ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

欧州旅行記(ロマンチック街道)〜本編その5〜

やっぱり、ドイツといったらビールと、

f:id:Huaca:20190528225550j:plain

そして、ソーセージだよね!(Tさん感謝です)

f:id:Huaca:20190528225554j:plain

真ん中の3本は今が旬の白アスパラガスです。

。。。そ、素材を凄く活かした料理。。(褒め言葉です)

 

というわけで、こちら、「バウマイスターハウス」でランチ。

 

f:id:Huaca:20190528225537j:plain

 

このお店、日本語メニューがあるんですよね、さすが、地球の歩き方太字で紹介されてるお店だよ!間違いないね!

(ネットだけで調べて行った店みたいに閉店してたり工事中だったりってことはないよ、と旅行前の私に教えてあげたい。。)

f:id:Huaca:20190618212215j:plain

(まさに、この表紙に書かれてる場所を観光してる我々。。ミーハーかな。)

 

お店の中に、日本人客らしき人々がチラホラ。。。みんな、地球の歩き方を読んだね?

まぁ、ドイツ語でメニューを読んでもチンプンカンプンだし、日本語メニューがあるお店がいいよね、やっぱり。

(だって、Google翻訳アプリはまだ発展途上だし。。→ 未来は遠かった。 - ぐるぐるぐるめ♪

f:id:Huaca:20190528225547j:plain

 

このレストランの建物は16世紀に建てられたものみたいですね。

f:id:Huaca:20190620124627j:plain

 

そう、この16世紀のお店が違和感なく溶け込むこの町は、「中世の宝石」ローテンブルク。

f:id:Huaca:20190519133247j:plain

この町にはある伝説が伝わっています。それは、宗教戦争(16世紀)の真っ只中の出来事。

当時プロテスタントだったローテンブルクに、カトリックの軍隊が攻めてきました。

カトリックの将軍は「街に火をかけ、ローテンブルクの指導者は処刑する」と宣告しました。

やだわ、織田信長豊臣秀吉みたいなやつがドイツにもいたのね。

町の人々はなんとか許してもらおうと、将軍を酒でもてなしました。

ヤマタノオロチ作戦? 

カトリックの将軍は気を良くして「この3リットルのワインを一気飲みできる人間がいたら街に危害を与えることはやめる。」と宣言しました。

その一気飲みを引き受けたのが ローテンブルクの年老いた市長。

市長〜〜〜!急性アルコール中毒って知ってますか?? 

みごとに飲みきった老市長をたたえて今でもお祭り(マイスタートゥルンク)をしている町である、と。

今でもその現場の酒宴館が残ってるらしい。

「ローテンブルク」って「赤い城」という意味らしいけど、本当に真っ赤に染まるところだったよ!あぶなかったね!

 

f:id:Huaca:20190528225514j:plain

いい話なんだか、怖い話なんだか、反応に苦しむ伝説だけど、そうか。。。酒3リットルか。。。まぁ、ウチの父と妹だったら余裕だな。。。

(年末に開催される家庭内忘年会を毎年観察しての結論)

 

f:id:Huaca:20190528225426j:plain

 

妹にローテンブルクの写真を送って帰ってきた返事が、

東京ドイツ村みたいだね〜o(´∇`*o)」

妹よ、東京ドイツ村がドイツの真似をしてるんだぞ。。。orz

たしかに、おとぎの国の家がたくさん並んでるよね。

ドラクエの町でもいいかも。

どこかの宿屋に1泊したら、朝には全体力が回復してそうだし。とにかく、「ひのきのぼう」を売って金に替えないと!(最弱の村人設定)

f:id:Huaca:20190528225443j:plain

デザインの凝った看板。

村人が文字の読めなかった時代に、凝った看板が店の目印になっていたそうだ。

f:id:Huaca:20190528225453j:plain

 

f:id:Huaca:20190528225449j:plain

ところで、ローテンブルクはクリスマスマーケットでも有名なのですが、残念ながら今はその時期ではない(5月)。

雪でも降っていたら、この町は、リアルにくるみ割り人形の世界観だったろうなぁ。。

まぁ、グリューワインはもちろん買うとして、(まずは酒を買う)

f:id:Huaca:20190624124551p:plain

 

 

しかし世の中、うまくできてるもので一日中、朝ご飯が食べられる朝ご飯専門店が都内にあるように、

都内でイングリッシュ・ブレックファスト - ぐるぐるぐるめ♪

 

このローテンブルクは一年中、クリスマス気分が味わえる町なのです。

ここはクリスマスミュージアムです。

f:id:Huaca:20190528225608j:plain

 

これはくるみ割り人形(くるみどころか岩もガシガシくだけそうな)

f:id:Huaca:20190528225611j:plain

 

それではみなさん、季節外れのクリスマス気分を存分に味わってくださいませ。

ドイツのクリスマスは、温もりがあって好きなんですよ。

横浜西洋館めぐりでも、ドイツ館が一番好きだった。

ベーリックホールの日記→

横浜山手西洋館・クリスマス(2018)その5 - ぐるぐるぐるめ♪

 

f:id:Huaca:20190528225613j:plain

f:id:Huaca:20190528225621j:plain

f:id:Huaca:20190528225619j:plain

f:id:Huaca:20190528225616j:plain

f:id:Huaca:20190528225624j:plain

f:id:Huaca:20190528225628j:plain

f:id:Huaca:20190528225631j:plain

f:id:Huaca:20190528225644j:plain

f:id:Huaca:20190528225641j:plain

f:id:Huaca:20190528225637j:plain

f:id:Huaca:20190528225647j:plain

 

そして、聖ヤコブ教会にお参り(見学)。

本当にクリスマスだ〜。。。

f:id:Huaca:20190528225654j:plain

f:id:Huaca:20190528225705j:plain

f:id:Huaca:20190528225709j:plain

f:id:Huaca:20190528225702j:plain

 

欧州旅行記(ロマンチック街道)〜本編その4〜

「わたし、見たんです、亡くなった大奥様が白いドレス姿で真夜中の廊下を歩いているのを」

とか、女中が身震いして言いだしそうな廊下だよ。(どんな?)

f:id:Huaca:20190528225342j:plain

 

「井戸がぼうっと白く光っているから窓から見てみたら、大勢の妖精がぐるぐる周りで踊っていたんだよ!」

とか、小間使いの少年が興奮して言いだしそうな井戸だ。(どんな?)

f:id:Huaca:20190528225312j:plain

 

「月のない暗い夜に、甲冑姿の兵士がお城の城門をゾロゾロ歩いていくのを見たんです。。」

とか、青ざめながら従僕が言いだしそうな門だ。

そして秩序を重んじる白髪の執事にその発言をたしなめられるところまでが様式美。(どんな?)

f:id:Huaca:20190528225303j:plain

 

甲冑ってコレですよ、もちろん。。。

(画像:街で見かけた中世の服と鎧を売ってるお土産物屋)

f:id:Huaca:20190813152737j:plain

 

ここは11世紀(〜12世紀?)頃に建てられた古城ハールブルク。

一度も敵に占拠されたことがないという(伝説の)この立地ポイントで奇跡の城。中世のバイエルンなんて戦国時代の川中島みたいなもんだろうに(←言い過ぎ)。

内装も外壁もきちんと残ってるんだね。奇跡的だね。

日本で言ったらだいたい、平等院鳳凰堂(11世紀築)くらいの古さかな。

f:id:Huaca:20190528225310j:plain

うわぁ。。。中世の設定のゲームの世界でお馴染みの光景が目の前に広がっている。。

これがリアル。。。

f:id:Huaca:20190528225306j:plain

さしずめ私は、不作で納税できなかったために今日はこの城に住む領主様に言い訳するためにおそるおそる城門をくぐった村人Aってとこでしょうか。

(なんでそんなネガティブな理由なんだろ)

f:id:Huaca:20190528225315j:plain

 

観光したのは晴れ晴れとした昼間ですが、あまり夜に歩きたくないなぁと感じましたよ。いくら歴史的に占拠されたことがないとはいえ、城下の敵を見張る窓とか

 

f:id:Huaca:20190528225318j:plain

 

銃眼とか、

f:id:Huaca:20190528225336j:plain

 

この先に座敷牢があったり(撮影しなかったけど)、

 

f:id:Huaca:20190528225330j:plain

やっぱりいろいろ、あんなことやこんなことがあったのだろうなぁということを想像させるお城でした。

占拠されなかったからといって無傷とは言ってない!

むしろ占拠されないということは、さぞかし死闘が繰り広げられたんじゃないかと思われ。

f:id:Huaca:20190519101506j:plain

 

 

姫とか騎士とかの幽霊がフワフワしてても違和感ないね!

日本とはまた違ったタイプの幽霊。。いや、ゴーストがね!(湿気ってないイメージ)

f:id:Huaca:20190619133453j:plain

 こんな感じの人たちがね!(by wikipedia)

 

 

おまけ画像。

。。。本当にロマンチックな風景が広がるから、ロマンチック街道というのだなぁ、と思ったけれど、これは日本独自の呼び名で、ドイツでは単に「観光街道」というらしい。日本人から見たら、街道沿いのおとぎの国みたいな家や、古城やら花畑やら森やら、目に映るすべてのものが「ロマンティック」ですよ。

f:id:Huaca:20190528225253j:plain


今日の行程はローテンブルク&ハールブルクをロマンチック街道をバスで走りつつ観光するという日帰りツアー(Veltra提供)でお送りしました。

次回は中世の町並みをそのまま残すローテンブルクとクリスマス博物館の巻。

完全に世界観がドラクエか、進撃の巨人

欧州旅行記(ノイシュヴァンシュタイン城)〜本編その3〜

さて、ここからはノイシュヴァンシュタイン城に関して個人的に感じたことを書きます。

世界でいちばん美しい白鳥城、という触れ込みですので、こういうものを見られるのではないかと期待して行きました。(お城の公式HPの画像)

f:id:Huaca:20190614152955j:plain

 

 

しかし、前回までの日記で推察できるかと思いますが、ノイシュヴァンシュタイン城観光の日は雨だったのです。最初はガッカリしました。霧に煙って、あまりよく見えないんじゃないかなと。

じっさい、ご近所のホーエンシュヴァンガウ城はこのように映っていたし。

f:id:Huaca:20190528225918j:plain



 

しかし、

 

ここから先、私の筆力でうまくお伝えできるかどうかわからないんですが、、、

 

 

f:id:Huaca:20190528225927j:plain

マリエン橋と城への分岐点から、城へ向かって林道をてくてくと歩いていきます。

左側、眼下に望むアルプ湖も煙ってしまってる。ガイドブックには

「飲料水にできるほど澄んだ湖は、青く透明度が高く、湖面が木々や山々を映し出し、さながら絵のように美しい。」とあるけれど、今日は霞んでしまっている。

f:id:Huaca:20190612131206j:plain

ちなみにこれはアルプ湖近くから撮影された画像

晴れていたらアルプスも見えるらしいんだけど。。う〜ん

f:id:Huaca:20190612131232j:plain

足元の水跳ねを気にしながら、

。。。。こりゃ、白鳥のお城も、あまり期待できないかもしれないな、あ〜あ、雨だなんて運が悪い。。

 

 

ふと真正面を見上げると、

f:id:Huaca:20190528225938j:plain

黒々と濡れた深緑の森の向こうに、ノイシュヴァンシュタイン城が「ぬっ」と現れたのです。本当に「ぬっ」と。

白く霞んだ雨空に溶けそうな、巨大な白いお城。どこまでが空でどこからが城なのか。

まるで生物のような---いや、城は生物ではないけれど、意思を持った巨大な何かが、黒い森の向こうからこちらを覗き込んでいるような気がしました。

あれ?わたし、このまま城の中に入ってもいいのかな?

いやいや、もう入場チケットを入手しちゃったし!

。。。でも、たしか、ルートヴィッヒ2世は、あまり城の中に他人を入れたくなかったようなことがガイドブックに書いてあったよなぁ。。

 

いやいや、そんなこと今は関係ないでしょ。

でも、こんな雨の日は、城の美しさよりも狂気が際立つみたい。印象派の風景画で、見る人の不安を掻き立てるような色彩の絵があるけれど、ああいうイメージ。

f:id:Huaca:20190528225941j:plain

 

狂気の城が王を呼んだのか、この城を作ったから狂気に走ったのか、

 

f:id:Huaca:20190813153627j:plain



なんだか、すごいものを見ちゃったな。。たしか、ルートヴィッヒ2世はこの城に100日余りしか住めなかったみたいだけど、、、いやそれ以上、人間は住めないんじゃないかな。無理なんじゃないかな。

。。。と考えながら

城内を見た後、雨の中、マリエン橋に向かって、お城を眺めると、

f:id:Huaca:20190528232852j:plain



ますますとんでもない。

まちがいなく別世界に召喚されている城ですよ。あの場所は異空間だと思う。

住むのにふさわしいのはドラキュラか、魔王ですよ。

f:id:Huaca:20190528232855j:plain


この城を作ったルートヴィッヒ2世は、この城に100日あまり住んだあと怪死したけれど、それは、地上に遺体として体を残して魂は別の世界に連れ去られたんじゃないかな(誰に?)誰というか、人間ではないものに。なんて非現実的なことが頭をよぎっちゃったよ。


なんてことをルートヴィッヒ2世の命日に書いてる自分。。。(今知った)

 

 

 

 

欧州旅行記(ノイシュヴァンシュタイン城)〜本編その2〜

さて、宿泊地ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城まで行く方法はいくつかあります。

いちばん簡単なのは、「みゅう」やJTBのツアーに参加すること。

おそらく、ミュンヘンからフュッセン(城の最寄駅)、城の麓のホーエンシュヴァンガウまでの交通手段、そして、ちょっと特殊な城への入場まで、おそらく至れり尽くせり?でツアー団体客として城を観光するのが手っ取り早いかもしれません。

しかし、私たちは、そうしなかったのです。(理由は後述)

 

f:id:Huaca:20190613124619j:plain

(画像:Wikipediaより)

 

この画像は「FlixBus」。欧州を中心に2000近い路線を走る長距離バスです。

このバスを日本からネット経由でシュヴァンガウ(フュッセン)行きを予約したのです。(Tさん感謝です)なんとこのバス、ストックホルムやスペイン、海を渡ってイギリスにも行けますからね。

 

そしてもうひとつ、必要なのは、ノイシュヴァンシュタイン城の入城チケットを日本からネットを通じて事前予約しておくこと。

これは世の中にたくさん、予約を案内している日本語サイトがあるので、わたしのブログではリンクしません。

 

そして、このバスで、お城の麓の村、ホーエンシュヴァンガウに着いたら、さっそくチケットセンターに行くのです。

ちなみにこれはノイシュヴァンシュタイン城付近の地図。

RPGの冒険の地図みたいだと思ったのはわたしだけ?

f:id:Huaca:20190613125001j:plain

チケットセンターです。

事前予約済みと予約なしの列があるので注意。

 

f:id:Huaca:20190528225859j:plain

f:id:Huaca:20190528225903j:plain

ノイシュヴァンシュタイン城に入れる時刻が印刷されたチケットを受け取ります。

チケットを受け取って40分後くらいかな。(昼の12時過ぎ)

おお、12時過ぎにシンデレラ城に入れるなんて(笑)魔法が解けないかな。

 

さて、麓の村から、山の上にある 魔王の お城に行くためには、徒歩でもまぁ、いいんですが、無駄なエネルギーを使ってしまいそうなので、別の交通手段を調べました。

それは、シャトルバスと、馬車。

f:id:Huaca:20190528232909j:plain

ノイシュヴァンシュタイン城直通シャトルバス)

f:id:Huaca:20190528225857j:plain

(馬車。あの山道を登るなんて、馬、がんばってる!)

そう、麓の村から、とてもじゃないけど徒歩で登りたくない山道なのです。なぜか、日本から参加できるツアーが、全部、山登りツアーだったもので。。ツアー参加はやめたのです。でも馬車は、馬がかわいそうだなぁと思ったので(!)ここは、バス一択です。

 

ガードレールのない崖っぷちを、ある意味ジェットコースター的に走るシャトルバスで(!)っていうか、シンデレラ城に行くのにスペースマウンテンはつきものなのか??!!

無事、停留所に着きました。ああ怖かった!

ここは、マリエン橋(ちょっと上り坂)と城に行く(ちょっと下り坂)分岐点です。先に城を見ることにしました。

f:id:Huaca:20190528225922j:plain

さぁ、いよいよノイシュヴァンシュタイン城見学ですよ!

f:id:Huaca:20190612131202j:plain

そろそろ12時だ、ほら、お城へのゲートが開かれるよ。

 

f:id:Huaca:20190528232839j:plain

自分のチケットに刻印されている時刻になったら城内に入る事ができます。

そのあとは日本語音声ガイドを受け取って、城内ガイドの案内通りに歩いていくだけ。

 

 

ネットによっては、「城の外見に比べると、城内はたいしたことがない」と書いてある場合もあるけれど、(私は)そんなことはないと思いました。天井の飾りや絵などを見ていたとき、あまりの壮麗さにポカーンとして(口を開けてたのか??)唾が気道に入って咳きこんじゃったくらいだからね。とても日常生活には適していないな。このお城に一人で暮らすって←バイエルン王のことです。(召使いはいるにせよ)とても非現実的で、想像できない---------!!

残念ながら城内撮影禁止だから、ここに画像を上げられないけれど、外見だけでなく城の中も素晴らしいと思います。

 

ノイシュヴァンシュタイン城編はもう一回、続きます。

 

欧州旅行記(ノイシュヴァンシュタイン城)〜本編その1〜

旅行前に父とLINEで交わしたやりとり(抜粋)

「ドイツに行くんだって?行くならちゃんと歴史は勉強していくんだぞ!」

 

父よ、もちろん現地の歴史は勉強しましたとも!youtubeでだけど)

まず、今回の旅行の本命、ノイシュヴァンシュタイン城ね!

(これは買ってきた絵葉書を撮影したもの。こんな角度から見られるのは鳥かドローンくらいです。)

f:id:Huaca:20190611122444j:plain

 

ディズニーランドでもないのに、実際に生活するためにこんなお城を、浦安ではなくて崖っぷちに建ててしまうとは、どんだけ狂って どれほど大金持ちだったのだろう!やっぱりそりゃ国王レベルだよね!ルートヴィッヒ2世バイエルン王)ほらね、王様ですよ!国の財源を使わなきゃ、個人では無理ですよ、シンデレラ城 白鳥城は作れない

素敵だよね。。ファンタジーをそのまま、この世に実現してるよ。うっとりしちゃうけど、当時のバイエルン国民にはなりたくないな!

 

(これも買ってきた絵葉書を撮影したもの。)

リアルにアナと雪の女王だね。リアルディズニー世界。

f:id:Huaca:20190611122424j:plain

なぜさっきから自分の撮影した写真ではなく「絵葉書」ばかり紹介してるかというと。。あとで後述

 

今回の旅行、ほかにもお城には行ったけれど、たいがい、日本の戦国時代と同じで、小高い丘/山の上にあり、物見櫓があり、籠城時に兵士を養う井戸があり、座敷牢があり、壁には銃眼があるという戦闘仕様なんですけど、

 

ノイシュヴァンシュタイン城は戦闘目的ではない。

 

城の中に洞窟がある。だってリアルシンデレラ城だからね!洞窟の1つや2つ、あるに決まってるさ!

f:id:Huaca:20190611130540j:plain

(城で買ったガイドブックからの画像です。城内撮影禁止だったから。。)

 

そのほか

童話の魔法の食卓を真似して「いきなり現れるテーブル」とか、大きな舞台装置のある広間では王一人だけのためにロウソク600本が灯されたという。。。

 

f:id:Huaca:20190611131415j:plain

(城で買ったガイドブックからの画像)

 

そのほかにも、

城内の池に白鳥のボートを浮かべたり、夜中にたいまつを掲げた馬車を庭に走らせたり。。

ルートヴィッヒ2世よ、あなたの天職は王ではなく、遊園地のプロデューサーですよ!

 

何の目的でこの夢の城を具現化したのか。作者に質問したい。
世の中にはたくさん、この城や王の性格を推測して説明しているサイトがあるけれど、ぜひ本人に問いたい。しかしそれは不可能。。この方、1886年に、湖で遺体となって発見されたからです。。死因は未だに不明。。謎の死。怪死。


出来すぎだろう。
ラノベか。人生がラノベなのか。ラノベだよ人生は。
劇場型人生だわ。

f:id:Huaca:20190611122432j:plain

(これも買ってきた絵葉書を撮影したもの。)

春も夏も秋も冬も美しい、異次元のお城です。


そして家系図を見るとルートヴィッヒの親族に、ミュージカルや映画にもなっているエリザベートがいるんです。劇場型ファミリーね。厨二病 耽美主義で美しい容姿がこの一族の宿命なのかしら。

 

。。。ということを旅行前に予習しましたよ!父よ!こういう事情を知っててお城を見るのと知らないで見るのは大違いだと思うし。

 

父とのLINEの続き

「ベーベル広場(Bebelplatz)には行くんだろうな?」

「はぁ?(ヘーベルハウスならCMで知ってるけど)それは何の広場?」

「なに〜?!ベルリンへ行くのにベーベル広場に行かないのか?!」

「ベルリンには行かないよ!私が行くのはミュンヘンだもの!」

「ドイツに行くのにベーベル広場に行かないなんて!」

 

豆知識 「ベーベル広場」とはなんぞや

1933年、ベーベル広場でナチスによる焚書​事件が起こり、2万冊以上の本が焼かれた出来事を忘れないために広場に空の本棚を展示しているらしい。

 

あ〜、本を焼いたら次は人も焼くだろう。。(by ハイネ)という戒めね。実際、歴史的にそうなってしまったし。。もし父が日本旅行に来た外国人だとしたら真っ先に原爆ドームに行くタイプね。私が外国人なら金閣寺に(雪の日に)行くだろうなぁ。目指せインスタ映えなの。

 

今回の旅の目的は、ロマンティック街道ドラクエみたいな街でポイントを上げて(なんの?)、中世の古城でラスボスを倒しつつ、ソーセージとビールを楽しみ、ウィーンでバレエを見て、宮殿を見て美しいもので脳内と心を満たしつつザッハトルテで胃も満たされてドナウ川で川下りという旅なので(ry

ごめん父よ!もう心はドイツの素敵なお城に飛んでいるの!!

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欧州旅行記(ミュンヘンとウィーン)〜プロローグ4〜

 長い。

プロローグが長い。

いったいいつ本編が始まるのか。さっさと城に観光に行け。

でももう、この年齢になると「衝撃!」とか「初めて」とか、もうなくて、見るもの聞くもの体験するもの全てが斬新!新鮮!びっくり!なんてことはないので、この旅行はめったにない良い機会だったんだよね、「全てが刺激的な毎日」。

思春期かよ。

 

 

今回は、

日本にあってヨーロッパの街にないもの

逆にヨーロッパの街にあるもの

水事情

トイレ事情

チップ事情

ドイツのケーキ

の、6本立てでお送りします。はたしてぜんぶ1回の日記で収まるのか?

あと、有名ガイドブック「地球の歩き方」の読み方がやっとわかった。という記事もいつか書きたいんだけど。

 

 

まず、ヨーロッパの「素敵な街並み」をご覧ください。

こんなかんじの建物がえんえんと、ずらりとならぶ、壮観な様子を。

f:id:Huaca:20190524182533j:plain

f:id:Huaca:20190523080732j:plain

f:id:Huaca:20190521084226j:plain

f:id:Huaca:20190520074323j:plain

f:id:Huaca:20190528225825j:plain

あら素敵。19世紀の街並みがそのまま残ってる。素敵なんだけど、でも、

はい、みなさんお気付きでしょうか?
そうです、そうですね、そう、「生活感」が全くありませんね。

わたしの定義する生活感 = コンビニ、100均ショップ、(庶民的な)スーパー、自動販売機、チェーン系ドラッグストア

まるで欧州版「太秦映画村」や「日光江戸村」にでも迷い込んだような、タイムマシンで間違った時代に来ちゃった感が否めません。助けてドラえも〜ん!

まだね、ロンドンにはあったんですよ。コンビニやスーパーが。でもミュンヘンやウィーンの街なかでは見かけないんです。そういうお店はどこにあるのかというと、「地下」とか「駅地下」にあるのです。外には出ていないのです。飲み水を探すのにもひと苦労。まず、地下世界への入り口を探せ!(そこにシャンバラがある!笑)

 

水とトイレはタダではない。

(無料なのは空気と愛だけなのね〜笑)

 

まず、ドイツ旅行が決まった時、飲み水をいろいろ調べて行ったんですよ。

軟水と硬水があるから、軟水の種類はどれかな?って。

f:id:Huaca:20190607123323j:plain

ドイツの水といえば。。。

(画像:Amazon商品ページより)

 

 

しかし、実際、現地に行ったら「軟水」とか「硬水」とか、もはやどうでもよくなった。すべては、

炭酸か、炭酸じゃないか、それが問題だ!!

Sparkling water, or not sparkling water...that is the question!

 

炭酸水の表記には、
mit Kohlensäure

Sprudel 
Classic

Spritzig
Midium 

Mild

いろいろあるんですよ。これぜんぶ炭酸水。

だまされたのは「Mild」。マイルドなんだから、炭酸抜きだと思うじゃない?これ、「微炭酸」なんですよ、マイルドな炭酸なの。

ようするに、微炭酸、フツーの?炭酸、もっと炭酸、すっごい炭酸、メッチャ強炭酸みたいな種類がある、というか、なんでそんなに炭酸水に種類が必要なの?

個人的には炭酸水は好きですよ。暑い時に飲むと、スッキリしていいよね。

でも私は単純にホテルの部屋のポットでお湯を沸かして日本から持って行った緑茶が飲みたいんですけど。炭酸は困る。このときのドイツの最低気温は13度ですから。

(そして日本に帰国したら33度の猛暑日だったっていうオチ)

お店で、ペットボトルの水を手に取ったら5本に4本は炭酸水って高確率、むちゃくちゃでしょ?(ちなみに、炭酸が入ってない、という表記はOhneとかStillね)

いやまぁ、サイアク、炭酸水でも沸かせばお湯になるけど、何かイヤなんだよなぁ(わがまま?)

 

 

トイレ問題。

ユーロなんですけど、意外にコインは重宝するんですよね、

レストランでウェイトレスやウェイターにチップを渡す(10%)、

ホテルのスタッフに渡すチップとか。

ちなみに今、1ユーロ = 125円くらい。

 

f:id:Huaca:20190610130105p:plain

地球の歩き方HPより(画像)

 

 いろいろコインには種類があるけど、けっこう重宝するのは1ユーロ(ホテルの部屋に置いておいて、ベッドメイクするスタッフに渡す)。

そしてとっても重要な50セント硬貨(0.5ユーロ)。

いやもう、50セント硬貨(だけは)死守せよ!

トイレに入る時に必要なんだよね。トイレは有料。

50セント払わなきゃ、トイレの入り口にたどり着けない仕組みになってる。

f:id:Huaca:20190528225844j:plain

両替所がトイレの近くにある(こともある)。

だからここで、日本ではあり得ない、謎の会話が発生する。

「あ、こまかいコイン持ってるから、わたし、トイレおごりますよ〜」

。。。よけいなおせっかいかもしれないけど、「トイレ緊急事態」って、きっと人生に何度かあると思うんだけど、もう、我慢できなくてトイレに駆け込みたいのに、財布の中を覗いて、「あっ!コインがない!近くに両替所もない!」ってとき、この国の人たちはどうしてるの??そこはかとなく。。。いやメッチャ心配なんだけど。。。世界は謎に満ち満ちてるぜ。。。

 

まぁ、でも全てのトイレが有料なのではなく、コツを掴んでしまえば無料のトイレには入れるんだよね。外にある公衆トイレ的な場所は大抵有料。でもいったん施設内に入ってしまえば無料の場合が多い。

トイレは城の中に入るまで我慢しよう!(笑)

きっと、タダの場合、城や美術館の入場料でトイレ代を賄ってるんだと思う。トイレ代込みの入場チケットなんじゃないかな。

 

 

ああ、ドイツのケーキまで紹介しきれなかった。。また次の機会に〜

 

欧州旅行記(ミュンヘンとウィーン)〜プロローグ3〜

プロローグが長い。

まだ出発してもいない。

今回、本編以外でいろいろあったからなぁ。

 

 

「。。。まだかなぁ」

羽田空港のチェックインカウンターでかれこれ2時間近くは行列していた。

f:id:Huaca:20190606122854j:plain

なぜなら、その朝、乗るはずの「ミュンヘン行きの飛行機」の(3時間)遅延が決定したからだ。

3時間の遅延。

もし、到着地のミュンヘン国際空港を中継して別の飛行機の乗り継ぎを予定していたら大幅に予定が狂うことになっていた。幸い、私たちはミュンヘンでの観光予定だったので被害は最小限で済んだのだがーーーーー

羽田空港スタッフのお姉さんが必死の形相で殺到するお客さんたちを別の会社の飛行機や、乗り継ぎの相談に応じているけど、行列は遅々として進まない。

 

ここで提案。

羽田空港さん、フツーに到着地にとどまる人たち(通常)と到着地から乗り継ぎの人たち(相談案件)を同じ行列に並ばせると、こういう非常事態で効率が悪いので、窓口を別々にすることをお勧めしますよ!いっぽう、ミュンヘン国際空港は効率よくチェックイン自動化してたし、よほどのことがないと人間の窓口には行かなかったよ。

 

しかし私は「たった3時間の遅延か」と、このとき安易に構えていたけれど、のちに意外にボディブローのように効いてくることをまだ知らない。

 

 

ミュンヘン行きがダメなら、予定時刻通り出発するフランクフルト行きはどうかーーー窓口スタッフはそういう提案もし始めたようだ。

フランクフルトか。だいたいミュンヘンから300kmってとこだ。

日本でいったら羽田に着くはずがセントレアに飛ばされちゃう感じ?日本人なら電車を使って東京まで来られるけれど、外国人が急にセントレアに着いても迷子になりそうだなぁ。そうか、もしミュンヘンを中継点にしてウィーンに行く日程にしていたら、私もそういう目にあうところだったんだ-------

 

f:id:Huaca:20190528225218j:plain

なんで主食に寿司とコッペパンの2種類(ニョッキも入れれば3種類?)ついてくるんだろう?なルフトハンザの機内食

量は日本人好みに少なめ(←あとから考えれば)

o(*´~`*)o モグモグ

 

 

機内の席でもできるストレッチをしつつ、12時間後に無事、ミュンヘン国際空港へ-----

日の長いヨーロッパとはいえ、もうすっかり夜です。ほんとうは、明るいうちに、夕方には着くはずだったのに。そう、初めて行く異国で、夜到着(20時過ぎ)になるとは。

そこから、ミュンヘン中央駅までVeltra経由でルフトハンザ航空エアポートバスの予約をしていた。(これは昼間の写真)

f:id:Huaca:20190606125537j:plain

 

 

さて、このバスに乗り込んだらあとは座ってミュンヘン中央駅に着くのを待てばいいのねーーーーー

窓の外は真っ暗。

ふと、バスが止まって、乗客の何人かが降り始めた。あれ?アナウンスあったっけ?

もう駅に着いたの?

同行しているTさん

「いいえ、ここは駅ではないようです。別の停留所でしょう。」

たしかに駅にしては薄暗く、明かりもない。夜だから判別しにくいけど。

あぶないあぶない。ウッカリしてたら降りちゃうとこだった。しかし、中央駅以外に停留所にバスが止まるなんて情報、ありましたっけ?

 

たとえば日本の駅ではこういう標識があるじゃないですか。

私はこれにすっかり慣れてしまっていて、

f:id:Huaca:20190606131134j:plain

まぁ、ハングル、中国、日本語は無理だと思うけど、

ドイツ語の他に、ローマ字あるいは英語の標識ぐらいはあるでしょう?と、タカをくくってたんです。

 

じっさいは、道路も駅も店の看板もドイツ語の駅の名前だけで、路線名どころか、次の行き先も書かれてないし、英語もローマ字もない、ドイツ語のアナウンスすらない!という状況。

f:id:Huaca:20190813150758j:plain

(例:シェーンブルン宮殿最寄駅のシェーンブルン駅。案内も看板も次の駅名も前の駅名もなくてシンプルです。)

同行したTさん

「個人の自覚が必要な国ですね。」

そう、自分の行き先がいくつ先の駅か、数えてなければならないし、間違った行き先に行きそうになっても(空港のスタッフは)注意してくれないし、そもそも英語のアナウンスどころかドイツ語アナウンスもない。

 

エアポートバスに乗る際に、日本で予約したバウチャーを見せて切符と引き換えるのだけど、事前にVeltraから「往復と書かれた部分を指で示してください」という注意メールをもらっていたので、往復切符、と何度も念を押したのにもかかわらず、運転手が手渡してきたのは片道切符だった。日本だったらありえないミスだよね。。。!

(切符の異常に気づいてくださったTさん、ありがとうございました。)

 

そう、その日は運が悪かったら「300km離れたフランクフルトに飛ばされたり」、「片道切符と引き換えられた上で、駅でもない異国の田舎の停留所に夜、取り残されたり」した可能性があったのだ。

 

怖い!

 

そのとき気づいたのだ。どれだけボーッと、うかつに生きていても安穏と暮らしていけたのは、そこが日本だったからだ。

 

わたし、完全にここでは異邦人だ!

どうしよう。

 

ミュンヘンに到着してしまった。そう、異邦人ライフ、始まってしまった。。。!

 

 

つづく。

 

追記。

旅行に持っていくと便利なもの。

旅行洗濯パック(例:amazonから)

https://www.amazon.co.jp/dp/B000WL8WBG/ref=psdc_334640011_t1_B000PRXHA8

ヨーロッパのホテル、湯船も洗面器もないからね、洗濯にこういう袋は必要です。

 

インスタント味噌汁

日本に住んでるときは特に食べたくないのに、なぜか外国にいくと食べたくなるもの。ご飯と味噌汁。

f:id:Huaca:20190528234036j:plain

SU-SHI-YAを見つけて買って来たアボカドロールとともに(ウィーンにて)。

 

すみません、Tさん、洗濯セットもインスタント味噌汁もめぐんでいただいて。。(泣)たぶん、わたし、Tさんがいなかったら異国で野たれ死んでたかもです。

帰国して同僚と「Tさんは最強の魔法陣で召喚した守護霊どころか守護聖人守護天使レベルだよね。これで(ラスボスを)倒せなかったら誰も倒せない。」という見解で一致しました。