ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

祭りだ!ニッポン!秩父夜祭り大花火!(大玉はどうした)

池袋駅から西武池袋線に乗ってそろそろ終点。
だんだん窓から見える風景が心細くなってきた。
そう、ここは秩父
大秘境、秩父。神々の聖域。
人間が見あたらない秩父。。。




あっ!秩父にも人間がいたよ!

秩父神社にて


今夜は我々、秩父夜祭りに来ているのです。
町中では上げられない、大きな花火があがるんだって!
さすが大秘境です!そして、冬の花火大会なんて、めずらしいよね。
(← 宵宮より大祭の日のほうが大きい花火です)


西武秩父駅の駅員さんに聞いてみました。
「花火があがるまで、どこで待っていたらいいですかね?寒いし。」


駅員さん
「ぜひ屋台を見てくださいよ!!!今夜は屋台の曳回しがあります!!」
(拡声器を取る)「皆様!ぜひ屋台をごらんください!珍しい、山車が...」



どうも私、うかつなことを言ってしまったようです。
秩父夜祭りといえば山車が有名なようですね(シロウト)
でもキラキラ眩しいものに惹かれるサガなの許して。


花火が始まる前に腹ごしらえといきましょうか。
西部秩父駅に隣接する仲見世どおり

おっきりこみうどん。

これは「わらじカツどん」ちゃんと1足分ある(カツ2枚)

武甲政宗純米酒、熱燗でしたっけ?(あと、芋のツマミ)



仲見世の食べ歩きもおいしいよね〜

「あっ!栗のゆべしだって。これ、甘くておいしいね!さすが栗だよ。」
「わかさん、これは栗ではなく粟だよ。。。」
ではなく、ね。でもうまかったよ!




花火が始まるまで、このエリアのゆるキャラがおもてなししてくれました。
西武秩父駅特設ステージにて)

左から、ぶこうさん(武甲山)、みーな(皆野町)、つららん(小鹿野町


「つららんにはつらろん、つらりんというお友達がいたのですが、
氷の国に行くバスに乗り遅れてしまって、ここ(人間界)にいるのです!」



ゆるキャラは設定がイノチなのだな。。。なんか、どっかの
「2千年に一度現れる奇跡の梨の妖精」を彷彿とさせるよ。。。


「つららんが持っているキラキラしてるものはなんですか?」
「つららんは山奥に住んでいるので、熊鈴です!」

ファンタジックな存在なのに設定が妙にシビアだな。



秩父神社でおみくじを引いたのですがこれが水占でした。
水にひたして、文字が浮かび上がってくるのね。


神社の中にある池に浮かべます。


あっ!うかびあがってきたよ、大吉。
どこで乾かしてる、我々、、、

灯籠のうえですみません



大祭の夜はたいへんな人出です。
そう、鹿沼の秋祭りと花火大会と花市が一気に来たような騒ぎ
(ローカルな例えすぎて想像できる人が少ない)
秩父神社の参道がたくさんの人でごったがえしてます。



華やかな山車だね。



わが故郷、鹿沼には見事な彫刻屋台がありますが、
この、花笠をつけたタイプの笠鉾は見た事がありません。華やか。


ただ、残念なことに、この華やかな花笠は電線に引っかかる、
ということで、花笠はつけずに引き回すそうだ。残念。
この花笠は秩父まつり会館にて撮影したもの。

これはしだれ桜ではなくて稲穂を表した飾りなのだそうな。
五穀豊穣を祈る山車らしい。見てみたかったな。さぞかし華やかだったろうに。

屋台の脇の綺麗な刺繍。



たしかに、数年前の夏に行った東北のねぶた祭りでも、
背の高い山車は電線との闘いだったもんね。
信号機狙ってます。(ねぶた祭り

狙われた電線。(ねぶた祭り

電線の間に入り込む!(ねぶた祭り


そんな、電線と山車の壮絶な闘いを見て来た我々としては
山車は安全第一で、しかし、花火は大きくぶち上げて欲しいな!


さてさて、花火の時間ですよ。(本祭、19:30~、羊山公園
日本芸術花火大会といって、全国の選ばれた優秀な花火職人26人が
得意とする尺玉を持ち寄り、対打ちすると、ほほぅ。


鹿沼の花火大会では散々な出来の写真だったけど
(煙しか撮影できなかったけど)
けっこう、撮影の腕も上がって来てるんだよ、ほら。

これなら難しい花火画像も、撮影できる可能性、高い!


そしていよいよ、
ドンッ!という空気を震わす音がして、
ズンッ!と足もとからお腹に響く振動が全身に伝わり、


夜空のキャンバスいっぱいに、大玉が!!おお〜〜〜!!
今だ、シャッターチャンス!!



。。。あれれ?

ひゅ〜〜〜〜るるる〜〜
私の心のフィルムに(だけ)焼き付いたのでありました。



。。。。おあとがよろしいようで。



注意事項:
秩父夜祭りは大変寒いです。厚着しましょう。(都内仕様だと凍えます)
御花畑駅のダイヤは大幅に乱れます。(っていうか20時以降の電車が無くなります。)
帰りの足をちゃんと確保してから観光しましょう。(地獄を見るよ!見たよ!)
西武秩父駅から出るレッドアローは夜遅くなる程満席です。早めに切符入手しましょう。
西武秩父駅バスロータリーは特設ステージで完全に潰れます。バス停の場所を確認しましょう。バス停全部、脇に押しやられてます。
あちこちで交通規制が行われてます。地図通りになんて歩けない!ご注意あれ!



とにかく、秩父の人々がこの秩父夜祭りに全力を賭けてるんだってことがわかった!!