ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

真夏の極上フレンチ(日比谷)

パープルタウンはニューヨークじゃなくて東京にあったよ、
全てが紫色に染まる町よ、TOKYO





そんな猛暑を記録した数日後のこと


真夏の日比谷公園


木陰に見え隠れする白亜のレストラン


明治36年創業の松本楼
仏蘭西料理ボア・ド・ ブローニュ


わたしはこの部屋に入ってもよいのだろうか。
ロンドンのFortnum & Masonに迷い込んだ時のような緊張感



果たしてわたしはこの空間に存在してもよいのだろうか。
存在意義が揺らぎすぎてレゾンデートルの深みにはまる。


11時。店内には我々のみです。
会話が響く響く
もしかして店員さんに丸聞こえなんじゃ。。

がんばるぞ〜テーブルマナー


「このナイフとフォークは銀ですね。」
「そうですね、この重厚さは銀ですね。」
つい英語の教科書の例文のような会話に。



「このお皿はWEDGWOODなのかしら」



つつつ、と店員さんが寄ってきて
「そちらはWEDGWOODでございます」
(聞かれてたーーーー(・∀・)ーー!!!)

(いろいろWEDGWOODの説明があったけど、アタマに入ってきません)


前菜の説明が始まりました。
ガラスのお皿が涼しげですね。

トリュフとフォアグラという単語しかアタマに残っていません。


これは飾りみたいだからお皿の隅に避けておこうかな(ほおずき)

つつつ、と店員さんが寄ってきて
「そちらは食用のほおずきでございます」
(見られてるーーーー(・∀・)ーー!!!)



そっか、食べられるのかぁ
はじめて食べるよ、ほおずき。なんかミニトマトみたいだな。
手でブチッとちぎって無造作に口に放り込んで。。。は、



いけなかったみたい。フレンチの、
「どんなときもナイフとフォークを手放さないルール」
あのバナナですらナイフ&フォークを使う絶対法則から推測すると。。。



。。。
時間は巻き戻せないので、次行こう、次!
(前向きな思考)
グリーンピースのスープが夏らしくさわやかですわね、おほほほ。。。

食器は全てWEDGWOODで提供しております的な。



そうこうするうちに
テーブルの脇に小さなテーブルが用意されました。


そこでメインのお料理が盛り付けられるーーー

コースのメインの段階になっても、
我々の、
我々による、
我々だけのための
店内です。
たいへん緊張いたしますです。ハイ。
しかし写真は撮影する。(許可取ってます)



メインその1
牛フィレ肉のステーキ


「焼き方はいかがいたしますか?」


。。。アレ?
続きは無いの?ほらレアとか、いろいろ、えーと、


「ミディアムでお願いします!」
(あ〜、思い出せてよかった)
ふだん使わないワードがパッと出てこないよ。
焦るわ〜。クイズは3択にして。



メインその2
白身魚ですね。なんでしたっけ?(説明がアタマに残っていない)



ラストは、旬の桃のデザート

甘い桃にす〜っとするハーブが効いています(ミント?)



コーヒーをいただく頃にはお客さんも続々と入店してきました。
店員さんもテーブルからテーブルに飛び回ってます。
(我々はちょっと心落ち着く)



真夏の別世界体験でした。



おまけ画像
白亜のレストランの隣に存在するオブジェが何故だか埴輪な件(しかも等身大)







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