ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

欧州旅行記(ノイシュヴァンシュタイン城)〜本編その1〜

旅行前に父とLINEで交わしたやりとり(抜粋)

「ドイツに行くんだって?行くならちゃんと歴史は勉強していくんだぞ!」

 

父よ、もちろん現地の歴史は勉強しましたとも!youtubeでだけど)

まず、今回の旅行の本命、ノイシュヴァンシュタイン城ね!

(これは買ってきた絵葉書を撮影したもの。こんな角度から見られるのは鳥かドローンくらいです。)

f:id:Huaca:20190611122444j:plain

 

ディズニーランドでもないのに、実際に生活するためにこんなお城を、浦安ではなくて崖っぷちに建ててしまうとは、どんだけ狂って どれほど大金持ちだったのだろう!やっぱりそりゃ国王レベルだよね!ルートヴィッヒ2世バイエルン王)ほらね、王様ですよ!国の財源を使わなきゃ、個人では無理ですよ、シンデレラ城 白鳥城は作れない

素敵だよね。。ファンタジーをそのまま、この世に実現してるよ。うっとりしちゃうけど、当時のバイエルン国民にはなりたくないな!

 

(これも買ってきた絵葉書を撮影したもの。)

リアルにアナと雪の女王だね。リアルディズニー世界。

f:id:Huaca:20190611122424j:plain

なぜさっきから自分の撮影した写真ではなく「絵葉書」ばかり紹介してるかというと。。あとで後述

 

今回の旅行、ほかにもお城には行ったけれど、たいがい、日本の戦国時代と同じで、小高い丘/山の上にあり、物見櫓があり、籠城時に兵士を養う井戸があり、座敷牢があり、壁には銃眼があるという戦闘仕様なんですけど、

 

ノイシュヴァンシュタイン城は戦闘目的ではない。

 

城の中に洞窟がある。だってリアルシンデレラ城だからね!洞窟の1つや2つ、あるに決まってるさ!

f:id:Huaca:20190611130540j:plain

(城で買ったガイドブックからの画像です。城内撮影禁止だったから。。)

 

そのほか

童話の魔法の食卓を真似して「いきなり現れるテーブル」とか、大きな舞台装置のある広間では王一人だけのためにロウソク600本が灯されたという。。。

 

f:id:Huaca:20190611131415j:plain

(城で買ったガイドブックからの画像)

 

そのほかにも、

城内の池に白鳥のボートを浮かべたり、夜中にたいまつを掲げた馬車を庭に走らせたり。。

ルートヴィッヒ2世よ、あなたの天職は王ではなく、遊園地のプロデューサーですよ!

 

何の目的でこの夢の城を具現化したのか。作者に質問したい。
世の中にはたくさん、この城や王の性格を推測して説明しているサイトがあるけれど、ぜひ本人に問いたい。しかしそれは不可能。。この方、1886年に、湖で遺体となって発見されたからです。。死因は未だに不明。。謎の死。怪死。


出来すぎだろう。
ラノベか。人生がラノベなのか。ラノベだよ人生は。
劇場型人生だわ。

f:id:Huaca:20190611122432j:plain

(これも買ってきた絵葉書を撮影したもの。)

春も夏も秋も冬も美しい、異次元のお城です。


そして家系図を見るとルートヴィッヒの親族に、ミュージカルや映画にもなっているエリザベートがいるんです。劇場型ファミリーね。厨二病 耽美主義で美しい容姿がこの一族の宿命なのかしら。

 

。。。ということを旅行前に予習しましたよ!父よ!こういう事情を知っててお城を見るのと知らないで見るのは大違いだと思うし。

 

父とのLINEの続き

「ベーベル広場(Bebelplatz)には行くんだろうな?」

「はぁ?(ヘーベルハウスならCMで知ってるけど)それは何の広場?」

「なに〜?!ベルリンへ行くのにベーベル広場に行かないのか?!」

「ベルリンには行かないよ!私が行くのはミュンヘンだもの!」

「ドイツに行くのにベーベル広場に行かないなんて!」

 

豆知識 「ベーベル広場」とはなんぞや

1933年、ベーベル広場でナチスによる焚書​事件が起こり、2万冊以上の本が焼かれた出来事を忘れないために広場に空の本棚を展示しているらしい。

 

あ〜、本を焼いたら次は人も焼くだろう。。(by ハイネ)という戒めね。実際、歴史的にそうなってしまったし。。もし父が日本旅行に来た外国人だとしたら真っ先に原爆ドームに行くタイプね。私が外国人なら金閣寺に(雪の日に)行くだろうなぁ。目指せインスタ映えなの。

 

今回の旅の目的は、ロマンティック街道ドラクエみたいな街でポイントを上げて(なんの?)、中世の古城でラスボスを倒しつつ、ソーセージとビールを楽しみ、ウィーンでバレエを見て、宮殿を見て美しいもので脳内と心を満たしつつザッハトルテで胃も満たされてドナウ川で川下りという旅なので(ry

ごめん父よ!もう心はドイツの素敵なお城に飛んでいるの!!

 

 

つづく。