今回、奈良に来たのは9年ぶりでした。
じつは学生時代2年ほど、奈良に住んでいたことがあります。
その当時の思い出といったら
冬の学生寮で凍死しそうになったり
夏の学生寮で焼死しそうになったり
豪雨に襲われ溺死しそうになったり
朝日を見ながらラボに行って朝日を見ながら寮に帰ったり
2時間に1本しか無いバスに無視されて置いて行かれたり
昼に学食で買った色鮮やかなパン1個で餓えをしのいだり
そしたらそのパンが色鮮やかなカビだらけでお腹壊したり
とにかく、思い出したくない事ばかりだったのです。
当時は奈良は田舎とおりこして彼岸なんじゃないかと思っていました。
奈良というよりあの学校の立地ポイントが特殊だったせいもあるのかもしれないけれど。
当時の私は、「こんな極限環境下で生きられるのは
古細菌かクマムシしかいない(ノ><)ノ」と思っていた。
しかしもう私も大人。大人には大人の旅があるのです。
というわけでセレブなホテルに泊まろうとネットで探したら
無い。
出発3週間前にも関わらず奈良の主要なホテルは満室でした。
そう、桜の時期はホテルの予約が難しいのです。
とくに、ホテルのたくさんある京都と違って奈良は難しい。
困ったなぁ(_ _;)
そのときふと思い出したのが受験のときに宿泊したプチホテル。
古っ都ん100%
(コットンと読みます)
インパクト強い名前だから覚えていたんだよね〜^^;
受験の朝に食べた「ハート形の目玉焼き」が印象強くて。
まだあのホテルはあるのかな?(←失礼^^;)
だって9年前もずいぶん古かったんだもの。
ありました、まだありました。
猿沢池近くの、観光名所超ド級ど真ん中です。
猿沢池で太陽礼拝(←ヨガのポーズ)する亀たち(早朝撮影)
このホテルは朝食付き一泊5050円。観光地で破格のお値段です。
部屋の様子からあの頃の学生寮を思い出します。
だけど、この部屋にはクーラーもヒーターもあるし
お布団はふかふかだし、お風呂は部屋についてるし学生寮よりずっといいや。
と、満足して部屋の明かりを消すと
なんだか11年前の受験の夜の気持ちを思い出しました。
緊張してたけど、今から思うと懐かしいなぁ。
そして、奈良で過ごした2年間、ぜんぶ楽しかったなぁ。
お金が無くってレンタサイクルで回った明日香村も
てくてく歩いた山辺の道も。
なかなかうまくいかなかったノーザンブロットもマクロアレイも。
(いや多分先生は今でも楽しくないだろう^^;)
時間が経つと、気持ちもずいぶん変わってくるものなのです^^
(でも次の学校での4年間はまだナマナマしいな!血が噴き出しそうだ!)
翌朝、1階にある食堂で朝食を食べました。
(ちいさな町の喫茶店といった懐かしいかんじ)
ほのぼの懐かしい気持ちになりつつ
懐かしい友達と懐かしい奈良見物へGO!
つづく