ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

イギリス旅行記 ロンドン自然史博物館

サウスケンジントンの大通りを歩いて行くと、
立派な建物が見えてきました。


まるで、大聖堂のようです。


ここは、自然史系の博物館としては世界トップクラスのロンドン自然史博物館。


もともとは大英博物館の1部門だったのだけれども、
大英博物館が世界中の宝物であふれんばかりになってしまったため(!)
標本など、自然史系の資料はこちらに移動させたんだよね。

例)こういう、人間の宝物ではなく、地球の宝物的なものです。


なんで、あふれるほど世界中の宝を持っているのかとか
もう聞くまい、イギリス。。。


しかし、何も知らずに見たら、この博物館は一見、大聖堂ですよ。
内部まで大聖堂的。


大きな教会のようだ。そんな雰囲気の中、巨大な恐竜の骨が。


おごそかな祈りの場のような奥まった部屋にも恐竜。

思いきった展示の仕方だよなぁ。斬新。


恐竜を見おろす大聖堂の中心に、白い神の像が祀られていました。


いや違う、ここは博物館だから、神ではなくダーウィン像。
19世紀、ビーグル号に乗って世界を旅した自然科学者。

ビーグル号は世界中から化石や動植物を英国に持ち帰った。


ダーウインだけではない。
船に乗って世界中から珍しい物を収集し、女王に捧げた数多くの英国人たち。

大きなセコイアの断面。
どうやって持ち帰って来たのだろう。かなり大きな船が必要だよね。
どうして持ち帰ろうとしたんだろう。。。なんて、もう聞くまい、イギリス。


天然石の展示エリアはまるで宝石店のディスプレイのよう。


世界中から集められた貴重な天然石。なかには本物の宝石も。。。



当時の船乗りや商人たちはイコール「宝探しの冒険家」。
う〜ん、ワクワクするような
ゾクゾクするような(盗られる側からすると)。


古い大聖堂のようなエリアを抜けると、未来的なエスカレーターが現れました。


ここから、火山と地震の展示エリアになります。
地震の展示??


なんと、日本語で「神戸スーパーマーケット」と書かれているエリアがありました。
ここで1995年の阪神・淡路大震災の揺れが体験できるというのです。


えっ?本当に?確か兵庫県震度7だった。
そんな激しい揺れが博物館内で体験できるの?



周囲には壊れた看板や柱のディスプレイ。

しかし、これは平成の看板というより、もっと昔の看板っぽい展示だなぁ。。。(雰囲気が関東大震災


地震が起きたのがスーパーマーケットの設定なので、棚に醤油の瓶が並べられていました。
地震の時間が来ると、あちこちから親子連れやお客さん達が集まってきました。


それでは私もこの地震エリアで体験してみましょう。
ちなみに、私の人生で一番大きな地震は311です。
都内の私がいたエリアは、震度5弱という記録が有ります。



ユラユラユラユラ。。。



う〜ん。。。。。
感覚的に震度3-4くらいかな?普通に立っていられるし。
棚の醤油の瓶も落ちてこないし。(あぶないから固定されてるのかも)


でも小さな子供達が目をキラキラさせて親を見上げている。
「いま、地面が揺れたよ!揺れたよ!」と、うれしそうだ。


そうか、博物館でないと、地震を体験できないんだな、イギリス。
博物館でしか、地震が体験できないんだ。。。。。




そういえば、山も無かったよ、イギリス。
これはバスから見たロンドン郊外の光景。



つまり、火山も無い、ということか。。。



いや、でも、日本人の私も、2011年までは、それほど火山や地震を意識はしてなかったよ。
できたら一生意識せずに生きていきたかったけれど。




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