ぐるぐるぐるめ♪

栃木県産。東京→奈良→静岡→ふたたび東京、たま〜に海外旅行、食べある記。10年以上書いてますので、すでに閉店しているお店もありますがご容赦を。

初夏の関西その2

「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝食を取ればいい」by サマセット・モーム
(なんか色々物議を醸しそうな言葉だ)


イギリスを旅行した時、昼も夜もボリュームのある食事をしていたため、
胃を休めるためにも(←気休め?)
朝食は質素にコンチネンタル・ブレックファストを摂っていた。
陸風朝食 =
「暖かい食べ物がなく火を通さない冷たい料理を中心としたもの」
内容:パンとヨーグルトとハムとお茶
(簡素だけど、欧州はヨーグルトがやたらウマイから許せる)



しかし英国旅行最終日、
「もうお腹なんて壊れてもいいや〜!ヒャッホ〜!」
で、いよいよ朝っぱらから「イングリッシュ・ブレックファスト」に挑戦。
イングリッシュ・ブレックファストはフル・ブレックファストともいわれる。



2015年の英国旅行日記(イギリスの食事編)
イングリッシュ・ブレックファストとは。
ソーセージ・ベーコンなどの肉料理、
オムレツ・スクランブルエッグなどの卵料理、
焼いたトマトやマッシュルーム、
「ベークトビーンズ」というトマト味のいんげん豆の煮込みなどをとりあわせて一皿に盛ったものである


ちなみにイングリッシュ・ブレックファストは、コンチネンタル・ブレックファストの2倍のお値段がするんだよね。
いや〜、なんか、階級社会を感じたね(違)。


しかし、たしかにおいしい。おいしいんだなこれが。
私、朝食は一生、毎日「イングリッシュ・ブレックファスト」でも飽きないと思う。(本気)


英国から都内に戻って、探したよ。
フル・ブレックファストが食べられるお店を。


結論:無い。



もう自分で作るしかない。(実際作った)
でもなんか違う。違うんだよほら、雰囲気が。
ほら、こういうかんじ。


無理。(まず、執事を雇うところからだ)


あきらめかけた時、見つけたこのサイト
ロンドンティールーム堂島本店


そうそうそう!
これこれこれ!
まさにこういうの!
もとめていたものがこの世に存在したよ〜〜!!

画像:ロンドンティールーム堂島本店(お知らせのサイトより)
そして、いまや希少なMINTONで統一された食器たち


自分に足りないものがわかった。英国朝食は、
まず、茶器とか銀食器とかカトラリーとかテーブルウェアをあれこれ揃えるところからだ!
(カタチから入るのね!)
このトーストスタンドが効いてる。
これならカリカリ感がずっと保てるよ!


日本にも本格的なお店があったのね!と喜んだのもつかの間
それは大阪のお店。
東京から毎日行くとか不可能。
もしウチの近所にあったら間違いなく週末ごとに通ってた。残念すぎる。
朝食を食べるためだけに新幹線に乗るとか、さすがに無理。


しかし、神はわたしを見捨てなかったヽ(*^ω^*)ノヤッター


オトナの事情で経緯は省きますが
ともかく、朝っぱらから
大阪のロンドンティールーム堂島本店の前に存在する事が可能になった私。

やったね私!


店内は想像していた通り
アンティークの木製のテーブルと椅子、ほぼコンパートメント席で落ち着ける。


店内イギリス風で統一、と思いきや大阪っぽい雰囲気も残しつつ(笑)

店内入ってすぐ出迎える昭和時代とおぼしき謎の人形たち


そうなのよ、この雰囲気

Mappin&Webbのシルバーティーセットにイングリッシュブレンドを淹れて


なかなか便利な小道具だよね〜
こういうディテールにこだわるのも大事だよね。英国朝食。

ポットハンドルカバー(ポットの持ち手の熱さもこれでOK)
しかもポットの蓋も開かないように工夫されている。



これが、英国食パン

ザックリした食感の薄い食パンをカリッカリに焼いてね
もちもちしたパンより好きなんだな〜、このパサパサ感が
たまらない、このクッキーみたいな硬い食パン。
食パンなんて、もちもちしていなくていいし
分厚くなくていいし、ましてや、やわらかくなんてなくていい。
No more mochi mochi! No more fuwa fuwa!
(国内食パン業者に喧嘩売ってそうなセリフだけど)
たまらない、このスコーンとかカリカリ食パンに代表される
イギリスのパッサパサな、水分のないパンの文化。
このパサパサ食感にクリームだのジャムだのたっぷりつけるの、最高!
なんか、説明すればするほど変わり者に見えるな私。


ずっと食べたかったの!

(とくにこの焼きマッシュルーム。切らないで丸ごとならなお良かったんだけど)


。。。と、ここまで書いて気づいたんだけど
もしかしたらイギリス料理、日本人の口に合わないから
なかなかお店が無いのかな〜。。と。
パッサパサなパンとか、英国と日本で食感の好みが違うのかもな〜。。なんて。



追伸
Tさん、英国旅行に続き、早朝の英国朝食までおつきあいくださってありがとうございましたm(_ _)m



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