チョコの神が手招くよ〜チョコレート展（上野）〜

現在、上野の科博で開催されているチョコレート展（2013年2/24まで）

入り口では大きなチョコレートの門がお出迎え。（板チョコ製）
すでにここで、甘いチョコの香りがプンプンです。

最初はチョコレートの歴史の解説から始まって
奥に行く程濃ゆい内容に。
そう、徐々にカカオ含有率が上がって行くかのように。。

最初のほうのアンティーク：チョコの歴史と文化エリア
ホットチョコレートを飲むためのポット
ふたに穴が開いていて、棒でかき混ぜられるようになっている。

ひっくり返りにくいデザインのチョコレートマグ

このブログでは写真撮影OKな部分のみ
写メをアップしていますが

著作権などで写真が撮れないエリアでは、
グリコや森永の過去のなつかしいチョコパッケージや
広告、ポスター等が並べられており、

昭和時代の
「いま、グリコアーモンドチョコを買うと手のり文鳥がついてきます」
みたいな衝撃的なポスターをじっさいに見る事ができます。
すごいわ、生き物が景品なのか。。。死んでても困るけど。
（チョコを買うのをためらってしまうな。。）

ネットに落ちてた当時の新聞広告（チョコの景品に文鳥）

アーモンドチョコがたったの20円。。！！
21世紀、なんでこんなに物価は高くなってしまったのか？
（文鳥よりも衝撃）

日本のチョコの歴史コーナー

長崎出島の阿蘭陀人から「しょくらぁと」として伝えられて来て
明治時代に森永が、大正時代に明治（製菓）が工場生産したけれど
戦争になってからカカオの輸入が（経済制裁で）止められ！
。。。ああ、だから終戦直後は進駐軍に「ギブミーチョコレート」ってねだったんだ。。
子供達、久しぶりにチョコが食べたかったんだね。。

忠犬ハチ公、原寸大ですよ。
いったい何キロのチョコを使ったんだろう？
チョコがたくさん食べられる平和な時代に生まれてよかったな。

しかしよくよく考えてみると
じぶん、本当に平和な時代に生まれる事ができたのか？
ってね。。

それがちょっと怖くなったりしてね。。

トリケラトプスのザラザラな触感をチョコで表現するとは
匠の技だな。

精神的な拷問エリアでは、スイーツ店を模したショーケースの中に
とてもおいしそうなチョコ展示してあるけれど

オランジェット：砂糖漬けの柑橘類の皮（ピール）をチョコレートで包んだフランス生まれの菓子。
ロッシェ・ダマンド：ショコラメレンゲの軽い食感と、アーモンドのざっくりとした食感。
エギュイエット・ドランジュ：オレンジピールを細切りし、一晩放置して乾燥させ、細かく刻んで焼いたアーモンド入りのチョコレートでコーティングしている。
ドフィノワ：クルミをふんだんに使いキャラメルを絡めてクッキー生地にサンドして焼き上げる。
マンディアン：大きな板状のチョコレートの上に、アプリコット、レーズン、ペカンナッツ、ピスタチオを散りばめた。

いちばん右のミラネーズが不明だな。。ホワイトチョコ＆クッキーのサンドっぽいな。

説明するだけ説明して試食は無し、っていう。。

食べたい。。だけど食べられない、拷問。

入り口の巨大板チョコ門が放つ濃厚なチョコ臭が充満する中
必死にチョコ欲と戦わなければならない
それはそれは残酷なエリア。

そのかわりに、最後のお土産ショップで
これでもか！とチョコ（と、チョコ雑貨）が売られ。。。
いままで我慢しまくっていた欲望をここで発散させる目的か。。
悪魔だな、科博。
さては、いままでの展示は全部ステマだったんだな。。
チョコ欲に点火された人々はここで買い物欲を
大爆発させる事でしょう。。

バレンタインももちろん視野に入れてますとも！
みたいな鍵と鎖のチョコ。
（当然バレンタイン期間中も開催してるからねぇ）

バレンタインまでにどれだけ売りさばく気なのか。。
恐ろしい戦略を考えたもんだな、科博。