全部水!
そんなわけがない!
「たる樽」「露葉風」「五百万石」。。。
たぶん、奈良近辺でしか味わえないお酒ばかりじゃないのかな。
上の画像は「利酒セット」
ここは近鉄奈良駅近くにある「やたがらす」
やっぱりその土地土地の地酒って珍しくて
おいしいんだよね。(画像は「あらしぼり」。呑んだ中で一番おいしいかも。)
ちなみに「あらしぼり」の前にあるのは舞茸の天ぷら(揚げたて)
大和地鶏はオス肉のほうが旨味が凝縮しているらしい。
確かに身が締まっていて、プリプリしてジューシー。
目の前で焼いてもらったものを
レモンを絞って、サッパリといただきま〜す。
3月下旬。東京の桜は既に散りかけ。
しかし奈良(の、山奥)は。。。
まだ五分咲き。
季節が少し遡ったみたいだ。
そう、時計を少し巻き戻してみる。
卒業以来初めて訪れた母校。
いつのまにか近所に駅ができたりして
レストランとかコンビニが建っちゃったりして、
ステキに開発されてるじゃない!
もう、奈良シュビッツじゃないね。
キャンパスにある学生寮があまりにも寒くて
部屋の中で凍死しそうになったのなんて何かの間違いね。
きっと今はエアコンとか、ステキなものが入ってるはずよ。
生協で売ってたパンがカビだらけだったとか何かの間違い
もう、12年も経ってるんだもの。
懐かしい顔ぶれ。
なつかしい。。。(ノ゚⊿゚)ノエ〜ト
男の人たちの髪の毛エリアがあらかた縮小されて(見ちゃイカン)
私の体重が2割増しした、(見ちゃイカン)
12年とはそのように長い歳月なのでございました。
(全て見なかった事にするんだ)
時が経つのって恐ろしいね!
校舎に掲げられていたささやかな垂れ幕。
最近ノーベル賞を取った某研究のほとんどがこの学校時代の仕事だったようですが
あまり宣伝はされていません。
謙虚っていうか、もっと宣伝してもいいんじゃないのかな〜( ̄ー ̄;)
このY教授の研究室で学生募集が始まったのは
私の1学年下の世代から。
そこで後輩ちゃんに聞いてみました。
私
「あの頃、Y教授のラボの募集には学生が殺到したみたいだね。
12年前から、将来ノーベル賞を取る研究だってわかってたの?」
後輩ちゃん
「説明会がすごく面白かったんですよ。
みんな絶対この研究したいって思ったんですが
できたばかりのラボで定員は3人だけだったんです。」
すごい倍率になり、ラボを落ちた学生続出。
しかしY教授は学生ひとりひとりに電話をかけてきて
ラボに入れられない事を詫びたという。
私
「へぇ〜、ひとりひとりに?TVで見た時も誠実そうな
先生だったけど、本当に中身も誠実な先生なんだね〜」
後輩ちゃん
「第二希望のラボの先生に私から話をしましょうか?とまで言ってくださって。。」
そうか、あのY教授と電話で話した事があるっていうのもすごい話だね。
画像は私の卒業したラボの風景。(注:Y教授のラボじゃないです)
積み重なってるのはとある細菌の培養プレート。
懐かしいぜ。徹夜実験地獄だったぜ。
そんな他愛無い雑談をしていると、隣でボソッと先輩がつぶやいた。
「T、アイツ。。。よほど苦労したのかな。。」
視線の先には私の同級生T君がいた。
た、たしかに、かなり老けてしまったというか、
先輩よりも先輩に見えるというか。。。
後輩ちゃん
「か、貫禄が!貫禄がついたんです、きっと」
確かに、T君、すでに教授並みの貫禄だなぁ。。。( ̄- ̄;)
どんな12年だったんだろう。。。
しかし、後輩ちゃんの12年もいろいろあったんだろうな。
さっきからいろんな人達のことをフォローしてるもん。
気遣いが大変な職場にいるのかなぁ。。。
私なんかさっきから髪の毛エリア縮小しちゃった人の
アタマはガン見するし、太った人のお腹は凝視しちゃうし、
たいへん失礼な人になっちゃってるよ
(お腹は他人のことを言えない)
そんななか、うちのラボの教授を見ると。。。
ただ一人、当時と変わってない。
きっと、時を止めるレベルにならないと「教授」にはなれないんだ。。。