ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

イギリス旅行記 花粉症とHeart of England

イギリスではプラタナスをよく見かけた。(というより、他の木を見かけなかった)


鈴懸の街路樹なんて素敵なんだけれども、
なんか、くしゃみ鼻水が出るんだよね。
わたしが全然素敵じゃない。
日帰りバスガイドさんの話によると、ロンドンではプラタナス花粉症が問題になっているらしい。
日本の杉とヒノキの花粉から、やっと逃げてきたと思ったら、旅行先で鈴懸花粉症になるなんて。全世界的な花粉の呪いか。


プラタナス街路樹の歴史は産業革命の時代にさかのぼる(らしい)。
当時のロンドンは工場からの排気ガスで真っ黒。
街路樹が黒く染まり、どんどん枯れていって、結局プラタナスしか残らなかったという。


余談
ロンドンの白い蛾が、黒い色の木に合わせて
黒い蛾に「進化」して、白い蛾が少なくなったほど大変な大気汚染だった。
白いと天敵に見つかりやすくなっちゃうからね。
(ちなみにこの現象を工業暗化といいますが。蛾。)
今は白い蛾に戻ったらしいけれど。



ロンドンから西へ200キロ。広がるなだらかな丘陵地帯。
感想:山が無いな〜〜。地平線まで平野って見たことある?北海道以外で。


そんな激しい産業革命のなか、中世のまま取り残されたのがコッツウォルズ
その前に栄えた羊毛産業を担っていたから、産業革命に乗り遅れたというか
いや、それがかえって良かったのだ。
この古い町並みを保存する運動がおこり、
今では英国人の心のふるさと(Heart of England)と言われているのだから。

「イギリスでは天気予報は当たりません。むしろ牛の天気予報が当たります。」
牛が伏せていれば雨
立っていれば晴れるのだそうな。


この場合は伏せてる牛が多いな。。。雨が降るかな?
と、思っていたら、すぐににわか雨。

にわか雨といっても明るい。すぐに晴れる。
そのあとは細かな光の粒子が風景を飾る。


イギリス、晴れたり雨になったり忙しいな。
でも、同じ風景でも別の側面が見られて面白い。
雨の時と晴れのときで、印象が全然違うのだもの。


雨の時

晴れの時

まるでオフィーリアが流れてきそうな川だ。


印象か。。。
光でぜんぜん見え方が違う。
まさに印象派の絵画というか、(それはフランス発祥だけど)
もしや、ヨーロッパの風景って、光と雨の加減で随分見え方が異なるのでは?
イギリス以外の国にも行きたくなってきた。


妖精が現れそうな町並みが見えてきた。(Castle Combe 付近)

街を貫く道筋にそって綺麗な川が流れる。川面が光を反射し、木々の緑に反射する。夢みたいな光景だ。


蜂蜜色の石灰石で統一された家の壁。
セメントは使用されずに石のみで積み上げられているのだそうな。



軒先には手作りのパンを置いて無人販売している家もある。のどかな町だ。


写真を貼りますので、美しい街並みを、歩いた気分になってごらんください。




マナーハウス(現在はホテル)


すみずみまで美しい街だ。


こんなところに、住んでみた。。。


。。。くない。(妖精なら住める)


なぜならば!(続きは次回の中世の大聖堂編で。)



おまけ画像
お天気が悪いと、素敵なマナーハウスホーンテッドマンション化する例。さっきのマナーハウスと、同一人物(?)です。



光のマジックってすごい!



.