パープルタウンはニューヨークじゃなくて東京にあったよ、
全てが紫色に染まる町よ、TOKYO
そんな猛暑を記録した数日後のこと
真夏の日比谷公園
わたしはこの部屋に入ってもよいのだろうか。
ロンドンのFortnum & Masonに迷い込んだ時のような緊張感
果たしてわたしはこの空間に存在してもよいのだろうか。
存在意義が揺らぎすぎてレゾンデートルの深みにはまる。
11時。店内には我々のみです。
会話が響く響く
もしかして店員さんに丸聞こえなんじゃ。。
がんばるぞ〜テーブルマナー
「このナイフとフォークは銀ですね。」
「そうですね、この重厚さは銀ですね。」
つい英語の教科書の例文のような会話に。
「このお皿はWEDGWOODなのかしら」
つつつ、と店員さんが寄ってきて
「そちらはWEDGWOODでございます」
(聞かれてたーーーー(・∀・)ーー!!!)
(いろいろWEDGWOODの説明があったけど、アタマに入ってきません)
前菜の説明が始まりました。
ガラスのお皿が涼しげですね。
トリュフとフォアグラという単語しかアタマに残っていません。
これは飾りみたいだからお皿の隅に避けておこうかな(ほおずき)
つつつ、と店員さんが寄ってきて
「そちらは食用のほおずきでございます」
(見られてるーーーー(・∀・)ーー!!!)
そっか、食べられるのかぁ
はじめて食べるよ、ほおずき。なんかミニトマトみたいだな。
手でブチッとちぎって無造作に口に放り込んで。。。は、
いけなかったみたい。フレンチの、
「どんなときもナイフとフォークを手放さないルール」
あのバナナですらナイフ&フォークを使う絶対法則から推測すると。。。
。。。
時間は巻き戻せないので、次行こう、次!
(前向きな思考)
グリーンピースのスープが夏らしくさわやかですわね、おほほほ。。。
食器は全てWEDGWOODで提供しております的な。
そうこうするうちに
テーブルの脇に小さなテーブルが用意されました。
そこでメインのお料理が盛り付けられるーーー
コースのメインの段階になっても、
我々の、
我々による、
我々だけのための
店内です。
たいへん緊張いたしますです。ハイ。
しかし写真は撮影する。(許可取ってます)
メインその1
牛フィレ肉のステーキ
「焼き方はいかがいたしますか?」
。。。アレ?
続きは無いの?ほらレアとか、いろいろ、えーと、
「ミディアムでお願いします!」
(あ〜、思い出せてよかった)
ふだん使わないワードがパッと出てこないよ。
焦るわ〜。クイズは3択にして。
メインその2
白身魚ですね。なんでしたっけ?(説明がアタマに残っていない)
ラストは、旬の桃のデザート
甘い桃にす〜っとするハーブが効いています(ミント?)
コーヒーをいただく頃にはお客さんも続々と入店してきました。
店員さんもテーブルからテーブルに飛び回ってます。
(我々はちょっと心落ち着く)
真夏の別世界体験でした。
おまけ画像
白亜のレストランの隣に存在するオブジェが何故だか埴輪な件(しかも等身大)
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