ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

あをによし奈良の都は咲く花の(5)

本日も晴天。
ほんとうにお天気に恵まれるなぁ^^
(明るすぎて空が真っ白に映ってる。)


花盛りの東大寺
奈良の大仏にむかってこの11年間のご報告をします。


報告:ひとことで言うなら
波瀾万丈とか
スパルタ上等!だな。
どうか次の10年は平穏でありますように。


今回わたしと一緒に観光してくれたのは
わたしが地獄の学生生活を送った(←笑)同じ学校で
ポスドクをしているMNさん。
ついでにいうとMNさんは、私がその次に入った学校で
思い出すだけで、頭から血が噴き出しそうな4年間
過ごした同級生でもあるのです。
苦楽を共にというか共に死線を彷徨った戦友なのでした。


まさに同期の桜
合い言葉「桜の下で会おう!」
(間違っても「桜(花)の下にて春死なむ」ではないのです^^;)
でも学位論文〆切前夜、一瞬死んで魂があの世に逝ったかも(笑)



「いや〜〜、奈良町もずいぶん変わったね、お洒落になったね。
奈良の大仏は全然変わってないけれど。」
「wakaさん!奈良の大仏は変えられないんだよ!o(> <)o」
と、必死に教えてくれる、とても真面目な人です。
(「んなアホな〜〜!」ツッコミじゃないあたりがいいよね)


さてそんなMNさんと、9年前にお気に入りだった
万葉植物園前の万葉粥のお店でランチ。(写真は「さくら粥」)


懐かしい奈良町を散策。
すっかりお洒落に様変わりしていました。
古い町家を改造して若いアーティスト達に解放したらしく
手作りの1点ものの雑貨を取り扱う店が軒を並べています。



そんな雑貨屋の中にカフェがある場合も多く
カフェ好きの私としては大変うれしいことです。


「のこのこカフェ」で一休み。
豆乳チーズケーキとほうじ茶ミルク、春のパフェ。
(実は昨日も本社の人達と来てるんだよね。。^^;
気に入るとリピートしまくる。)



お腹が一杯になったところでまた奈良町を散策
雑貨屋のある通りを一本奥に入っただけで、


急に昭和の光景が広がります。
(そうそう、これだよこれ。私が知ってる昔からの奈良はこんなかんじ)

「赤い人形が亀甲縛りになってる。。。?」
(今回すっトボけたのはMNさん)
「ちがうよこれは庚申信仰の魔除けで、赤い猿なんだよ!」
(ツッコミ役がわたし)
ほのぼのした昭和の光景が一瞬のうちに
団鬼六の世界に染まっちゃったじゃないか!!


ちなみに庚申信仰とは:
「庚申」の日の夜には人々は寝ずに一夜を明かします。
人のお腹には「三尸の虫」がいて、
庚申の夜に人々が寝静まってから体から抜けて、
その人がしてきた悪事を神に告げ口しにいくといわれています。
すると、神があまのじゃくを通してその人に罰を与えるので、
人々は三尸の虫がぬけださないように寝ずに過ごしたというわけです。
それでも心配な人はあまのじゃくが嫌いな「身代り猿」を家の中に吊るしたり、
三尸の虫の嫌いだと云われるコンニャクを食べて悪魔を退散させるのだそうです。


そんな楽しかった奈良観光も今日で終わり。
MNさんと別れを惜しみつつ、帰路に着いたのでした。