ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

別府旅行記番外編

※これは年末に駆け足で書いた別府旅行記の番外編です。
本編のほうは温泉と地獄釜に特記しすぎて
グルメ記事が弱かったかな〜と思ってグルメだけ付け足しました。


年末、別府旅行に行く前に現地に住む友人から郵送されてきた
この「別府旅手帳」でいろいろ予習してみたところ、

(非売品:現地にいないと入手できないレアなガイドじゃないかな?)


そのガイドブックの中にあった
歴史を守って頑固一徹!みたいな餃子専門店の記事に目が釘付けに。


「行きたいな〜〜餃子にビール、いいなぁ〜」



。。。でもクリスマス花火でスパ♩湯布院で雑貨屋巡り♩
女子会で、「わたし、餃子で一杯、ビール行きたいんだけどさぁ」
なんて言い出すのもどうなんだろ?



ともだちは「別府まちなかには素敵なカフェがいっぱいあるから
宿に行くまで時間をつぶしててね^^」ってすすめてくれたけど
。。。



考えた末、皆と落ち合う手はずの宿に行く前に餃子を食すことに決定。
ステキなカフェじゃなくて餃子ビールで別府初日を満喫するわ〜〜




この別府駅前通りの昭和な雰囲気の路地裏をもう一本、奥に入って。。。


あった!餃子専門店「湖月」
本当にあったよ〜
こういう、地元の人の、「知る人ぞ知る」みたいなお店って
期待しちゃうよね〜ワクワク

カラカラと引き戸を開けると。。。


カウンターの前に7つしかない椅子
舌代と書かれたメニュー表には「鍋烙」ビールしかない。
ごはんもない、ラーメンも無い。潔い〜
鍋烙に絶対の自信を持っているお店という証明です。
ああワクワクする〜〜

(鍋烙っていうのは焼き餃子のことね)


この店では朝の5時半から餃子の皮を仕込み、
出来上がった餡を詰める作業を終えるのは14時以降。
(だから店のオ−プンは14時〜)
この店は先代の主人が満州から引き揚げてきたときから始めたという。
満州では祭の時に作る餃子」なのだと。。。


あああ。。。
マボロシ満州餃子!これは期待できる〜〜!時代を超えた餃子だよ〜


お店のお姉さん
「ビールはキリンとアサヒがありますけど、どちらにしますか〜?」

「どっちのビールが餃子に合いますか!?」
カウンターに座っていたお客のおじさんが笑い出した。


結局、アサヒスーパードライ満州の鍋烙をいただくことに。
(↑わたしの勝手な判断)
いっただっきまぁ〜す!

(1人前15個)


うま〜〜〜〜〜
うま〜〜い
パリパリな皮なのにトロトロとけていくよ〜
そしたらジューシーな肉餡がジュワジュワくるよ〜
何個でもパリパリ行けそう。


うす皮の、小ぶりの満州餃子は
あっという間に無くなってしまった。
もう半皿(8個)おかわりして満足。


よし、お店の人から湯布院の情報やこれから行く
鉄輪の宿の行き方も聞いたし、
お店をみつけることができてラッキーだったなぁ〜




そのあと、別府駅から鉄輪行きのバスに乗り込む。




窓から見かけた停留所「火売町」


なんて読むんだろう?


「次はほのめちょう〜」


火を「ほの(お)」と読むのはあり得る。
でも売を「め」って読むの?


いやまてよ。。昔読んだ古事記で「比売」とか、「毘売」を「ひめ」って読ませていたよな。。
昔は、売を「め」って読んでいたのかも。


そうか、ここ九州地方は歴史以前の
伝説や神話の時代の言葉が残っているのかもしれない。


そうそう、そうだよ、たしか古事記では豊の国大分県)は神様が作ったんだよ、イザナギと、イザナミの神様が。(そのあと豊前と豊後に分かれた)
だから「豊後牛」とか、牛肉に地名がついてるよね〜

画像は極楽亭で食べた豊後牛のステーキ丼。歴史があるんだね〜
(昔もステーキにしてたかどうかは知りませんが)





豊の国って、太陽がさんさんと降り注ぐようにって意味だったらしい。
わたしの感覚では大分県は地熱がふつふつと沸き立つイメージだけど。

そういや初めて読んだときから ン十年、疑問に思ってるんだけど
「。。。。。豊国(大分)、肥国(長崎)、対馬佐渡島、本州を作った。」


神様、本州の扱いが雑すぎます。
本州が対馬佐渡島と同じ扱い?!


重要度は土地の面積には比例しないのか。
しかも北海道なんて、カゲもカタチも無いし。


それに比べて九州の1つ1つの県の手厚いこと。手作り感あふれてる。ヒイキだわ神様。
九州がトクベツなのは、高千穂伝説(神様が降りてきた場所)があるからかねぇ〜





「だんご汁」なぜ九州ではこの形状を「だんご」と言うのだろう?

湯布院で食べた「だんご汁定食」



昔はこれが「だんご」だったのかねぇ〜〜?
関東圏出身の私から言わせていただくと、それは「やけに太いきしめん」ですよ?



あづまぢの道のはてよりも、なほ奥つ方に生ひ出でた私には
九州地方は歴史(文化)も言葉もミステリアスだよなぁ



(しかも私の地元はその奥つ方よりさらに内陸だからな)

この画像は別府郷土料理「とり天」
衣と鶏肉の熱いコラボレーションらしい。






番外の番外編
鉄輪で見かけた「ヤングセンター」劇場の出し物。

別府、昭和を軽く越えていった。。。!
江戸だ江戸。岡っ引きとか走り出てきそう。