状態になるので、

元箱根の街に出るあたりで、足湯があるといいな、と

友達が言っていました。

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いやでも、普通は、こんなにドロドロにならないはずなんだよ。

普通は。。。

普通じゃないんだな、我々。。。

 

 

歩いて、歩いて、歩ききって、箱根関所跡で通行手形をもらうという

江戸のロマンに満ち溢れた行程なんだけど、

味わったのは山伏の気分だった。

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おまけその1

今回、我々が実際に踏破した全行程

甘酒茶屋から元箱根港まで)

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おまけその2

箱根関所破りして牢獄に投獄されるの巻。(箱根関所跡)

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おまけその3

箱根スイーツコレクションのゆり根汁粉薄葛仕立て甘酒茶屋

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あたかくて甘くておいしかったです。

この茶屋で買っていった米麹の甘酒、旅行から帰宅した後、

疲れ切って動けなかった私を動けるようにしてくれた、魔法の飲み物。

 

 

ていうか、疲れ切って動けなくなる旅行って何?それは修行なのでは?

(つづく?)

 

 

 ※Gさん、わらじ姿を撮影させてくれてありがとう。