なつやすみの自由けんきゅう。後編

アゲハチョウの観察日記後編

本当に不思議だ。
小さなチョコチップバニラの幼虫も大きな青虫もサナギも
全然違う形をしているのに、みんな同じ「アゲハ」なんだね。
成長の時期によってこんなに体のかたちが違うなんて。
チョウになったらサンショウをかじるんじゃなくて花の蜜を飲むようになるんだよね？
それもまた不思議だ。
チョウになったとき、幼虫の頃に好きだった食べ物を
再び食べたくなったりしないんだろうか。
ていうかチョウは一体どういうゲノムを持っているんだろう。
チョー不思議（笑）

おどろいたのは、「サナギ」が動くことだ。
大きな物音を立てたり、動いている他の幼虫に接触されると
まるで心臓が鼓動を打つように大きく動く。
。。。眠ってるわけじゃないんだ。。。
起きているんだね。しかし、サナギの内部で自分の体が作り替えられている状況で
外部を把握しているんだろうか？

そして１週間後
昨日まで薄い黄緑色だったさなぎが、みるみるうちに黒く変色した。
そしてあっというまに。。

キミ、その羽はどうやってサナギに収納してあったの？
不思議だねぇ。こんなきれいな羽が１週間で出来上がっちゃうんだね。
きっとその羽は幼虫の頃たくさん食べた「サンショウの葉」で
できてるんだろうね。
果たして自分が幼虫だった頃のことは覚えてるんだろうか？
外に飛んで行ったらたくさん花の蜜を飲むといいよ。
「蝶よ花よ」と風にも当てず育てた「箱入り蝶」が飛び立つときが来て
みんな感無量です。