ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

新しい戦いが始まった。

やっと、博士を取る為の戦いが終わったと思ったら、
もう、次の戦い。「就職戦線」に参加する兵士となりました。
昨日は就職活動で医療系研究室を訪問してきました。
今週、来週は忙しいな。面接が何件か入ってる。


「まぁ、ちょっと、研究室を見学してみてくださいよ。」
なんて気軽なカンジで誘われたから、
「じゃ、ちょっと見に行きます。」
なんて、軽い感じで行ってみたら
これはNIGの入試ですか?!ってかんじの
壮絶な面接会場に案内されました。
部門長、各室長達、研究員達、学生達にいたるまでズラリ。
壮観だ。。。なんか、4年前の入試の悪夢を思い出す。
よかった〜、プレゼン一応準備して行って。
数日前にディフェンスで行った発表を、もう一度やりました。
あ〜、なんか、ディフェンスを2回やった気分。
たまたま同じ日に面接を受けに来ていた、私と同じ大学の後輩が
「こんな本格的だったなんて」と驚いてた。
それは、わたしも同感ですよ。超フェイント。


案内されたラボの雰囲気は。。。
戦場。
野戦病院みたいでした。医学部って皆あんななの??
理学部系のラボと全然雰囲気が違う。
死線に近い戦場で、次々と運ばれて来る重病人(研究テーマ)に対し
看護婦(ポスドク)も医者(助手、講師)も全然足りてない
ってカンジ。学生達は右往左往。
大丈夫なのか?!


ポスドクで雇っても、実験できない人はいつでも
テクニシャンに降格しますから。」
「ウチのラボに、研究の出来ないポスドクがいるので、
技術員に降格して、あなたを新しくポスドクとして
迎え入れます。」
「3か月たっても成果の出ない研究員はクビです。」


うわぁ〜〜〜、それヒドい。
ナントカ雇用法に違反しない?
雇用機会均等法じゃなくて、派遣社員ナントカ法じゃなくて、なんだろう?
ポスドクには無いのか、そんな法律。無法地帯?
仁義無き戦いですか?下克上ですか?
そんなんでラボの人達の人間関係は良好に保ててるんですか??
3ヶ月で成果出せって、鬼ですか悪魔ですか。
ていうか、そんな短期間じゃ、鬼か、悪魔じゃないと成果出すの無理だと思う。
さすが白い巨塔、シビアすぎる。ひとつひとつのエピソードが
ドラマになりそう。
応用研究。。。特許や金銭の絡んだ人間ドラマだね。


まぁ、こう考えてみると、基礎研究中心のNIGは「エデン」だったんだな。
アダムとイブがリンゴを食べる前に居た場所。
ぶっちゃけ「楽園」「パラダイス」。
研究員達はみんな「エンジェル」(←言い過ぎ^^;)
智の大天使達に守られた楽園で思う存分遊ばせてもらいました。
「あなたは何に興味を持っているのかな?」
なんと自主性を尊重してもらえたのだろう。当たり前だと思っていたけれど。
わたしって、天国にいたんだなぁ〜
なんて。今更気づいたりして。


追記
この研究室の仕事はお断りして別のラボに行く事にしました。


写真。就職活動帰り道で食べたストロベリータルト。
就職活動は苦いけれど、タルトは甘いなぁ。ホッとする。